「紙包み蒸し」という調理法をご存じですか?クッキングシートで食材を包み、レンチンで加熱するという手軽な調理法です。時短になるだけでなく、油不要で調理が出来、栄養素も損なわない!いいこと尽くめなのだと、札幌テレビ放送の情報番組『どさんこワイド179』のYouTubeチャンネルが伝えていました。
【ギュギュッと巻き巻き】”お肉のトレイ”で一気に準備完了!後は焼くだけ「ずぼらなもやし肉巻き」に挑戦!
水を通さず蒸気を通す!クッキングシートは蒸し料理に最適なアイテム
札幌テレビ放送の情報番組『どさんこワイド179』のYouTubeチャンネルで、「紙包み蒸し」のメリットを紹介していたのは、料理研究家の上田淳子さん。調理師学校で西洋料理職員を経て、スイス、フランスで3年間研さんを積んだそう。帰国後は製菓の仕事をした後、料理研究家として活躍している方です。
動画内で上田さんは、クッキングシートの特徴を次のように語っていました。
クッキングシートの表面はシリコン加工が施され、一般的な紙よりも丈夫。水を通さずに蒸気だけを通すという特徴があり、クッキングシートで食材を包み、電子レンジで加熱すると、食材がべちゃっとせずにふっくらと加熱出来る。
また、油を使わずに済み、茹でる調理法に比べると栄養素も逃げにくいと説明。
電子レンジで加熱する時にラップをかけると、加熱時に熱が入り過ぎた場合、中で蒸れて食材がべちゃっとしてしまいますよね…。
そしてアルミホイルは、電子レンジで使えません。そのため、ホイル包みにするならフライパンやオーブントースターで調理しなければならず、ちょっと面倒。
この「紙包み蒸し」は確かに、便利な調理法かも!
上田さんの説明を聞いていたら、クッキングシートの特徴を活かした「紙包み蒸し」が、どうして浸透していないの?と、疑問にすら感じました。
動画内では、いくつかのレシピを紹介していましたよ。その中の一つ、札幌市中央区にある「ワイン&パスタ カルタ・パコ」の店長・船木雅史さんが紹介していた、簡単に作れるイタリアンおかずを作ってみることに。
市販のルウで♪「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」に挑戦!
インボルティーニとは、薄切り肉などで食材を巻いたイタリア料理。今回は、豚肉で舞茸を巻いた肉巻きを、紙包み蒸しで調理します。
【材料】(4~5個分)
豚バラ薄切り肉…4~5枚
舞茸…1/2パック
玉ねぎ…1/4個
青じそ…適量 ※今回は3枚使用
水…25ml
クリームシチューのルウ…1かけ
しょうゆ…少々
にんにく(すりおろし)…少々
黒こしょう…適量
1. 玉ねぎを薄切りに、舞茸を手で小さめに裂きます。
舞茸は、豚肉で巻きやすい細さに裂いてくださいね。薄切りにした玉ねぎも、ほぐしておきます。ちなみにこのレシピで包丁を使うのは、玉ねぎを切る時だけ♪
2. 耐熱容器に水、ルウ、にんにく、しょうゆを入れます。電子レンジ(600W)で1分加熱し、混ぜてルウを溶かします。
通常、バーニャカウダに使われるアンチョビの代わりに、しょうゆでコクと塩味を付けるのがポイントです。
加熱後はしっかりと混ぜ、ルウを溶かしましょう。一般的なバーニャカウダソースは、オリーブオイル、生クリームや牛乳、にんにく、アンチョビを使いますよね。
3. 豚バラ肉で舞茸を巻きます。
今回は豚肉が6枚あったので、ほぐした舞茸を6等分にしてくるくると巻き、開かないように巻き終わりを下にして閉じました。
4. 大きく切ったクッキングシートの上に、玉ねぎ、3の順に乗せます。その上に2のソースをかけ、手でちぎった青じそも乗せます。
紙包み蒸しに青じそを使うと、開けた時に爽やかな香りが広がるそう。今回は肉巻きが6個になったので、25cm四方に切ったクッキングシートに、3個ずつ乗せて包むことにします。
5. 手前と奥のクッキングシートを合わせて数回折って閉じ、両端をくるくるとねじって、キャンディ包みにします。
蒸気が逃げないよう、しっかり閉じるのがポイントです。
6. 耐熱皿に乗せ、電子レンジ(600W)で3分30秒ほど加熱します。
加熱時間は目安なので、様子を見ながら加熱してくださいね。今回は包みを2つにしたので、600Wで5分加熱しました。
加熱後はそのまま食卓へ。盛り付け不要なのも便利!作り始めて10分くらいで、メインのおかずを作れました♪
豚肉も舞茸もふっくらジューシー!濃厚なソースと青じその風味がアクセントに
料理研究家・上田淳子さんがおすすめしていた調理法「紙包み蒸し」で作った、「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」が完成しました♪
包みを開けると青じその爽やかな香りと、舞茸のコクのある香りがふわっと立ちました。
ホワイトシチューのルウで作ったバーニャカウダ風ソースと青じそが、豚肉にしっかりまとわりついています。黒こしょうを振りかけて、いただきます!
半分に切ってみると、舞茸も豚肉もしっかり火が通っていました。
食べてみると、とってもジューシー!豚バラ肉を使いましたが、ふっくらとしていて油っぽさを感じません。舞茸はコリコリとしながら、瑞々しさも保っています。
クッキングシートの中には、豚肉と舞茸から出たエキスがたっぷり。けれど、お皿にはにじみ出ておらず、水分を通さないクッキングシートの実力がわかります。
バーニャカウダソースは、にんにくが少なかったようで、濃厚なクリームシチューといった味わい。ソースを作った時に味見して、にんにくを多めに入れた方が、バーニャカウダっぽい味わいを楽しめそうでした。
クッキングシートで包めばふっくらジューシー!中は何?というワクワクも♪
札幌テレビ放送の情報番組『どさんこワイド179』のYouTubeチャンネルで見つけた、「紙包み蒸し」。これは、レンチンで出来る、とても便利な調理法でした。
クッキングシートは普段、オーブン料理の時に天板に敷いたり、ケーキを焼く時に型に敷いたりしていた筆者。今回、蒸し料理で使えることを知り、なるほど!と目からウロコでした。
今回はイタリアンなおかず「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」を作ってみましたが、動画では、料理研究家の上田淳子さん考案の、紙包み蒸しで作れるカレーやとん平焼きも紹介していましたよ。気になる方は、動画でレシピをチェックしてみてくださいね。
ラップやアルミホイルと同様、クッキングシートを常備しているご家庭は多いはず。敷き紙に使うだけでは、もったいない!ぜひ、「紙包み蒸し」を日々の料理に取り入れてみては、いかがでしょう。
この調理法の紹介者は、料理研究家の上田淳子さん。「紙包み蒸し」のレシピも紹介されていたので挑戦することに♪
【ギュギュッと巻き巻き】”お肉のトレイ”で一気に準備完了!後は焼くだけ「ずぼらなもやし肉巻き」に挑戦!
水を通さず蒸気を通す!クッキングシートは蒸し料理に最適なアイテム

