管理栄養士のともゆみです。長芋は栄養価が非常に高く、これから冬にかけて体調管理のためにも積極的に摂りたい食材です。
でも長芋の皮って、剥くときにヌルヌルするので滑って剥きづらいし料理するのは苦手なんですよね。あんまり触ると手も痒くなってきて、「あぁ!」ってなっちゃいます。そんな長芋をあまり触らずに滑らないで剥く方法があるとミツカンの公式Xで見つけました。それは朗報!さっそくやってみることに。

【長芋で簡単中華】大きく乱切りして椎茸と♪「長芋の中華炒め」はサクサク長芋とぷりぷり椎茸が楽しい

ミツカンは主にお酢をはじめとした調味料や納豆を扱う大手食品メーカー。ミツカンの商品を使ったレシピは、自社のホームページ以外にもXやインスタグラムなどのさまざまなSNSを通して紹介されています。

ミツカン公式Xで長芋料理が掲載されていたのですが、そこに出てきた長芋の皮の剥き方に、個人的に感激したのでやってみたいと思います。

ミツカン公式Xはこちら

ちなみに、写真1枚目のようにして長芋の皮をむくと滑りにくくておすすめです!!— 【公式】ミツカン (@mizkan_official) September 20, 2024
長芋の滑りにくい皮の剥き方をやってみた!

【用意するもの】
長芋…適量
割りばし…1本

【ヌルヌル滑らず痒くもならない】この手があったか!意外に誰もやらなかった「長芋の剥き方」試してみた
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【やり方】
1.長芋は両端を切り、おがくずを取り除きます。長芋の中心に割りばしを刺します。

【ヌルヌル滑らず痒くもならない】この手があったか!意外に誰もやらなかった「長芋の剥き方」試してみた
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2.長芋を横に倒します。一方の手で割りばしを持ち、もう一方の手でピーラーを使って皮を剥きます。

【ヌルヌル滑らず痒くもならない】この手があったか!意外に誰もやらなかった「長芋の剥き方」試してみた
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おぉ、滑らないので剥きやすい。
しかもこれなら長芋を触らないので痒くならずにすみますね。

【ヌルヌル滑らず痒くもならない】この手があったか!意外に誰もやらなかった「長芋の剥き方」試してみた
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簡単にきれいに剥けました。ただ割りばしを刺すときに奥の方まで入れてしまったので抜くのにちょっと苦労しました。刺すときには真ん中あたりまででいいかもしれませんね。

長芋の成分

長芋に含まれる成分は豊富で、主な成分は炭水化物ですが、ビタミンB群・C、カリウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。粘り気成分は細胞の増殖機能を促進して、目や鼻の粘膜、胃壁などを保護する役割があり、細菌が侵入するのを防いでくれます。また、でんぷんを分解する消化酵素であるアミラーゼが豊富に含まれています。アミラーゼは消化を助けて栄養の吸収をよくする働きがあります。長芋はそれ自体も消化がよく、胃腸を保護し、消化を促進してくれるので、特に胃腸の調子が悪いときにはおすすめの食材です。

痒くなる原因

長芋をすりおろしたり生で食べたりするときに、手や口元に触れると痒くなることがあります。これは、皮の近くに含まれるシュウ酸カルシウムによるものです。毒やアレルギーではなく、針状の尖った結晶が皮膚に刺さることにより痒く感じられる仕組みです。
酢水やレモン水で洗い流すと痒みが軽減しやすいと言われています。

長芋に割りばしを刺したら、いとも簡単に皮を剥くことができました。その上、ほとんど触らないので手も痒くならずに快適です。これからは、長芋の皮むきはこれで決まり。ぜひやってみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
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