管理栄養士のともゆみです。スーパーに行くと、数種類のバナナが売られていますが、けっこう値段に差がありますよね。
【カナダ発の爆速朝ごはん】263万回再生の「バナナ」と「卵」の簡単朝食に挑戦!しっとり甘くて美味しい♡
夕方にテレビ朝日をはじめとするANN系列で生放送されている報道・情報番組『スーパーJチャンネル』で、バナナの特集をしていました。そこで、安いバナナと高いバナナの値段の秘密を解説していました。
安いバナナと高いバナナの違いって?
ヨーグルトやシリアルと相性がよく、朝食や間食、デザートにもなる甘くておいしいバナナですが、スーパーなどでは100円程度のものから数百円するものまでありますよね。安いバナナと高いバナナ。いったい何が違うのでしょうか?
有機栽培とか糖度?産地限定とか品種?甘さ?
その答えは、ドール生鮮第一本部の住谷さんが教えてくれました。
バナナは「育った環境で値段が変わる」のだそう。
育った環境とは?
環境?そこには明確な決まりがありました。
ドールでは標高500m以上を高地栽培の高いバナナ、標高250m以下を低地栽培の安いバナナと基準を設けていました。
高地栽培の場合、低地栽培よりも栽培日数が長く、出荷までの期間に違いがあります。低地栽培が10か月で出荷できるのに対し、高地栽培は1年3か月ほどかかります。
なるほど、産地の標高の違いだったのですね。納得。
味に違いはある?
では、低地栽培のバナナと高地栽培のバナナ、味に違いはあるのでしょうか?
住谷さんによると、「高地栽培のバナナは、低地栽培よりも糖度が高めになるので、より甘みを感じやすい。でんぷんが多い分、もっちりした食感になります」とのこと。
低地栽培と高地栽培では、味や食感に違いがあるのですね。ちなみに、低地栽培のいわゆる安いバナナは高地栽培よりもさっぱりした味のため、スポーツ後の栄養補給などにも食べやすくおすすめだそうです。
安いバナナと高いバナナを購入してみた!
左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。値段の差は40円です。
値段の高いバナナは「高地栽培」と書かれているではありませんか。
袋から出して見てみます。左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。
外側の見た目に違いはあまりありません。では輪切りにしてみます。左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。
値段の高い方は色が黄色みがかっていて、安い方は色が薄くクリーム色です。中身の見た目はちょっと違いますね。
食べ比べてみた!
ではいただきます。まずは値段の安いバナナから。
いつものバナナの味です。おいしいです。
値段の高いバナナを食べてみますね。
あ、全然違う。甘さも強いし、ぎっしり詰まってる感じ。
バナナの成分
バナナには糖質が多く含まれています。でんぷんのほか、ブドウ糖、果糖、ショ糖といった吸収されやすい糖質が多く含まれているので、即効性のあるエネルギー源となります。糖質以外では、高血圧の予防やむくみ改善に働くカリウムが豊富です。また、ペクチンなどの食物繊維も含まれているので、腸内環境の改善、血糖値やコレステロール値の上昇を抑える働きが期待できます。
バナナの値段の差は標高の違いだったことも知りませんでしたが、値段の差で味に違いはあまりないと思っていたので、驚きました。低地栽培のさっぱりしたバナナか、高地栽培のもっちり甘いバナナ、好みが分かれるところだと思います。小さな子どもや高齢者には、噛み応えのある高地栽培より、食べやすい低地栽培のバナナの方がいいかもしれません。わたしは普段はさっぱりした低地栽培のものを食べて、たまに贅沢したい時には高地栽培のものを買って「高地栽培はやっぱりおいしいな」と思いながら食べたいと思いました。
どちらが好みか高地栽培のバナナを一度食べてみてはいかがでしょうか。
参考文献:
新・野菜の便利帳 監修 名取貴光 高橋書店
これって何が違うのでしょうか?甘さとか大きさとか?え、違うの⁉夕方の情報番組『スーパーJチャンネル』でそこのところを解説していました。安いバナナと高いバナナ、その価格の差の理由を解き明かし、実際に両方買って味に差があるのか食べ比べてみたいと思います。
【カナダ発の爆速朝ごはん】263万回再生の「バナナ」と「卵」の簡単朝食に挑戦!しっとり甘くて美味しい♡
夕方にテレビ朝日をはじめとするANN系列で生放送されている報道・情報番組『スーパーJチャンネル』で、バナナの特集をしていました。そこで、安いバナナと高いバナナの値段の秘密を解説していました。
安いバナナと高いバナナの違いって?
ヨーグルトやシリアルと相性がよく、朝食や間食、デザートにもなる甘くておいしいバナナですが、スーパーなどでは100円程度のものから数百円するものまでありますよね。安いバナナと高いバナナ。いったい何が違うのでしょうか?
有機栽培とか糖度?産地限定とか品種?甘さ?
その答えは、ドール生鮮第一本部の住谷さんが教えてくれました。
バナナは「育った環境で値段が変わる」のだそう。
育った環境とは?
環境?そこには明確な決まりがありました。
ドールでは標高500m以上を高地栽培の高いバナナ、標高250m以下を低地栽培の安いバナナと基準を設けていました。
高地栽培の場合、低地栽培よりも栽培日数が長く、出荷までの期間に違いがあります。低地栽培が10か月で出荷できるのに対し、高地栽培は1年3か月ほどかかります。
栽培期間が長いため、肥料や人件費などのコストがかかり、より値段が高くなります。
なるほど、産地の標高の違いだったのですね。納得。
味に違いはある?
では、低地栽培のバナナと高地栽培のバナナ、味に違いはあるのでしょうか?
住谷さんによると、「高地栽培のバナナは、低地栽培よりも糖度が高めになるので、より甘みを感じやすい。でんぷんが多い分、もっちりした食感になります」とのこと。
低地栽培と高地栽培では、味や食感に違いがあるのですね。ちなみに、低地栽培のいわゆる安いバナナは高地栽培よりもさっぱりした味のため、スポーツ後の栄養補給などにも食べやすくおすすめだそうです。
安いバナナと高いバナナを購入してみた!
左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。値段の差は40円です。

