わたしはカルパッチョが大好きでよく作るのですが、いつも似たような食材に偏りがち。でも、そんなマンネリを打ち破る衝撃のレシピを見つけちゃいました。
それが、この「真っ赤なカルパッチョ」です。伝説の家政婦・志麻さんが日本テレビのバラエティ番組『沸騰ワード10』で披露していました。こちら、スイカとトマトとマグロを使っているんですよ。赤のグラデーションが映える、夏に食べたいひと皿です。さっそく作ってみましょう。

【志麻さんの初夏のヘルシースタミナ系】「サバ缶のコチュジャンドレッシング」に挑戦!韓国風ピリ辛味♡

志麻さんの「マグロとトマトのスイカカルパッチョ」の材料と作り方

【材料】※2人分
マグロ…200g(柵がおススメ)
トマト…2個
スイカ…1/4個
オリーブオイル…大さじ3~4
塩…3~4つまみ
黒こしょう…適量
バジルの葉…1房(なくても可ですが、あると映えます)

【志麻さんのおしゃレシピ】マグロにトマトに…え、スイカも合わせるの!?「真っ赤なカルパッチョ」作ってみた


マグロ、トマト、スイカは小さめのさいの目に切っておきます。
スイカのタネは除いておきます。

【作り方】※調理時間:3分
1. マグロをボウルに入れ、塩2~3つまみを加えて混ぜます。

【志麻さんのおしゃレシピ】マグロにトマトに…え、スイカも合わせるの!?「真っ赤なカルパッチョ」作ってみた


2. トマトとスイカを加えます。

【志麻さんのおしゃレシピ】マグロにトマトに…え、スイカも合わせるの!?「真っ赤なカルパッチョ」作ってみた


3. 塩1つまみ、黒こしょう、オリーブオイル大さじ3を加えて全体をよく混ぜます。

【志麻さんのおしゃレシピ】マグロにトマトに…え、スイカも合わせるの!?「真っ赤なカルパッチョ」作ってみた


4. 器に盛りつけ、上からオリーブオイル大さじ1と黒こしょうを振りかけ、バジルを飾って出来上がりです。

【志麻さんのおしゃレシピ】マグロにトマトに…え、スイカも合わせるの!?「真っ赤なカルパッチョ」作ってみた


予想通りと言ってしまえばそれまでですが、真っ赤なカルパッチョが出来上がりました。
最初はけっこう疑ってかかっていたものの、「もしかしておいしいかも?」とワクワクしてきました。

食べてみると本当においしいカルパッチョ。マグロ、トマト、スイカそれぞれの食感が楽しく、オリーブオイルで全体がうまくまとまっています。しかも塩と黒こしょうがいいアクセントになっています。

わたしはレモンやバルサミコを軽く振るのが好きなのですが、トマトがいい感じに酸味を補っているので、レモンやバルサミコがなくても全く違和感は感じませんでした。かえって塩と黒こしょうで食べることで、マグロ本来の味が際立っているように思います。

イタリア料理であるカルパッチョは、薄く切った牛の生肉にチーズなどをかけるというのが元々のレシピです。これを魚の薄切りにアレンジしたのが、「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ、落合務さんです。

今では巨匠と呼ばれる落合シェフがイタリア修行から日本に戻って来たのは1980年代ですが、当時は牛肉を生で食べる人はかなり少なかったそうです。そこでひらめいたのが魚のカルパッチョ。

今や本場イタリアでも魚のカルパッチョが人気ですので、ひらめきというのは大事ですね。ちなみに店名に使われている「ラ・ベットラ」は台所とか食堂という意味なのだそうです。


このレシピではスイカが使われていますが、カルパッチョには案外いろいろなフルーツが使われています。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系はもちろん、いちご、キウイ、柿、梨など、合わせる魚との相性を考えてお互いの味を活かすように使われているところが面白いです。スイカという発想はありませんでしたが、こんなに合うとは思わず、驚きながらもおいしかったので全部食べてしまいました。

スイカをカルパッチョに使うという発想には驚きましたが、これが本当に合う!
季節限定だからこそ、ぜひ試してみてほしい一品です。
編集部おすすめ