炒め物は、日々よく作る料理。具材や味付けを変えれば、何通りものおかずを展開出来るうえ、冷蔵庫にある材料でパパッと作れるのも魅力的です。
今回は、YouTube『くまの限界食堂』で紹介していた「小松菜とじゃがいもの出汁バター炒め」にトライ。「出汁炒め」と言うからには、だしで蒸し煮にするのかと思いきや…だしは不要!塩昆布を使えば、昆布だしを取ったも同然⁉旬の新じゃがで作る、アイデア満載のレシピでした!

【新玉×新じゃが】みじん切りと千切りにしたら…え、まず凍らせるの!?ナゼ!?「ハッシュド新たま」作ろう♪

YouTube『くまの限界食堂』のX(旧Twitter)がこちら!

炒め物で旨いやつが作りたい→スーパー行く→価格安定の品さがす→試行錯誤  これ抜群に旨いです。
是非 タレだけでも食材変えて色々出来ると思うよ!!! お試しあれhttps://t.co/gbWRUQUj8V pic.twitter.com/lgKz9Wt3mW— くまの限界食堂 (@genkaiguma) March 17, 2025

チャンネル登録者数142万人を有する、人気のYouTube料理系チャンネル『くまの限界食堂』。チャンネルを運営している料理家のKUMAさんが、「価格が安定している食材で、抜群においしい炒め物を作った」と、Xにポストしていますよ。

「出汁バター炒め」とは、聞き慣れない料理名ですが、たれがポイントとのこと。動画を見ると、調味料はしょうゆ、酒、みりん、塩昆布、バターと一般的なものばかり。液体のだしや顆粒だしは、使っていませんでしたが…。ひと工夫加えて、塩昆布の旨味を引き出していましたよ!

筆者はこれまで『くまの限界食堂』のレシピをたくさん試してきましたが、どれも簡単においしく作れて毎日の献立に役立っています。

今回作ってみる炒め物も、簡単な作り方ですが「なるほど!」と唸った、アイデア料理です♪旬の新じゃがいもで、作ってみます!

塩昆布がポイント!「小松菜とじゃがいもの出汁バター炒め」作ろう♪

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


【材料】(作りやすい分量)
じゃがいも(中)…2個 ※今回は新じゃがいも(小)250g使用
小松菜…2株
豚こま切れ肉…100g~お好きな量 ※今回は190g使用
塩こしょう…適量
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
塩昆布…1つかみ(大さじ1強)
有塩バター…20g
サラダ油…少々

1. しょうゆ、酒、みりん、塩昆布を混ぜ合わせます。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


調味料に、塩昆布を浸しておくのがポイント。具材を炒め合わせている間に浸けておくと、塩昆布からだしが出ます。

2. 小松菜は、根元を切り落とし、きれいに洗ってざく切りに。
じゃがいもは、皮をきれいに洗って千切りにします。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


動画では千切りスライサーでじゃがいもを切っていましたが、今回は包丁で切りました。じゃがいもの皮は剥いてもOK。今回は新じゃがいもを使ったので、動画と同じように皮付きのまま、調理します。

3. 豚肉を小さめに切り、塩とこしょうを揉み込みます。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


千切りのじゃがいもに合うよう、豚肉を細かく切り、塩とこしょうを揉み込みました。

4. フライパンに油を引き、中火で熱します。じゃがいもに軽く塩とこしょうを振って、3分ほど炒めます。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


じゃがいもにうっすらと味が付く程度に、塩とこしょうを軽く振ります。今回はスライサーではなく包丁で千切りにしたので、じゃがいもの千切りが動画より少し太め。そこで、4分ほど炒めることに。

5. 豚肉を加えて、白っぽくなるまで炒めます。
さらに小松菜も入れて、軽く炒め合わせます。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


豚肉を4分ほど炒めると、白っぽくなりました。じゃがいもが焦げないよう、適度に混ぜながら炒め、豚肉に火が通ってから、全体を混ぜ合わせました。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


小松菜は火が通りやすいので、最後に加えます。今回は2分ほど炒めました。

6. 1を加えて味がなじむように炒めます。フライパンの空いた部分でバターを溶かし、全体に絡ませます。

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


具材が炒まったら、塩昆布入りの合わせ調味料を加えます。15分ほど浸しておいたので、昆布のだしが出た調味料になっているはず♪

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


合わせ調味料をサッと混ぜ合わせたら、最後に溶かしバターを全体に絡ませ、完成です。炒めるだけで作れました。

コク旨なバターしょうゆ味♪具だくさんなじゃがバターみたい♡

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


料理家・KUMAさん考案の「小松菜とじゃがいもの出汁バター炒め」が、完成♪いつも作る炒め物には塩昆布が入らないので、新鮮な仕上がりになりました。

食べてみると、じゃがいもにバターのまろやかさが染みていて、じゃがバターを思わせるおいしさ!でも、しょうゆや塩昆布の旨味も感じるので、完全に洋風な味わいではなく、ほっとするような、ご飯に合う味わいです。


今回は新じゃがいもを使ったので、じゃがいものきめが細かく、なめらかでほっくりとした舌触り。皮も気になりません♪小松菜の茎がシャキシャキとしていて、豚肉は弾力のある噛み応え。価格が安定していて入手しやすい食材だけで、満足感のある炒め物になりました。

液体調味料に塩昆布を浸けておけば…だし不要♪昆布の旨味で和風なおいしさ

これ「出汁バター炒め」って料理なんですが…だし不要!塩昆布から旨味抽出で「新じゃが」がうんまい♡


YouTubeの料理系チャンネル『くまの限界食堂』で紹介していた、「小松菜とじゃがいもの出汁バター炒め」。料理名を見た時は、だしで具材を蒸し煮にするのかな?と思いましたが…。しょうゆ、酒、みりんの合わせ調味料に塩昆布を浸して使うという、アイデアが光るレシピでした。

液体調味料に昆布を浸せば、昆布から旨味が出るので、昆布だしを取ったり顆粒の昆布だしを加えたりする必要はなし!ちょっとした工夫で、旨味がぐっと深まるんだなと目からウロコ。

また、じゃがいも、小松菜、豚肉の食材3つだけで手軽に作れるのもうれしいポイント。今回は新じゃがいもを使ったので、皮までおいしくいただけました♪春は新じゃがいもが出回るので、皮ごとまるっと使うのがおすすめですよ。

ちなみに、上記の分量だと2~3人分くらい作れます♪

じゃがいもを皮ごと食べる際の注意点

じゃがいもには、炭水化物やビタミンなどの栄養が豊富な反面、微量の天然毒素が含まれます。食中毒を防ぐために以下の点に注意してください。

1. 緑色に変色していたり、芽が出ていたりするじゃがいもはその部分を含めて大きめに取り除きます。
全体に緑色だったりあちこち芽が出ていたりする場合は、食べないようにしましょう。
2. 体の小さな子どもは、大人より食中毒になりやすいので、皮つきのじゃがいもを食べさせないようにしましょう。
3. 皮つきのじゃがいもを大量に食べないように注意しましょう。
4. じゃがいもを買ったら長期保存せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。
5. 家庭菜園や学校などで栽培したじゃがいもは、かならず皮を剥いてから食べましょう。
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