物価の優等生と言われる食材数あれど、その筆頭クラスといえば「もやし」。今回はあのリュウジさんが”もやしだけ”で作ってみせた「究極の野菜炒め」にチャレンジします。
みなさんが気になる”ベチャッとさせない”仕上がりを目指すなら、強い火力でさっと炒める必要がありますが、今回のレシピはさにあらず。弱火でじっくり4分も炒めるのです。それでも水分がだだ漏れしないワケは…そうです、例の白い粉を使うのです…!

【リュウジの”これだけ”レシピ】「ほうれん草」だけで「究極の野菜炒め」作ろう!焦げたバター醤油風味が♡

登録者524万人超えのYouTube『料理研究家リュウジのバズレシピ』の主宰で、料理研究家として有名なのがリュウジさんです。2000本以上の動画を投稿しているほか、テレビ出演や書籍、グッズ販売もしていますが、大好きな酒を飲みながら料理をしたり、視聴者からのコメントに返信して炎上したりと何かと話題の尽きない方です。

リュウジさんの「もやしの炒め」の材料と作り方

【材料】※1~2人分
もやし…200g
ゴマ油…大さじ1
片栗粉…小さじ半分
味の素KK中華あじ…小さじ2/3
白こしょう…4振り
塩…1つまみ
ガーリックパウダー…5振り

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


【作り方】※調理時間:5分
1. フライパンにもやしを入れます。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


2. 上からゴマ油をかけ、さらに片栗粉を振ります。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


3. 弱火にかけて全体を混ぜます。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


4. 1分ごとにひっくり返して広げ、合計で4分経ったら中華あじとこしょうを加えて、ひっくり返します。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


5. 塩とガーリックパウダーを振って、ひっくり返します。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


6. 器に盛りつけて出来上がりです。

【リュウジの“これだけ”レシピ】もやしだけで「究極の野菜炒め」作ろう!ベチャッとしない秘密は例の白い粉


もやしは水分が多いので、高温でさっと炒めないとべちゃっとしておいしくないと言われますが、4分も炒めたのに水分も出ず、しかもシャキっとした食感がちゃんと残っていました。ゴマ油の香ばしさと中華あじの旨味もちゃんともやしに絡んでいて、後から加えたガーリックパウダーの独特の香りが食欲を掻き立ててくれました。
あえて何度も言いますが、もやしだけなのに冗談のようにおいしい炒め物です。これほどコスパのいい炒め物はほかにはないと思います。

スーパーに行くと、少し端の方にもやしの袋がたくさん積まれています。たいていのもやしはけっこうな安価で購入できますので、炒め物や鍋物などで量が欲しいときにはとても重宝です。中には豆付きで少し値段の高いもやしもありますが、そもそももやしは豆から発芽した部分ですので、豆がついていても当然です。日本で食べられているもやしのほとんどは、緑豆と呼ばれる豆を日に当てずに発芽させて育てたもので、アスパラガスを日に当てないとホワイトアスパラになるのとほぼ一緒です。

このレシピでも炒める前に片栗粉をまぶしていますが、唐揚げの衣にも使われているように水分を吸収する性質があります。普通に炒めたらどうしても少量の水分は出てしまいますが、片栗粉をまぶしておくことで、もやしから出た水分を吸収して外に出さないようにしてくれます。どんな料理でもそうですが、面倒に思える下ごしらえには、ちゃんとその料理をおいしくするための意味がありますので、省略せずに行いましょう。

とてもおいしくてコスパのよいもやし炒めができますので、ぜひ作ってみてください!
編集部おすすめ