ダシダという調味料をご存じでしょうか?とてもおいしい牛肉のスープの素なのですが、このダシダを使って、あのサイゲン大介さんが吉野家の牛丼を再現していました。吉野家の牛丼って無性に食べたくなるときがありますが、すぐに食べに行けないこともありますよね。
材料も少なくて手間もかからずに、あの吉牛の味を家で再現できるなんて、そんな幸せなことがあるでしょうか?ということで、さっそく作ってみました!

【ココイチカレー完全再現byサイゲン大介】驚異のジェネリックレシピ!ガチで挑んだひと皿を作ってみた

サイゲン大介さんこと阿諏訪泰義さんは、うしろシティというコンビを組んでいたお笑い芸人さんで、現在はソロで活動しています。
なだ万出身の店長の下で6年間修行した元料理人で、「一度食べただけでその料理を再現できる舌を持つ」という特技を活かし、「サイゲン大介」としてバラエティー番組に出演していました。
阿諏訪さんのYouTubeチャンネル『阿諏訪泰義の「あすわ我が味」』には、チェーン店のメニューの再現レシピや、お財布にやさしいジェネリック料理レシピ、料理にまつわる都市伝説など、「食」をテーマとした動画が多数投稿されています。今回の「ジェネリック吉野家」も、こちらのYouTubeチャンネルを参考にして作ってみました。

サイゲン大介さんの「ジェネリック吉野家」の材料と作り方

【食べた瞬間…あ、吉野家!】神の舌を持つ“サイゲン大介”の再現率120%な「ジェネリック吉野家」作ろう


【材料】※2人分
牛バラ肉…200g
玉ねぎ…100g
水…350ml
ダシダ…小さじ2
昆布だしの素(顆粒)…小さじ1
中華だしの素(顆粒)…小さじ1
白ワイン…大さじ1
砂糖…大さじ1と1/3
しょうゆ…大さじ1と1/2
ご飯…適量
紅しょうが…適量

※玉ねぎは5mm程度の厚さに切っておきます。

【作り方】※調理時間:20分
1. 鍋に水を入れ、昆布だしの素、中華だしの素、ダシダ、白ワイン、砂糖、しょうゆを加えて強火にかけます。

【食べた瞬間…あ、吉野家!】神の舌を持つ“サイゲン大介”の再現率120%な「ジェネリック吉野家」作ろう


2. 沸騰したら弱火にして、牛肉を1枚ずつゆっくり入れます。

【食べた瞬間…あ、吉野家!】神の舌を持つ“サイゲン大介”の再現率120%な「ジェネリック吉野家」作ろう


3. 玉ねぎを加え、自分の好みのやわらかさになるまで10分前後煮ます。

【食べた瞬間…あ、吉野家!】神の舌を持つ“サイゲン大介”の再現率120%な「ジェネリック吉野家」作ろう


4. ご飯を器に盛り、3を乗せ、紅しょうがを添えて出来上がりです。

【食べた瞬間…あ、吉野家!】神の舌を持つ“サイゲン大介”の再現率120%な「ジェネリック吉野家」作ろう


沸騰するにつれて、鍋からだしの香りがどんどん立ち上ってきます。
牛バラ肉を入れると一度温度が下がりますが、玉ねぎを入れたら後はもう待つだけ。かなり煮込むのかと思いきや、煮込み時間は何と約10分。


出来立てをすぐに口へ運ぶと、よく知っている吉野家の牛丼の味がしました。肉も玉ねぎも適度にやわらかくほぐれておいしいのはもちろんのこと、何といってもだしの旨味が複雑に絡まって作り出された、あの「吉牛」の味がここにあることに驚きです。
たったこれだけの材料かつ短時間で再現できてしまうなんて、恐るべしサイゲン大介さんです。

このレシピの要になっているダシダは、韓国のCJグループが販売している調味料で、わたしがその存在を知ったのは韓流ブームで新大久保が大賑わいだった頃のことでした。鶏がらスープの素のようにお湯に入れて溶かすだけで、とんでもなくおいしい牛肉味のスープができるという、魔法のような調味料です。韓国料理のスープには牛骨を使っているものが多く、手軽に使えるスープの素という点では最高の調味料だと思います。ちなみにあさり味の商品もあって、こちらもとんでもなくおいしいあさり味のスープができます。個人的にどちらもおすすめの調味料です。

吉野家の牛丼は、略して吉牛(よしぎゅう)と呼ばれていますが、わたしが初めて吉牛を食べたのはもう数十年前、新宿の飲食店で働いていた頃でした。安くて早くて旨いというキャッチコピーそのままに、とてもおいしくて提供時間も短くて安いという、とても助かる外食メニューでした。カウンターに座って食べながら大きな寸胴で煮込まれている様子を見て、家で作れたらいいのにと思っていたものです。その後、ほかにも牛丼チェーンが出てきましたが、わたしはやっぱりあのときの吉牛が一番好きなのかもしれません。


家で吉牛が食べられる魔法のようなレシピですので、ぜひ作ってみてください!
編集部おすすめ