【脇屋の夏麺】トマトがいい仕事するんですよ～♪麺好きシェフのさっぱり肉味噌「ジャージャン麺」作ろう

本日は、中国料理の脇屋友詞シェフが自身のYouTubeチャンネルで紹介している「ジャージャン麺（炸醤麺）」を作ります。ジャージャン麺というと、茹でた麺の上に「炸醤」と呼ばれる肉みそをかける中国・山東省が起源の麺料理ですが、脇屋流は肉みそにミニトマトを入れるんですって。さっぱりしてこれからの季節にぴったりですよね。それに、中華麺だけでなく、うどんやパスタなど、どんな麺とも相性がいいところも魅力です♪

【シェフ脇屋の簡単中華】冷凍うどんがいい！調味のワザが光るお手軽肉味噌の「ジャージャン麺」に挑戦♪

YouTubeチャンネル『Wakiya YujiのYUJI CHANNEL』の麺レシピ♪

YouTubeチャンネル『Wakiya YujiのYUJI CHANNEL』は、東京・赤坂にある中国料理店「Wakiya一笑美茶樓」のオーナーシェフでテレビや雑誌でもおなじみの脇屋友詞シェフのチャンネル。プロの味を家庭で手軽に再現できるレシピや家庭料理をグレードアップするコツを紹介しています。

本日はその中から、「ジャージャン麺」を作ります。材料は豚ひき肉とミニトマト、きゅうり、長ねぎ、しょうが、にんにくとシンプルです。中華麺だけでなく、どんな麺にも合うそうで、脇屋シェフはパスタにのせていましたが、わたしは何麺にのせようかしら？

うどん、そうめん、それとも、そば？うーん迷う。決まらないので、とりあえず、「炸醤」を作ることにしよう（笑）。

トマトを入れるのが肉みその”みそ”「ジャージャン麺」の材料と作り方



【材料】2人分
豚ひき肉…100g
ミニトマト…8個
長ねぎ（みじん切り）…大さじ2
しょうが（みじん切り）…小さじ1
にんにく（みじん切り）…小さじ1
チキンスープ…100ml　※顆粒のものでOK
きゅうり…1本
ゴマ油…大さじ1
酒…大さじ3
しょうゆ…大さじ3
甜麺醤…大さじ3
砂糖…小さじ2
水溶き片栗粉…大さじ1

今回は分量を半分にして作ります。チキンスープだけは半量にせず100mlで作っていきますよ。

ミニトマトは、湯むきをすると舌ざわりがよくなるそうです。今回、チキンスープは、お湯100mlに鶏ガラスープの素小さじ1を溶かしたものを使用。水溶き片栗粉は片栗粉と水を各大さじ1/2混ぜたものを使用。

【作り方】
1. きゅうりは皮をピーラーで剥き、包丁で叩いて潰し、4等分にカットします。こうすることで味が染み込みやすいそうです。

ボウルにきゅうりを入れ、塩少々とゴマ油大さじ1（ともに分量外）を加えて和えます。

今回は分量を半分にしたので、ゴマ油は大さじ1/2。



2. フライパンに豚ひき肉を入れ、弱火で炒めます。

豚肉の脂が出て色が変わってきたらゴマ油、みじん切りにした長ねぎ、しょうが、にんにく、湯むきして半分に切ったミニトマトを加え、中火で炒めます。



トマトに火が通ったら、酒、しょうゆ、甜麺醤を加えて混ぜ、さらに、チキンスープ、砂糖を加え、ポコポコ沸いている状態をキープし、4～5分煮詰めます。

砂糖は、使う甜麺醤の甘さによって調節しましょう。



3. 2に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。

4. お好みの麺を茹で、ゴマ油（分量外）を適量絡めてお皿に盛り、肉みそをたっぷりかけ、きゅうりを添えて出来上がり。

今回は、最近気に入っているライスヌードル（分量外）にしました。熱湯をかけて1分戻したライスヌードルをゴマ油で軽く炒めて盛り付けました。



調理時間は12分。きゅうりを添えることで、彩りも美しくなり、ひと手間かけている感も出ますね。



では、いただきます。



ちょっと味は濃いですが、おいしいです。

豚ひき肉のコクと甜麺醤の甘味を感じる肉みそ。そこに、トマトの酸味が効いているのが新鮮です。

トマトの酸味が、甘ったるさやクドさをすっきりさせてくれます。

そして、きゅうりも効果的。瑞々しいきゅうりでお口がさっぱり。肉みそのこってり味に飽きることなく、食べられます。



切っただけのきゅうりより、ゴマ油と塩を絡めたことで、瑞々しさはあるものの水っぽさが軽減され、また、肉みそとのなじみもいいような気がします。

今回使ったライスヌードルとの相性も◎。コクのある肉みそなので、パスタなどの小麦粉系の麺より、軽めに食べられて、わたしはけっこう好きです。

花椒やラー油（ともに分量外）で味変するのもアリとのことなので、花椒をかけてみると…。

これまた美味。花椒のしびれ系の辛さとさわやかな香りが肉みその味をキュッと引き締め、さらに、中国料理っぽさを演出してくれます。

脇屋友詞シェフの「ジャージャン麺」は、トマトの酸味がいい仕事をするおいしいジャージャン麺でした。どんな麺にも合わせることができる応用力も素敵。これから暑くなってくるので、冷たい麺にかけるのもアリかな。お好みの麺で作ってみてはいかがでしょう。