数々の「ピーマンの肉詰め」レシピを考案してきたリュウジさん。けれど正直面倒なので、やる気がなくてもおいしく作れる「虚無な肉詰めピーマン」を発明したとのこと。
料理研究家らしからぬ大胆な作り方で、仕上がりも大雑把な感じでしたが、味は抜群なようです。こちらのレシピは「虚無ステーキ」のアレンジ版なのだそう。合いびき肉が肉肉しく焼ける「虚無ステーキ」がベースなら、きっとおいしいはず♪物は試しで作ってみよう。

肉ダネは絞り袋でみっちり注入!レンチンでパサつかない&肉汁封印!「シン・ピーマンの肉詰め」作ろう

リュウジさんの「虚無ステーキ」のX(旧Twitter)がこちら!

金が無くてもこんなにうめえステーキ食えんだよ。やけくそで作る虚無ステーキ

ハンバーグとの違いは混ぜものをしない、捏ねない、だから肉感がしっかりして最高にウマい

ソースも最高なんでこれは是非作って、ハンバーグとは違うのだよハンバーグとはhttps://t.co/wgQo2NPbv9 pic.twitter.com/zg5SNExwcW— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) March 17, 2023

「虚無なピーマンの肉詰め」のベースになっているのが、上記のX(旧Twitter)にポストされている、「虚無ステーキ」。

筆者は以前「虚無ステーキ」を作りましたが、ショート動画でリュウジさんが語っているように、合いびき肉を使うのに肉感がすごい!肉肉しいおいしさを、感じることが出来ました♪

今回作ってみる「虚無ピーマンの肉詰め」は、この「虚無ステーキ」にピーマンを埋め込むという、驚きのレシピ!

従来のピーマンの肉詰めは、ひき肉を練って肉ダネを作り、それをピーマンの空洞に詰めて焼きます。けれど、そんな工程は一切なし。

長時間蒸し焼きするのがポイントのようなので、さっそく作ってみます♪

常識破りな作り方!「虚無ピーマンの肉詰め」を作ってみた!

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


【材料】(1~2人分)
ピーマン…3個(100g) ※今回は大きめのピーマン2個(100g)を使用
合いびき肉…220g 
塩・こしょう…各適量
アジシオ®…適量
ケチャップ…大さじ1
中濃ソース…小さじ1

1. 洗ったピーマンを半分に切り、中の白い筋を押し潰します。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ひき肉がたくさん詰まるよう、縦に通っている白い筋を手で押して潰します。種は取らなくていいんですって。

2. 点火前のフライパンに、パックをひっくり返してひき肉を出し、手で少し押して広げます。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


必ず火を切った状態で、ひき肉を出してくださいね。
パックから直接、どん!と出すなんて、虚無レシピならでは。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ひき肉がばらけない程度に押して、ひとまとめにします。

3. ピーマンの断面を、ひき肉の表面に押し付けるようにして、並べます。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ひき肉にピーマンを埋め込むのが、ポイントです。詰めるのではなく埋め込んで、焼いていくって…。こんな方法を思い付くのが、スゴイです!

従来の「ピーマンの肉詰め」とは作り方がまったく違うので、別の料理を作っている気分。

4. 中火に点火して、塩とこしょうを振り、フタをして3分ほど蒸し焼きにします。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ひき肉とピーマンに火が通るように、蒸し焼きにします。中火で3分蒸し焼きにすると、ひき肉がこんがり焼ける香りが広がりました。

5. ひっくり返して、塩とこしょうを振り、フタをして、ピーマン側を4分30秒ほど焼きます。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ひっくり返すと、ひき肉においしそうな焼き色が付いていました♪ただ、今回はピーマンの埋め込みが弱かったみたい。焼いたことで肉が縮み、一番端のピーマンが外れてしまいました。


それはひき肉の下に入れて、何事もなかったように焼き続けます(笑)。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


フタをして、4分30秒ほど蒸し焼きに。ピーマンの種にもしっかりと火を通すため、ひき肉の面を焼いた時よりも、長めに焼くのがポイントです。

6. ピーマンに沿ってフライ返しで切り分けます。フタをして、さらに2分ほど蒸し焼きにします。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


焼けたひき肉の上から、フライ返しでザクッと切り分けましたが、4個とも肉からピーマンが剥がれてしまいました。そこでピーマンにお肉を乗せたら、肉詰めのような雰囲気に。

また、ひき肉を切る時にピーマンとピーマンの境目がわかりにくく、一部、ひき肉が割れてしまいました。そのため、イマイチな見た目に。とはいえ、リュウジさんの動画でもこんな仕上がりだったので、「虚無なピーマンの肉詰め」は、ラフな仕上がりでいいはず。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


もう一度フタをし、2分30秒ほど火を通したら完成です。お皿に盛り付け、ケチャップと中濃ソースを混ぜたソースと「アジシオ」を添えましょう!

肉は香ばしくピーマンはとろっとろ!BBQの肉と野菜のようなパワフルさ

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


リュウジさん考案「虚無なピーマンの肉詰め」の完成です!画像手前のお皿に乗せた「虚無なピーマンの肉詰め」は、きれいに焼けました。
が、奥のお皿のものは、ピーマンから肉が溢れたり、切れてしまったりと、イマイチな見た目に…。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


半分に切ってみると、表面はこんがり&中もしっかりと火が通っています。ピーマンにも、こんがりとした焼き色が付いていますよ。ひき肉を練っていないので、粒感が残っているのが特徴的ですね。

「アジシオ」を振って食べてみると、ひき肉が香ばしくて肉感が強い!ひき肉の粒感を感じますが、1枚肉のようになっているので、噛み応えもしっかり。BBQのお肉のような、おいしさです。

ピーマンは肉汁を受け止めているので、ジューシーでとろっとしたやわらかさ♪焼き色も付いているので、甘さと苦さ、両方の味わいが広がります。

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


ケチャップソースを塗って食べてみると、マイルドさが増して穏やかな味わいに♪ソースを塗った方が、従来のピーマンの肉詰めのようなまろやかさが増し、子どもウケしそうなおいしさでしたよ。

ひき肉を練って詰める手間なし♪楽なのにパワフルな味わいに作れる!

リュウジ『ピーマンに肉詰めるのでなく、ピーマンを肉に“埋めろ”』 BBQ料理っぽいワイルドな味に衝撃!


リュウジさん考案の「虚無なピーマンの肉詰め」は、パックごとのひき肉にピーマンを埋め込んで蒸し焼きにする、驚きの作り方でした。

ひき肉を捏ねる必要がないので手が汚れにくく、練る力も必要ないので、ストレスフリーで作れました♪

ただ、ピーマンをしっかりとひき肉に埋め込まないと外れやすいので、ご注意を!また、焼くとお肉が縮むので、パックから出したお肉は、大きめに広げる必要がありそうでした。

といっても、虚無レシピは楽においしく作れればいい!というスタンスなので、見た目にこだわらなくてもOK。多少不格好に仕上がっても、気にしなくていいのも、うれしいです♪

従来のピーマンの肉詰めにはない、パワフルな味わいに仕上がるので、ぜひ!
試してみて、損はないレシピですよ。
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