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値段の高いバナナは「高地栽培」と書かれているではありませんか。

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袋から出して見てみます。左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。

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外側の見た目に違いはあまりありません。では輪切りにしてみます。左側が値段の高いバナナ、右側が安いバナナです。

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値段の高い方は色が黄色みがかっていて、安い方は色が薄くクリーム色です。中身の見た目はちょっと違いますね。
食べ比べてみた!
ではいただきます。まずは値段の安いバナナから。

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いつものバナナの味です。おいしいです。
値段の高いバナナを食べてみますね。

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あ、全然違う。甘さも強いし、ぎっしり詰まってる感じ。
なんといってもバナナの味が濃厚です。食感も異なり、安いバナナよりもしっかりとした噛み応えがあって、もちもちしています。こんなにも違いがあるんですね、びっくりです。
バナナの成分
バナナには糖質が多く含まれています。でんぷんのほか、ブドウ糖、果糖、ショ糖といった吸収されやすい糖質が多く含まれているので、即効性のあるエネルギー源となります。糖質以外では、高血圧の予防やむくみ改善に働くカリウムが豊富です。また、ペクチンなどの食物繊維も含まれているので、腸内環境の改善、血糖値やコレステロール値の上昇を抑える働きが期待できます。
バナナの値段の差は標高の違いだったことも知りませんでしたが、値段の差で味に違いはあまりないと思っていたので、驚きました。低地栽培のさっぱりしたバナナか、高地栽培のもっちり甘いバナナ、好みが分かれるところだと思います。小さな子どもや高齢者には、噛み応えのある高地栽培より、食べやすい低地栽培のバナナの方がいいかもしれません。わたしは普段はさっぱりした低地栽培のものを食べて、たまに贅沢したい時には高地栽培のものを買って「高地栽培はやっぱりおいしいな」と思いながら食べたいと思いました。
どちらが好みか高地栽培のバナナを一度食べてみてはいかがでしょうか。
参考文献:
新・野菜の便利帳 監修 名取貴光 高橋書店
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