ピェンロー鍋と聞いてすぐに「あの鍋のことだ」と分かる人は少ないと思いますが、毎年冬になると必ずと言っていいほど名前を聞くようになりましたよね。始まりは、舞台芸術家の妹尾河童さんが彼のエッセーの中で紹介したこと。
【シェフがレストランで教わった】「おいしいミネストローネ」作ろう!弱火で40分ほったらかしで優勝なの♡
川越達也シェフはかつて予約の取れないイタリアンレストラン「TATSUYA KAWAGOE」のオーナーシェフを務めていました。現在はフードコーディネーター、料理講師として活躍する傍ら、YouTube「川越シェフだよ。」で発信を続けています。基本的な料理のコツをとても分かりやすく紹介していて、とても参考になります。
川越シェフの「ピェンロー鍋」の材料と作り方
【材料】※2人分
鶏もも肉…1/2枚
豚バラ肉(薄切り)…150g
白菜…1/8個
春雨…30g
干ししいたけ…4枚
干ししいたけの戻し汁…1L
ゴマ油…大さじ3
塩…適量
一味唐辛子…適量
干ししいたけは3~4時間水に浸して戻しておきます。
白菜はざく切りにしておきます。
鶏もも肉、豚バラ肉は一口大に切っておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. 白菜と鶏肉を鍋に入れます。
2. 干ししいたけを戻し汁ごと一緒に加え、中火で煮込みます。
3. 全体に火が通った所で一度混ぜ、アクを取ってから春雨を入れ、春雨が戻るまで煮込みます。
4. 豚肉を加えます。
5.煮立ったらゴマ油を加えます。
6.そのまま食卓に出して、出来上がりです。
※お皿によそったあと、塩と一味などお好みの材料を加えて味を調整して食べる料理です。
干ししいたけの戻し汁がおいしくないわけがなく、湯気と一緒に鍋特有の香りと期待が部屋に広がります。まず汁を皿にお玉一杯分取り、そこへ塩をひとつまみ加えて軽くかき回して一口啜ると、肉や野菜から出た旨味と明らかにしいたけの旨味が塩で引き締まって口に広がりました。みそやしょうゆなどの味付けの鍋に比べるととてもやさしい旨味の鍋で、思わず「おいしい」と言ってしまいました。少しだけ一味唐辛子を加えるとまた味が引き立ちますし、取り皿の汁を飲んでしまえば何度でも好みの汁を作ることができるという魔法のようなおいしい鍋です。
ピェンロー鍋は中国語では扁炉もしくは辺炉と書きますが、鍋料理のことを言います。日本にも多くの鍋料理があるように中国の鍋料理も千差万別で、このレシピで作る鍋は中国南部に住むチワン族のものだと紹介したのが舞台芸術家として有名な妹尾河童さんです。彼のエッセーの中で紹介されたこのピェンロー鍋は、そこから広まってドラマやテレビでも紹介されるようになり有名になっていきました。最近では妹尾河童さんを知らない人も多いと思いますが、舞台芸術家、作家以外にもテレビ番組のデザイナーとして「ミュージックフェア」や「夜のヒットスタジオ」も担当していた多才な方です。
鍋と聞くとどういう訳か真っ先に土鍋を連想してしまうのですが、子供の頃に大きな家庭用の土鍋をよく目にしていたせいか土鍋=大きな鍋と思ってしまいます。鍋料理は家族みんなで突っつけるので4~6人前なんて曖昧な分量でも何の問題もなく、しかも足りなければ具が追加できるというとても画期的な料理だと思っています。
とてもやさしい味のおいしい鍋ですので、ぜひ作ってみてください!
これで広く知られるようになりました。そのピェンロー鍋をかの川越シェフがYouTubeで再現していましたので、さっそく作ってみました!
【シェフがレストランで教わった】「おいしいミネストローネ」作ろう!弱火で40分ほったらかしで優勝なの♡
川越達也シェフはかつて予約の取れないイタリアンレストラン「TATSUYA KAWAGOE」のオーナーシェフを務めていました。現在はフードコーディネーター、料理講師として活躍する傍ら、YouTube「川越シェフだよ。」で発信を続けています。基本的な料理のコツをとても分かりやすく紹介していて、とても参考になります。
川越シェフの「ピェンロー鍋」の材料と作り方
【材料】※2人分
鶏もも肉…1/2枚
豚バラ肉(薄切り)…150g
白菜…1/8個
春雨…30g
干ししいたけ…4枚
干ししいたけの戻し汁…1L
ゴマ油…大さじ3
塩…適量
一味唐辛子…適量

干ししいたけは3~4時間水に浸して戻しておきます。
白菜はざく切りにしておきます。
鶏もも肉、豚バラ肉は一口大に切っておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. 白菜と鶏肉を鍋に入れます。

2. 干ししいたけを戻し汁ごと一緒に加え、中火で煮込みます。

3. 全体に火が通った所で一度混ぜ、アクを取ってから春雨を入れ、春雨が戻るまで煮込みます。

4. 豚肉を加えます。

5.煮立ったらゴマ油を加えます。

6.そのまま食卓に出して、出来上がりです。

※お皿によそったあと、塩と一味などお好みの材料を加えて味を調整して食べる料理です。
干ししいたけの戻し汁がおいしくないわけがなく、湯気と一緒に鍋特有の香りと期待が部屋に広がります。まず汁を皿にお玉一杯分取り、そこへ塩をひとつまみ加えて軽くかき回して一口啜ると、肉や野菜から出た旨味と明らかにしいたけの旨味が塩で引き締まって口に広がりました。みそやしょうゆなどの味付けの鍋に比べるととてもやさしい旨味の鍋で、思わず「おいしい」と言ってしまいました。少しだけ一味唐辛子を加えるとまた味が引き立ちますし、取り皿の汁を飲んでしまえば何度でも好みの汁を作ることができるという魔法のようなおいしい鍋です。
ピェンロー鍋は中国語では扁炉もしくは辺炉と書きますが、鍋料理のことを言います。日本にも多くの鍋料理があるように中国の鍋料理も千差万別で、このレシピで作る鍋は中国南部に住むチワン族のものだと紹介したのが舞台芸術家として有名な妹尾河童さんです。彼のエッセーの中で紹介されたこのピェンロー鍋は、そこから広まってドラマやテレビでも紹介されるようになり有名になっていきました。最近では妹尾河童さんを知らない人も多いと思いますが、舞台芸術家、作家以外にもテレビ番組のデザイナーとして「ミュージックフェア」や「夜のヒットスタジオ」も担当していた多才な方です。
鍋と聞くとどういう訳か真っ先に土鍋を連想してしまうのですが、子供の頃に大きな家庭用の土鍋をよく目にしていたせいか土鍋=大きな鍋と思ってしまいます。鍋料理は家族みんなで突っつけるので4~6人前なんて曖昧な分量でも何の問題もなく、しかも足りなければ具が追加できるというとても画期的な料理だと思っています。
昔はおそらく小料理屋にしかなかったおひとり様用の小さい鍋も今では普及していますし、相変わらず9号や10号なんて大きなサイズの土鍋も廃ることなく販売されていますし、流行り廃りのない不変な料理のひとつなんだなとあらためて感心しました。最近ではトマト鍋みたいな変化球もたくさんありますし、鍋、やっぱりすごいです。
とてもやさしい味のおいしい鍋ですので、ぜひ作ってみてください!
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