暑さで食欲がなくても、栄養満点の食事をサラッと食べられるようにと生まれた、「冷や汁」。宮崎県の郷土料理として有名ですが、今では夏を代表する料理として、レシピも豊富にあります。
今回はYouTubeの料理系チャンネル『ささみキッチン』で見つけた、「サバ味噌冷や汁」にトライ。サバみそ煮缶を使うから、魚を焼いて身をほぐす手間も省け、手軽に作れそう♪サバ、豆腐、きゅうり、薬味と具だくさんなのもうれしい!

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ささみ@自宅料理人さんのX(旧Twitter)がこちら!

熱々のご飯に『冷や汁』をぶっかけクーラーガンガンの部屋でビールと共に流し込む。
おじさん幸せです。 pic.twitter.com/SJiCdw4yEs— ささみ@自宅料理人 (@sasami333777) July 14, 2024

サバみそ煮缶で作った「サバ味噌冷や汁」の画像が、ささみ@自宅料理人さんのX(旧Twitter)にポストされていました。

お肉が入っているように見えますが、缶詰のサバを使ったものですよ。身がごろっと入っていて、食べ応えがありそう!

レシピ考案者のささみ@自宅料理人さんは、チャンネル登録者99.1万人のYouTubeの料理系チャンネル『ささみキッチン』を運営。ひとり暮らしの社会人なので、日々の料理に役立つようなレシピを考案しているんですって。

今回作ってみる「サバ味噌冷や汁」は、夏の朝食にもおすすめだと紹介していました。缶詰を使うから、手軽に作れるのもポイントです♪

サバ缶で気軽に作れる!「サバ味噌冷や汁」を作ってみた!

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


【材料】(作りやすい分量)
サバみそ煮缶…1缶
きゅうり…1本
塩…少々 ※塩揉み用
豆腐…150g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
白だし…60ml
水…600ml
しょうが(すりおろし)…小さじ2
青ねぎ(小口切り)…たっぷり
青じそ(千切り)…たっぷり ※今回は青じそ3枚使用
みょうが(小口切り)…たっぷり ※今回はみょうが1個使用
白いりゴマ…たっぷり
ゴマ油…少々

【作り方】
1. アルミホイルを敷いた天板にサバの身を乗せ、トースターかバーナーで焼き色が付くまで焼きます。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


220℃のトースターで8分ほど焼くと、アルミホイルの上のみそだれだけが焦げ、スモーキーな香りが♡サバの身には焼き色が付きませんでしたが、表面の水分が抜けたようになったので、取り出しました。

バーナーをお持ちなら、バーナーで焼いた方が、しっかりと焼き色が付きそうですよ。

2. きゅうりを薄切りにし、塩揉みして余分な水分を絞ります。


【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


塩揉みすることで、きゅうりの水分が抜けて、程よいやわらかさになりますよ。

3. 豆腐をキッチンペーパーで包んで、余分な水分を吸い取ります。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


重石などはせず、キッチンペーパーで軽く水分を吸収する程度でいいので、楽チン♪

4. ボウルに1のサバを入れて細かくほぐし、しょうゆ、みりん、缶詰の残り汁、白だし、水、しょうがを加えてよく混ぜます。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


旨味が詰まった缶詰の汁も、無駄なく使いましょう。調味料を加えて、よく混ぜました。

5. 2のきゅうり、手でちぎった3の豆腐、青ねぎ、青じそ、みょうが、白ゴマ、ゴマ油を加えて混ぜます。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


豆腐を手でちぎると断面が凸凹になり、冷や汁がよく絡みます。薬味をたっぷり加えて混ぜたら、完成です!

サバのみそ煮缶と白だしの味がしっかり♪濃いめの味でご飯が進む!

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


ささみ@自宅料理人さん考案の「サバ味噌冷や汁」が完成しました。缶詰のサバのみそ煮、豆腐、きゅうり、薬味と具だくさんな冷や汁になりました。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


まずは具を食べてみると、サバの身はほろっとやわらかく、きゅうりはポリポリとしていて、歯ごたえが対照的。豆腐は粗く崩したので食べ応えバッチリ!青じそとみょうがの爽やかさ、白ゴマのプチプチ感が、おいしさのアクセントになっています。

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


冷や汁を飲んでみると、かなりしょっぱめ。
サバのみそ煮缶の汁だけでもしっかりとみそ味が付いている上に、白だしも加えているので、筆者には塩味が強く感じました。

動画ではご飯にかけて食べていたので、それを計算しての味付けなのかも。筆者には塩辛かったので、水を適量足して、すこし薄めていただきました。

焼き魚のほぐし身の代わりにサバのみそ煮缶を使えば「冷や汁」が簡単に♪

【郷土料理の“冷や汁”革新】缶詰で手軽においしい♡煮汁と白だしで濃いめの味「サバ味噌冷や汁」作ろう


YouTubeの料理系チャンネル『ささみキッチン』で見つけた「サバ味噌冷や汁」は、サバのみそ煮缶で手軽に作れる、具だくさんな冷や汁でした。

冷や汁は宮崎県の郷土料理として有名ですが、焼き魚の身をすり鉢ですって、みそとだしを加えて伸ばして作るのが一般的。それに比べると「サバ味噌冷や汁」は、缶詰のサバの身と汁で手軽にパパッと作れます。朝食に作っても、それほど負担にならないレシピでした。

缶詰の汁まで完食出来るので、食材を無駄なく使えるところも魅力的。ただし、汁の味付けは濃いめなので、水の量を増やすなどして、お好みの加減で作ってくださいね。

上記分量で、たっぷり2人分を作れましたよ。栄養も食べ応えも満点な一品になるので、ぜひ!

<参考文献>
『農林水産省~うちの郷土料理 宮崎県 冷や汁(ひやじる)~』
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hiyajiru_miyazaki.html
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