【田園日記~農と人の物語~ Vol.24】具がたっぷりで滋味豊かな汁物「めった汁」
βカロテンの含有量は全国平均の一・五倍!?
本来、夏野菜であるピーマンも、今ではすっかり年間を通して食べられる野菜になった。
その立て役者といってもいいのが、宮崎県だ。冬から春にかけて出荷される促成ピーマンは、全国一の収穫量を誇り、「グリーンザウルス」のブランド名で全国へ出荷される。
名づけ親は、名古屋市の主婦だとか。「ピーマンをいっぱい食べて、恐竜みたいに強くなってほしい」という子どもへのメッセージが込められているという。
とりわけ、宮崎県産のピーマンは栄養豊富だ。南国の日光をふんだんに浴びて育つことで、βカロテンの含有量は全国平均の一・五倍、ビタミンCは一・四倍。
しかも肉厚で、表面はツヤツヤ。苦みもマイルドで食べやすい。
そんな宮崎県産ピーマンのパイオニア的な産地が、西都市である。
もともと水田地帯だったが、促成ピーマンの栽培が本格化したのは、昭和四十二年ごろだった。
米に代わる新たな成長品目として、市場に出回り始めたピーマンにスポットが当てられた。
先進地の高知県へ視察に行き、技術を持ち帰ると、栽培面積は一気に拡大した。
「ハウスの建設ラッシュで、営農指導員は毎日測量に飛びまわっていたそうです」
JAみやざき西都地区本部営農部の黒木俊作さんが、当時の活気を語ってくれた。
生産者が半減…。それを機にデータ栽培に着手
それから約六十年。西都市は今でも市町村別で県内最大の栽培面積を誇るが、改革の節目を迎えようとしている。
ピーマンの促成栽培が全国に普及。産地も生産量も増え、高単価は見込めなくなった。
また、重油や資材なども高騰の一途をたどっている。
気がつけば、三百人いた生産者も約半数に減少している。
産地の未来に危機感を募らせたJAみやざき西都地区本部ピーマン部会は、ふたたび高知県へと研修に行き、ヒントを探った。
そして、経験や勘頼りだった栽培を見直し、温度や湿度といったデータを生かした栽培への転換に着手していった。
同時に、成績のよい生産者のデータを集めて部会内で共有した。
JAでは、新規就農者のトレーニングセンターを開設。
産地を挙げて生産者の育成に取り組むことで、若手の部会員が増えているという。
部会長の壹岐知之さん(49)は、手ごたえを感じている。
「宮崎で最初にピーマンに取り組んだ自負もあります。新たな挑戦で、なんとか宮崎のピーマンを盛り上げていきたいですね。宮崎は家族経営が多く、施設も昔のままの家が多いのですが、やり方しだいで、まだまだ収量は上がると思います。伸び代があるぶん、楽しみはありますよね」
そう目を輝かせる壹岐さん。
「どうすれば、収量が上がるのか。毎年毎年、一日一日が勉強。これからも、ピーマンといっしょに成長していきたいです」
※当記事は、JAグループの月刊誌『家の光』2025年2月号に掲載されたものです。
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