札幌テレビ放送の情報番組『どさんこワイド179』のYouTubeチャンネルで、「紙包み蒸し」のメリットを紹介していたのは、料理研究家の上田淳子さん。調理師学校で西洋料理職員を経て、スイス、フランスで3年間研さんを積んだそう。帰国後は製菓の仕事をした後、料理研究家として活躍している方です。
動画内で上田さんは、クッキングシートの特徴を次のように語っていました。
クッキングシートの表面はシリコン加工が施され、一般的な紙よりも丈夫。水を通さずに蒸気だけを通すという特徴があり、クッキングシートで食材を包み、電子レンジで加熱すると、食材がべちゃっとせずにふっくらと加熱出来る。
また、油を使わずに済み、茹でる調理法に比べると栄養素も逃げにくいと説明。
電子レンジで加熱する時にラップをかけると、加熱時に熱が入り過ぎた場合、中で蒸れて食材がべちゃっとしてしまいますよね…。
そしてアルミホイルは、電子レンジで使えません。そのため、ホイル包みにするならフライパンやオーブントースターで調理しなければならず、ちょっと面倒。
この「紙包み蒸し」は確かに、便利な調理法かも!
上田さんの説明を聞いていたら、クッキングシートの特徴を活かした「紙包み蒸し」が、どうして浸透していないの?と、疑問にすら感じました。
となれば、実践するのみ♪
動画内では、いくつかのレシピを紹介していましたよ。その中の一つ、札幌市中央区にある「ワイン&パスタ カルタ・パコ」の店長・船木雅史さんが紹介していた、簡単に作れるイタリアンおかずを作ってみることに。
市販のルウで♪「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」に挑戦!
インボルティーニとは、薄切り肉などで食材を巻いたイタリア料理。今回は、豚肉で舞茸を巻いた肉巻きを、紙包み蒸しで調理します。

