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2025年は巳年!そもそも「巳年」はどんな年?

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ね、うし、とら、う…と数えたとき、「たつ」の次に来る「み」年。十二支では6番目、折返し地点にあたります。
前年の「たつ」にくらべると、なんだか生き物としては大幅にスケールダウンしている気がしなくもないのですが、巳年は金運に恵まれる年なのだとか。実はわたしは巳年生まれで、同じく巳年生まれの祖母から、「巳年生まれは生涯お金に困らないんやで」と言われて育ちました。う~ん、そうかなあ、そうだといいなあ…。
ヘビは脱皮をするため、巳年は新しいことにチャレンジするのに良い年だとも言われています。
さらに、今年は巳年の中でも「乙巳(きのとみ)」にあたる年。「乙」は「木」の性質を持つので、2025年に新しくなにかを始めると、木が育つようにニョキニョキと大きく成長できるかも…?
乙巳は60年に一度なので、この機会を逃すことなくグンと成長する1年にしたいですよね。
ということで、2025年最強と名高い「蛇窪神社」に行ってきました!
東京・品川区にある「蛇窪神社」って?
蛇窪神社があるのは、東京都品川区二葉四丁目。
最寄り駅は都営浅草線・東急大井町線「中延駅」で、徒歩5分程度です。
JR横須賀線「西大井駅」、東急大井町線「戸越公園駅」も徒歩圏内なので、3路線3駅から徒歩でアクセスできます。
大きな駐車場などは見当たらなかったので、鉄道・地下鉄を利用した方が良さそう。
さまざまな駅からアクセスできて便利ですが、おすすめは「戸越公園駅」からの徒歩コースです。
戸越公園駅の旧駅名は「蛇窪駅」。蛇窪神社から戸越公園駅までの道は「白蛇さまの戻り道」と呼ばれる開運コースとなっています。
徒歩12分ほどかかりますが、道中に白蛇さまにまつわる開運スポットが点在しているので、楽しく散策できますよ。
実は蛇窪神社は通称で、正式名称は「天祖神社(てんそじんじゃ)」というのだそう。
龍神に雨ごいをした結果、雨が降ってきたので、そのご利益に感激した人々が建立したと言われています。蛇窪神社が建立された鎌倉時代、蛇窪神社周辺エリアは「蛇窪」という地名でした。蛇窪にある神社だから、蛇窪神社として親しまれるようになったのですね。
蛇窪神社の主神は天照大御神で、配祀は天児屋根命と応神天皇。
境内社として白蛇辨財天社と石窟、蛇窪龍神社、法密稲荷社があり、白蛇辨財天社には市杵島姫神、田心姫神、湍津姫神、石窟には白蛇大神、蛇窪龍神社には蛇窪龍神、法密稲荷社には稲荷大神がまつられています。
白蛇大神は良縁、財運隆昌、病気平癒、心身清浄、蛇窪龍神は「巳が龍(身が立つ)」ということで立身出世のご神徳があるのだとか。
白蛇辨財天社は金運アップが期待でき、さらに白蛇にまつわる言い伝えも残っています。
かつて境内には清水が湧き出る洗い場があって、そこに白蛇が住んでいたのですが、いつしか洗い場はなくなってしまい、白蛇は現在の戸越公園の池にお引っ越し。しかしある日、村の有力者の夢に白蛇が現れ「元の場所に帰してほしい」と告げたため、建立されたのが白蛇辨財天社なのだそうです。
白蛇辨財天社の前には狛犬ならぬ「狛白蛇」が置かれているほか、「夢巳橋」などの言い伝えに基づく建造物も現存しています。
また毎日出会えるわけではないのですが、境内には神社でお世話している本物の白蛇の「みーくん」と「しーちゃん」がいらっしゃるのだそう。
2025年最強の神社「蛇窪神社」に行ってみた!
わたしが最初に蛇窪神社を訪れたのは、3が日の午後。都営浅草線「中延駅」から国道1号方面に向かい、小さな路地に入ったら、溢れんばかりの人、人、人…!地域の方が「祭りでもやっているのか」「なにかあったのか」と驚いていたほどでした。
蛇窪神社から数10mの場所で並んでいたのですが、なんと「参拝中止」のアナウンスが。あまりにも参拝者が多く、夜遅くまで待たなくてはならないため安全を考慮したということでした。

「すぐ先左折」まで来たのに…。
お正月が過ぎても、蛇窪神社は大人気。実際にわたしが参拝できたのは2月初旬、小雨が降る平日の午後でした。神社関係者の方が丁寧に案内をしてくださり、20~30分待つとのこと。境内は23区とは思えないほど緑豊かで蛇にまつわる建造物が多くあり、多少待っても苦にはなりませんでした。
ただし石畳の上で待ちますので、足が冷えやすい方が冬季に参拝する際には、厚手の靴下を履いていくことをおすすめします。
境内はあまりにも神聖な雰囲気で、写真撮影を躊躇してしまうほど。さらに、ちょうどわたしが拝礼するタイミングで御祈願が始まったため、全体の写真撮影はしませんでした。蛇窪神社のホームページに全景の画像がありましたので掲載しておきますね。

出典:蛇窪神社https://hebikubo.jp/
白蛇や言い伝えにまつわる建造物や、

出典:蛇窪神社https://hebikubo.jp/
花があしらわれたおしゃれな手水鉢や、

奥に見える龍の口から水が出ています!
参拝記念のフォトスポットもありましたよ!

