毎年夏になると、必ずと言っていいくらいにテレビのグルメ番組で取り上げられるとうもろこし。昔に比べて甘い品種も増えてきて、中には生で食べても甘くておいしいものもありますよね。
そのとうもろこしを使ってまさかのガーリックチャーハンにしてしまったのが、おなじみ中華料理界の巨匠・脇屋シェフ。にんにくは中華料理に欠かせない材料ですが、とうもろこしとの相性はいったい?ということで、さっそく作ってみました!

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脇屋シェフの「とうもろこしのガーリックチャーハン」の材料と作り方

【材料】※1人分
米…250g(炊けた状態での量ですので、1合で炊くのがおススメ)
とうもろこし…1本(実だけで約150g)
バター(有塩)…25g
にんにく…大さじ1
塩…少々
白こしょう…少々
しょうゆ…小さじ1

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


にんにくはみじん切りにしておきます。

【作り方】※調理時間:10分+炊飯時間
1. とうもろこしは実をそいで、芯と分けます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


2. 芯を入れてご飯を炊きます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


3. 実をボウルなどに入れ、同量の水(分量外)を加えておきます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


4. フライパンにバターを溶かし、にんにくを入れて弱火で炒めます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


5. バターが泡立ってきたらとうもろこしを水ごと入れ、軽く混ぜたらフタをして強火で1分半~2分煮ます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


6. 塩、白こしょう、しょうゆを加えます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


7. 2の炊き上がったご飯を入れて、6のとうもろこしと炒め合わせます。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


8. 味見をしてしょうゆ(分量外)で味を調えたら、器に盛りつけて出来上がりです。

【シェフ脇屋の夏飯】まずは芯入れてご飯を炊こう♪粒感満点「とうもろこしのガーリックチャーハン」に挑戦


炊飯器を開けた時点でとうもろこしの甘い香りが広がりますが、それとは別のにんにくとバターで炊き上がったとうもろこしの香り、さらにしょうゆを加えて炒めたガーリックチャーハンはとんでもなく食欲をそそる香りの爆発です。しかもとうもろこしは2分ほどしか火を通していないので、ちゃんと歯ごたえが残っているという絶妙な状態になっています。
ご飯1合にとうもろこし1本で1人分は多いような気がしますが、あっという間に食べ終わってしまうおいしさでした。

とうもろこしは包丁でそぐと、どうしても芯に胚芽の部分が残ってしまいます。実は胚芽にはリノール酸、ビタミンB、食物繊維、鉄分、亜鉛といった栄養素が一番多く含まれていますので、そのまま捨ててしまってはもったいないのです。この甘くておいしい部分を米と一緒に炊くという調理法はわたしも以前からやっていますが、米に旨味が移ってとてもおいしくなります。捨てる部分を利用しておいしくなるのですから、やった方がいいですよね。

このレシピのポイントは、とうもろこしをにんにくバターで蒸し煮にしてしょうゆで味付けしているところだと思います。とうもろこしは茹でても蒸してもおいしい食材ですが、焼いてしょうゆを塗ってさらに焼くととんでもなく幸せな香りがします。バターじょうゆ自体がとんでもなくおいしい味付けですので、蒸した上に炒めたらおいしくないわけがありませんよね。

家庭だと茹でたり蒸したりすることがほとんどだと思いますが、とんでもなくおいしいのでぜひ作ってみてください!
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