【材料】(4~5個分)
豚バラ薄切り肉…4~5枚
舞茸…1/2パック
玉ねぎ…1/4個
青じそ…適量 ※今回は3枚使用
水…25ml
クリームシチューのルウ…1かけ
しょうゆ…少々
にんにく(すりおろし)…少々
黒こしょう…適量
1. 玉ねぎを薄切りに、舞茸を手で小さめに裂きます。

舞茸は、豚肉で巻きやすい細さに裂いてくださいね。薄切りにした玉ねぎも、ほぐしておきます。ちなみにこのレシピで包丁を使うのは、玉ねぎを切る時だけ♪
2. 耐熱容器に水、ルウ、にんにく、しょうゆを入れます。電子レンジ(600W)で1分加熱し、混ぜてルウを溶かします。

通常、バーニャカウダに使われるアンチョビの代わりに、しょうゆでコクと塩味を付けるのがポイントです。

加熱後はしっかりと混ぜ、ルウを溶かしましょう。一般的なバーニャカウダソースは、オリーブオイル、生クリームや牛乳、にんにく、アンチョビを使いますよね。
でも、市販のクリームシチューのルウを使えば、すでにオイルや乳製品が含まれているので、手軽に作れます。
3. 豚バラ肉で舞茸を巻きます。

今回は豚肉が6枚あったので、ほぐした舞茸を6等分にしてくるくると巻き、開かないように巻き終わりを下にして閉じました。
4. 大きく切ったクッキングシートの上に、玉ねぎ、3の順に乗せます。その上に2のソースをかけ、手でちぎった青じそも乗せます。

紙包み蒸しに青じそを使うと、開けた時に爽やかな香りが広がるそう。今回は肉巻きが6個になったので、25cm四方に切ったクッキングシートに、3個ずつ乗せて包むことにします。
5. 手前と奥のクッキングシートを合わせて数回折って閉じ、両端をくるくるとねじって、キャンディ包みにします。

蒸気が逃げないよう、しっかり閉じるのがポイントです。
6. 耐熱皿に乗せ、電子レンジ(600W)で3分30秒ほど加熱します。

加熱時間は目安なので、様子を見ながら加熱してくださいね。今回は包みを2つにしたので、600Wで5分加熱しました。
加熱後はそのまま食卓へ。盛り付け不要なのも便利!作り始めて10分くらいで、メインのおかずを作れました♪
豚肉も舞茸もふっくらジューシー!濃厚なソースと青じその風味がアクセントに

料理研究家・上田淳子さんがおすすめしていた調理法「紙包み蒸し」で作った、「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」が完成しました♪
包みを開けると青じその爽やかな香りと、舞茸のコクのある香りがふわっと立ちました。

ホワイトシチューのルウで作ったバーニャカウダ風ソースと青じそが、豚肉にしっかりまとわりついています。黒こしょうを振りかけて、いただきます!

半分に切ってみると、舞茸も豚肉もしっかり火が通っていました。
食べてみると、とってもジューシー!豚バラ肉を使いましたが、ふっくらとしていて油っぽさを感じません。舞茸はコリコリとしながら、瑞々しさも保っています。
クッキングシートの中には、豚肉と舞茸から出たエキスがたっぷり。けれど、お皿にはにじみ出ておらず、水分を通さないクッキングシートの実力がわかります。
バーニャカウダソースは、にんにくが少なかったようで、濃厚なクリームシチューといった味わい。ソースを作った時に味見して、にんにくを多めに入れた方が、バーニャカウダっぽい味わいを楽しめそうでした。
クッキングシートで包めばふっくらジューシー!中は何?というワクワクも♪

札幌テレビ放送の情報番組『どさんこワイド179』のYouTubeチャンネルで見つけた、「紙包み蒸し」。これは、レンチンで出来る、とても便利な調理法でした。
クッキングシートは普段、オーブン料理の時に天板に敷いたり、ケーキを焼く時に型に敷いたりしていた筆者。今回、蒸し料理で使えることを知り、なるほど!と目からウロコでした。
今回はイタリアンなおかず「豚と舞茸のインボルティーニ バーニャカウダ風」を作ってみましたが、動画では、料理研究家の上田淳子さん考案の、紙包み蒸しで作れるカレーやとん平焼きも紹介していましたよ。気になる方は、動画でレシピをチェックしてみてくださいね。
ラップやアルミホイルと同様、クッキングシートを常備しているご家庭は多いはず。敷き紙に使うだけでは、もったいない!ぜひ、「紙包み蒸し」を日々の料理に取り入れてみては、いかがでしょう。
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