【シェフ三國の簡単レシピ】黄色いかぼちゃで初めての“ニョッキ作り”にトライ！バターソースと好相性♡

イタリア料理の中でも案外人気なのが、このニョッキですよね。イタリア料理店なら出会える確率は高く、これもパスタの一種とされています。普通のパスタやピザともちょっと違った食感が特徴です。実はこちら、家庭でもイチから作ることができるのだそうです。それも意外と簡単に。今回はかの三國シェフがかぼちゃで作るニョッキをYouTubeで紹介していましたので、さっそく作ってみました！

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三國シェフの「かぼちゃのニョッキ（Gnocchi à la citrouille sauce au beurre aux herbes）」の材料と作り方

【材料】※4～6人分（ソースは2人分です）
かぼちゃ…正味300g
薄力粉…100g＋打ち粉分
卵…1/2個
ナツメグ（粉末）…少々
塩…適量
白こしょう…適量　
無塩バター…30g
ローズマリー（生）…2枝



【作り方】※調理時間：40分
1. かぼちゃは皮を剥いて適当な大きさに切ってから、電子レンジ500Wで5～6分加熱します。


※蒸し器で蒸して柔らかくしてもよいです。

2. 大きめのボウルにかぼちゃを入れ、マッシャーでつぶして滑らかにします。



3. 粗熱が取れたら、卵を加えてよく混ぜます。



4. ナツメグ、塩、白こしょうを加えてよく混ぜます。



5. 薄力粉を3回に分けて加えながら、よく混ぜて生地を練ります。



6. まな板か調理台に打ち粉を打ち、5の生地を乗せます。



7. 生地を1/3に切り分け、転がしてそれぞれ30cm程度に伸ばします。


※生地がゆるい場合は薄力粉で調整してください。

8. 生地を1.5cmくらいに切り分け、打ち粉を打ったバットに乗せます。



9. フライパンにバターを入れて中火にかけ、バターが半分くらい溶けたら火を止めてローズマリーを入れます。



10. お湯1.6L（分量外）を沸かして塩大さじ1/2（分量外）を入れ、沸騰したら8を入れて2分茹でます。



11. 9のフライパンを中火にかけて、10の茹でたニョッキを入れてから煮汁を少し加えます。



12. 塩と白こしょうを振って、ソースを絡めるように混ぜます。



13. 器に盛り付けて出来上がりです。



いかにもかぼちゃらしい黄色いニョッキで、ローズマリーの香りが思ったよりふわっと匂ってきました。ソースをしっかり絡めて食べてみると、バターのコクとローズマリーの香りの中でしっかりとしたかぼちゃの旨味と食感が口の中にあふれました。くにゅっとした独特の食感が気持ちよく、余計なものを混ぜていないストレートなかぼちゃの甘い風味がバターと一緒になる幸せな一品です。実は初めてのニョッキ作りでしたが、こんなに簡単においしくできるなら他の素材でも試してみる価値ありです。

ニョッキは小麦粉が原料ですのでパスタの仲間とされていますが、そもそもパスタは麺状のものや板状のものもあってあまりに幅が広く、だったらピザやフォカッチャも同じじゃないの？といった疑問すらわいてきます。麺状にしろショートパスタにしろ、乾麺の状態で購入することがわたしは9割以上ですので、なんとなくニョッキは別物のような意識がありました。そもそも製麺機がないと麺状のパスタは家庭ではハードルが高すぎてできませんよね。その一方でニョッキは家庭でもかなり手軽にできるとイタリア人は考えるのでしょうが、確かにそうかもしれませんが、やはり日本人のわたしたちには特別なもののような気がします。

かぼちゃは堅いので包丁で切るにも結構力が必要ですが、今回のように正味300gのかぼちゃがあれば4～6人分くらいのニョッキが出来上がります。ハーブを使ったソースは作ってすぐに使った方がよいので作り置きはおすすめできませんが、ニョッキ自体は棒状でも切った状態でも冷凍保存が可能ですので、今回は残った4人分を2つに分けて冷凍保存しました。切った状態にしておくと解凍も楽ですし、そのまま切らずに茹でられるので簡単です。ソースも今回のようなハーブを使ったもの以外にもクリーム系のソースも合いますので、かぼちゃの代わりに別の素材を使ったり、ソースを変えたりと色々試してみるのも面白いと思います。

シンプルなのにとてもおいしいニョッキができますので、ぜひ作ってみてください！