サクッ、もちっ、シャキ♪食感賑やかでチーズ香ばし♡グランシェフの「ブロコとキャベツのガレット」焼こう
元会社員だった青池隆明さんは会社を辞めて2008年イタリアに料理留学し、トスカーナ州ルッカのレストランでシェフとして働いてソムリエの資格を取得。現在は帰国して東銀座で「ラ・ボッテガイア」を経営しています。その傍ら、高校の同級生の安井さんと運営するYouTubeチャンネル『Aosトラットリア~オリーブオイルソムリエの鉄板レシピ』では、日本の旬の食材を使って簡単に誰でもできる、楽しくておいしいイタリアンを紹介しています。
青池ソムリエの「アンチョビ蒸し炒め」の材料と作り方
【材料】※2人分
ブロッコリー…1株
ツナ缶(オイルタイプ)…1缶(70g)
にんにく…1かけ
アンチョビ…4枚分
オリーブオイル…大さじ2+仕上げにたっぷり
白ワイン…大さじ2(料理酒や水でも可)
塩…適量
黒こしょう…少々
粉チーズ…適量(パルミジャーノ・レッジャーノがおススメ)
ブロッコリーは小房に分け、芯は皮を剥き一口大に切っておきます。
ツナ缶はオイルを切らずにそのまま使います。
にんにくはみじん切りにしておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを入れて弱火にかけます。
2. アンチョビを加え、潰しながらオイルになじませます。
3. ブロッコリーを加えて中火にして、アンチョビオイルを絡めます。
4. 白ワインを加えて強火にし、グツグツしてきたら弱火にして、フタをして10分蒸します。
5. ツナを加えて全体を混ぜ、味を確認して足りなければ塩を加えます。
6. 器に盛りつけて黒こしょう、オリーブオイル、粉チーズをかけて出来上がりです。
オリーブオイルににんにく、さらにアンチョビなんておいしいに決まってるじゃないか!と思うほどイタリアンでは定番の組み合わせですが、それをまさかブロッコリーと組み合わせるとは思いもしませんでした。キャベツやじゃがいもとの組み合わせであれば馴染みもありますが…。でも口に運んでみると、ちゃんとブロッコリーの食感も残っている上にワイン蒸しになって中までホクホクで、しっかりとツナの旨味とアンチョビの塩気をまとっていました。チーズと黒こしょうが合わないはずはなく、思わず白ワインを開けたくなりました。なるほど、ソムリエが紹介する料理というのは、こういうことなんだなと納得しました。
青池さんのYouTubeは『Aosトラットリア』と言いますが、イタリアの大衆的なレストランのことをトラットリアと呼びます。日本なら食堂、フランスならビストロが一番近いかもしれません。小ぢんまりとしていてふらっと普段使いできる雰囲気のお店で、店によってはフルコースも注文できますし、簡単な食事をすることもできます。イタリア料理店はその形態によっていくつかの呼称に分けられますが、比較的高級なイメージのリストランテや、ワインなどお酒がメインになるオステリア、コーヒーやアルコール、軽食を提供するバールなどがあります。看板に書かれた名前を見て判断できるのはよいのですが、最近はだいぶ境界線が曖昧になってきていて、名称だけは分からない店も増えてきました。
ブロッコリーには個体差がありますので、大きいものも小さいものもありますが、買うときはつい大きなものを選んでしまいがちです。一度にそんなに食べられるわけもないのでとりあえず半分使って残りはまた明日にしようと冷蔵庫に入れておくと、気がついたら黄色い花が咲きそうになっていたなんてことも一度や二度ではありません。このレシピのように茹でる以外の調理法をいくつか知っておくと、花が咲く前に食べきることができるかもしれませんね。
ワインのお供にもなるおいしいブロッコリー料理ですので、ぜひ作ってみてください!









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