【iPhoneで災害時の超裏ワザ】電波のないところでも確実にメッセージを送りたい!どうする!?こうする!
トイレの見えない汚れを”光らせて掃除”できる!?

ブラックライトを当てると、目に見えない”汚れ”が浮かび上がるのを知っていましたか?
実は、尿には紫外線に反応して発光する成分が含まれていて、ブラックライトを使えば、便器のフチや壁、床に飛び散った汚れが可視化できるんです。
ブラックライトとは、目に見えない紫外線(315~400nm)を出す特殊なライト。目では気づけない汚れが光で浮かび上がるので、掃除の効率がアップするだけでなく、ペットの粗相チェックにも便利。ただし、市販のブラックライトは1,000円以上することもあり、買うのはちょっとためらってしまいます。
でも、もし手持ちのiPhoneと文房具で”それっぽいライト”が作れるなら便利ですよね!さっそく自作して、トイレで試してみることにしました。
スマホでブラックライトを作る方法

【準備するもの】
・スマホ
・青色と紫色の油性ペン
・セロハンテープ
【作り方】
1. スマホのライト部分にセロハンテープを貼り、青のペンで塗る。

2. 1の上に、もう一度セロハンテープを貼り、青のペンで塗り重ねる。
3. 2の上にセロハンテープを重ね、紫のペンで塗る。

たったこれだけで、スマホのライトをブラックライト化することができるのだそう。
さっそく、わが家のトイレで試してみましょう。
自作ブラックライトでトイレの汚れをチェック!
トイレの電気を消して、真っ暗な中で自作ブラックライトをオン。
ドキドキしながら便座を照らしてみると…

あれ…?光っていません。とくに汚れてないのかな?
いや、一週間ほど掃除していない(すみません)ので、汚れていないはずはない…!これはもしや、”そもそもブラックライト化できてないのでは?”という疑惑が。
同じく紫外線を出すジェルネイル用のUVライトなら、トイレの汚れが光るかな?と思い実験。

うーん…汚れが光ってるようには見えませんでした。
自作ブラックライト、本当に機能してる?検証してみた
スマホにテープと油性ペンで作った、自作ブラックライトが、ちゃんと”ブラックライト”として働いているかどうか、エナジー系ドリンクで試してみます。ブラックライトとしてしっかり機能していれば、ドリンクに含まれるビタミンB群などが青白く光るはずです。
部屋を真っ暗にして、自作ブラックライトを当ててみると…。

うっすら、ぼんやり光ってるような…でもちょっと頼りない感じです。
そこで、ジェルネイル用UVライトでも照らしてみました。
すると…おおっ!めちゃくちゃはっきり光りました!

この結果から、自作ブラックライトからは紫外線がほとんど出ていない(=ブラックライト化できていない)ことがわかりました。
何度か塗り方を変えてもダメだったので、再現性はかなり低そうです…!
なぜ汚れが光らない?紫外線の”波長”がカギだった!

実は、紫外線(UV)にはいくつかの種類があり、波長によって反応するものが違います。
ジェルネイル用のUVライトは、10~400nmとかなり幅広い紫外線を出します。一方、汚れチェックに使われるブラックライトは315~400nmあたりの”長めの紫外線(UV-A)”だけを出すタイプ。
今回チェックした「尿に含まれる蛍光成分」は、このUV-Aの波長でないと発光しないため、UVライトではうまく反応しなかったと考えられます。
そして、自作ブラックライト(スマホ+テープ+油性ペン)では、そもそも紫外線の波長がバラバラ&出力もかなり弱いため、光るほどの反応はありませんでした。
結論:トイレ掃除には使えなかったけど、子どものおうち科学遊びにはいいかも!
今回の自作ブラックライト、残念ながらトイレ掃除には使えませんでした。
ですが、エナジードリンクや蛍光ペンを光らせたり、紫外線に反応するものを探す実験にはめちゃくちゃ面白い!
子どものおうち科学遊びにはぴったりかもしれません♪気になった方は、ぜひやってみてはいかが?
※注意点:ブラックライトは目に悪影響を与える可能性があるので、直接光を見ないでくださいね。