「蛇窪神社」参拝のお作法は…?
白蛇は神さまの使いとしても有名なので、特別な参拝方法があるのでは、と少し身構えましたが、そのようなルールはないようでした。一般的な二礼二拍手一礼に加え、以前『あたらしい日日』の記事の中で『マツコの知らない世界』の参拝方法を紹介していたので、そちらも参考にすることに。

出典:Photo AC
「お賽銭は心を込めた額にすること」「参拝は『音』を大切にすること」を心がけ、いざ参拝。気持ちを込めた100円玉を賽銭箱に入れ、できるだけ大きな音で拍手を打ち、多くの方が並んでいるのでお願いごとはコンパクトにまとめて伝えました。

以前の記事でも紹介していた参拝方法を、改めて紹介します。
(1)お賽銭は心を込めた額にすること
ついつい5円玉を探してしまいますが、心を込めていればいくらでも良いとのこと。そもそも昔の5円と今の5円ではお金の価値が違うので、昔の5円相当の金額を用意しようとすると数万~30万円ほど必要なんですって。
「これだけ払うのでお願いごとを叶えてください…」ではなく、「神社が末永くありますように、これからも多くの方が参拝に来られますように」といった気持ちをお賽銭に込めてお願いすると、開運につながるそうです。その気持ちさえあれば、金額は問われないのですね。参拝前に家中の5円玉をかき集めたり、一緒に参拝した家族や友だちに「5円玉ある?」と聞いたりしなくてもいいんですね!
(2)音を大切にすること
お賽銭箱の上の鈴を鳴らす音や、拍手を打つ音。ほんの一瞬生じる音のように思えますが、神道では「音」を大切にしているそうです。
鈴を鳴らすときは垂れている紐を前後左右に振るのではなく、一度上にたるませたあと上下に揺らすと、しっかりと音が出るんですって。たしかに、前後に振ってもむなしく紐が揺れるだけで、ガラン…くらいの音しか鳴りませんよね…。
拍手を打つときも、両手をピタリと重ねるのではなく、左手をやや上にずらして打つと良いのだそう。
蛇窪神社には鈴があるのですが、わたしが参拝した日は鈴に手が届かない位置にお賽銭箱と参拝ライン(ここで参拝してくださいという目印)が設置されていたので、鈴を鳴らすことはありませんでした。その代わり、心を込めて拍手を打ってきましたよ。
ひとつ注意したいのが、参拝時の騒音です。蛇窪神社には長期にわたり多くの方が訪れているため、騒音トラブルが発生しているとのこと。境内にも「お静かに」の貼り紙がありました。蛇窪神社は小学校と隣接していて、周囲は落ち着いた雰囲気の住宅街。境内の美しさや白蛇モチーフの建造物の珍しさについつい気分が高揚してしまうのですが、参拝者にとっては非日常的な空間でも、周辺の方にとっては日常的な生活の場です。粛々と参拝することが大切だと感じました。
「蛇窪神社」のお守りを紹介!
参拝後の楽しみと言えば、やっぱりお守りですよね。どんなご利益、デザインにしようか、迷っている時間も楽しいものです。
わたしが購入したのは、こちらの3点。

ピンク色のものは子ども用の「子巳守」。「子巳」という表現がかわいくて気に入っています。
上品な紫色のお守りは裏面に「蛇窪神社」と書かれていて、おそらくベーシックなもの。
根付は白蛇をかたどったデザインで、笑顔の白蛇がとってもキュートです。
紫色のお守りの表面に描かれている印は、そのまま絵馬にもなっていました。白くて丸い木製の絵馬は、思わず持って帰りたくなるほどおしゃれでしたよ。
白蛇置物(大・小)や、御神木から作った御神木香御守「へびくぼのかほり」も気になりました。期間限定のものもありましたので、お目当てのお守りがある方は事前にご確認ください。
蛇窪神社で2025年最強のパワーを手に入れよう
東京23区にありながら、緑豊かで深呼吸したくなるような蛇窪神社。境内には白蛇にまつわる建造物が多くあり、さながら白蛇のテーマパークのようでした。厳かな美しさと、現代的・都会的な明るさの共存する魅力的な神社ですので、ぜひ2025年のうちに参拝してはいかがでしょうか。
参拝におすすめな「巳の日」の一覧表が蛇窪神社のホームページに掲載されていますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
※参拝メモ※
わたしは都営浅草線の中延駅から徒歩で参拝しました。所要時間は約5分。
中延駅からは大通り沿いを歩いたあと小さな路地に入るので、少しわかりづらいかもしれません。
蛇窪神社に続く通りは白蛇モチーフの街灯が並んでいますので、目印にしてみてください。
都営浅草線「中延駅」の隣駅は「戸越駅」で、駅周辺には関東一長い商店街として有名な戸越商店街が広がっています。こちらもあわせてどうぞ。
