こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。こたつに入ってみかんを食べるのが幸せなこの季節。
でも、そこで食べたみかんの味がボケボケだったら…ちょっとがっかりしますよね~。なので今回は、できるだけ甘くて味が濃いみかんの選び方をご紹介しますよ。みなさん、意外と選び方を間違ってることが多い印象なので、ぜひチェックしてみてください♪

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みかんがおいしい季節がやってきました!
この果物は、同じ品種でも酸っぱいのや甘いのなど、個体差が大きいので、選ぶのが難しいと感じるのではないでしょうか。

もう”味ボケみかん“に当たりたくない…!「それなら『○○なみかん』選んでみて!」【青髪のテツ直伝】


そこで今回は、「できるだけ甘くて味が濃いみかんを食べたい!」という人、必見の選び方をご紹介します。

甘さも酸味も濃厚!なみかんの選び方

同じ品種でも、できるだけ甘くておいしいみかんを選ぶ方法をご紹介します。

▶小さいみかんを選ぶ

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みかんは小さいものの方が味が濃く甘みが強い傾向があります。

なぜかというと、小さいみかんは水分が少なく、味わいの成分が凝縮しているため、味が濃く甘みも強くなる傾向にあります。
逆に、大きいみかんは水分を多く含んでいるので、大味になりやすいんです。

なので、「甘くて濃いみかんを食べたい」という人は、Lサイズ以上のものではなく、SS~Mサイズのものを選ぶのがおすすめです。

一方で、大きいみかんは味が薄い分、酸味も少ないやさしい味わいが魅力的です。自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

「貯蔵みかん」は大きい方がおいしい!?

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ただし、農家さんに聞いた話によると、年明けから出回る「貯蔵みかん」については、小さいものだと酸味が抜けすぎて味がボヤけるので、大きいみかんの方が味が良いという話を聞いたことがあります。


なので、年内に出回るみかんは「小さい方が甘い」傾向にあり、年明けからはその限りではない、ということを覚えておきましょう。

▶皮の色が濃い

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みかんは皮の色が濃いオレンジ色のものの方が、甘い傾向があります。

皮はもともと緑色をしているのですが、太陽の光を浴びて光合成をすることで、緑色の色素が分解されてオレンジ色に色づきます。
なので、濃いオレンジ色をしたみかんは、たっぷりと太陽の光を浴びて育った証拠というわけなんです。

▶平べったい形をしている

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こちらもみかん農家さんに聞いた話ですが、形が「腰が低く平べったいもの」は、甘みが強い傾向にあるそうです。

また、歪な形をしていたり、左右が非対称なみかんは、成熟状態が良くない傾向にあるとのこと。ぜひ参考にしてください。

新鮮なみかんの選び方

甘くておいしいものを選ぶのも大事ですが、「新鮮さ」もおいしさに直結します。
なので、みかんの鮮度チェックの方法を紹介します。

みかんはとても傷みやすい果物で、特にこれからの時期は糖度が高くなる反面、鮮度劣化のスピードも早くなるので注意が必要です。

傷み始めているみかんは、皮にシワがよったり、柔らかくなります。
すでに傷んでいるみかんは、白カビがきていたり、皮の一部が透明になって腐っています。


もう”味ボケみかん“に当たりたくない…!「それなら『○○なみかん』選んでみて!」【青髪のテツ直伝】

白カビが生えてしまったみかん(画像出典:写真AC)

お店にもよりますが、みかんは売れ筋商品なので、欠品しないよう大量に陳列するようにしています。しかも、オレンジ色のネットに入っているので傷んでいる箇所が見えづらく、店員でも傷んでいるものを見落としがちです。

なので、みかんを購入する際はセルフチェックをしっかり行って、傷んでいるものを避けるように気をつけましょう。
その際に傷んでいるものがあれば、店員にこっそり教えてあげると喜ばれると思いますよ(笑)。

以上、今回は甘くておいしいみかんの見分け方と、鮮度チェックの重要性について書きました。

ぜひ参考にして、これから旬のみかんをたくさん食べていただけるとうれしいです。
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