「高級ホテルの味、いつか食べてみたい…」そんな憧れメニューを、まさかの家庭で再現!?今回は、料理系YouTuber・ツナボーイさんの動画を参考に、帝国ホテル風「シャリアピンステーキ」に挑戦。食べてみると、玉ねぎの甘みとバターの香ばしさがとろけ合うような感動のおいしさ♡まさに”極上のひと皿”に仕上がりましたよ。
【川越シェフだよ。】グッと気温が上がったら…お肉もさっぱりが良き♡「チキンのレモンステーキ」焼こう!
1度見たら忘れられない!”ツナの被り物”の正体は元・高級ホテルの料理人!?
ツナの被り物×元高級ホテルの料理人=クセ強すぎて忘れられない!今回は、そんな唯一無二の料理系YouTuber・ツナボーイさんのショート動画を参考にしました。チャンネルの概要欄にご自分で「料理の工程は基本頭に入りません」と書くほどに、クセになるコミカルな語り口がおもしろく、本当に内容が入ってこない(笑)。…でも実は、紹介されている料理はどれも本格派なんです!今回チャレンジしたのは、ツナボーイさんが動画を見て完コピしたという帝国ホテル風「シャリアピンステーキ」。これは期待しかない。
実は”日本生まれ”?シャリアピンステーキのルーツとは
みなさんは、「シャリアピンステーキ」って聞いたことありましたか?今では居酒屋でも見かけるメニューですが、実はこのステーキ、日本の老舗ホテルのひとつ・帝国ホテルが発祥なんです。その歴史は1934年にさかのぼります。ロシアの世界的声楽家フョードル・シャリアピン氏が帝国ホテルに滞在中、歯痛で硬い肉が食べられなかったそう。そこで、当時の料理長・筒井福夫さんが、肉をやわらかくするために玉ねぎのすりおろしに漬けて焼くという工夫を凝らし、考案したのが「シャリアピンステーキ」。その後1936年、正式に「シャリアピンステーキ」と命名されました。名前の由来は、このシャリアピン氏からなんですね。
ツナボーイさんが完コピ!?帝国ホテル風「シャリアピンステーキ」
ということで、さっそく調理を始めましょう!
【材料】(1人分)
玉ねぎ…1個
牛ステーキ肉…1枚(※今回は220g使用)
パセリ(みじん切りにしたもの)…3gほど
塩…適量
バター…適量(※今回は10g使用)
ツナボーイさんのショート動画には、材料の詳細はあまり記載されていませんでした。
牛ステーキ肉は、上等なものでなくていいそうです。今回は、スーパーにあった牛ロースのステーキ肉を使用。
【作り方】
1. 玉ねぎ1/2個をみじん切りにする。
2. 残りの玉ねぎ1/2個をすりおろし、果肉と汁を分ける。
すりおろしは、目がしみる~。これを頑張れば、おいしいステーキが食べられると我慢……!
3. 牛肉の脂身を切り落とし、切り落とした脂身を角切りにする。
4. 3の牛肉を包丁の背で叩いたら、ラップをかけさらに鉄板を縦にして叩き、薄く延ばす。
ダブルの叩きで、やわらかく!
ツナボーイさんは、YouTubeの銀の盾(チャンネル登録者数が10万人を達成するともらえるそう)で”追い込み”をかけていました(笑)。
これもまたさまざまなレシピを参考にしたところ、鍋底で叩いて3mm程度の厚さにするといいようです。
5. バットに4を入れ、2で分けた玉ねぎ汁を加えて漬ける。
牛肉をやわらかく仕上げる大事なポイント。
ツナボーイさんの動画では何分漬けておくか言及はありませんでしたが、ラップをかけて30分ほど漬けました。
また、浸かりきらなかったので、ラップを落としブタのようにかけてみました。
6. フライパンを中火にかけ、3を入れ軽く炒める。
ツナボーイさん曰く、「シバミ・ガ・デタラ(※ブロンドのウィッグをかぶった柴犬の画像付き)」で脂身を取り出すとのこと…?世界観のクセがすごい!テンポの良さに思わず笑ってしまいます(笑)。
なんだろう?と気になってネットで色々と調べてみたところ、おそらく「シバミ・ガ・デタラ」=「はしばみ色になったら」という意味だと解釈しました。フランス料理界隈で”はしばみ色”とは、ヘーゼルナッツのようなほんのり茶色く色づいた状態のことを意味するとのこと。
脂がじんわりにじみ出し、表面に香ばしい焼き色がついてきたら、脂身を取り出しましょう!
7. 脂身を取り出したら、1、塩、2の果肉を入れ、飴色になるまで炒める。焼いたら器に取り出す。
なんとなく弱火で調理。「キモめな色」になるまで炒めるそう。動画を見た感じ、飴色になるまで炒めるで大丈夫そう!(笑)
8. 5の牛肉を取り出し汁を切り、両面に塩を振りかける。
9. フライパンを火にかけ、両面焼き色がつくまで焼く。焼けたらお皿に盛り付ける。
動画では、7のフライパンをそのまま使っていたよう。油を入れるかは不明でしたが、一応少量のサラダ油をひきました。
10. 9のフライパンに7、バターを入れ、混ぜ合わせながらなじませる。
この時、火は止めたままでOK。このソースが、お肉をおいしく変身させるんだとか!バターと玉ねぎのいい香りに、ワクワクが止まらない!
11. 9の牛肉に10を満遍なく乗せ、包丁の背を使って斜めに格子柄を入れる。
12. 最後に、パセリを振りかけたら完成!
ツナボーイさんは、パセリを散らした様子を「草を間引いた何か」と表現していました(笑)。
ツナボーイワールドにどっぷり浸かりながら、あっという間に完成です♪
玉ねぎ・バター・肉の旨味がぎゅっ!とろける極上のひとくち
玉ねぎの甘みや旨味がじゅわっと広がって、肉の旨味をぐっと引き立ててくれる――そんな”旨味の爆弾”のようなステーキ。肉はとにかくやわらかく、バターの香ばしさが鼻から抜けるたびに食欲が加速。そこにふわっと香るパセリの爽やかさが加わって、味に立体感が生まれます。チーズのようなコクも感じられて、「こんなものが家で食べられるなんてうれしすぎ…!」としみじみ。
叩き&焼き色が決め手!次の”おもてなし”はこれに決まり
焼き上がると肉が少し縮んで厚みが増すので、思いきって大胆に叩き伸ばしておくと、食感も均一でより本格的な仕上がりに。飴色玉ねぎに濃いめの焼き色が少しついてしまい落ち込んだ瞬間もありましたが、実はこれが”いい味”になっていて、結果オーライでした。香ばしさを含んだ玉ねぎの旨味や風味を、余すことなく堪能できます。「くぅー!」と思わず声が出る満足感。次、何か特別なお家ご飯があったらメニューに追加しよう!ぜひいつか”本物”も食べてみたいなぁと感じました。
作ってみてわかったちょっとしたコツや注意点も、あわせて紹介します!
【川越シェフだよ。】グッと気温が上がったら…お肉もさっぱりが良き♡「チキンのレモンステーキ」焼こう!
1度見たら忘れられない!”ツナの被り物”の正体は元・高級ホテルの料理人!?
ツナの被り物×元高級ホテルの料理人=クセ強すぎて忘れられない!今回は、そんな唯一無二の料理系YouTuber・ツナボーイさんのショート動画を参考にしました。チャンネルの概要欄にご自分で「料理の工程は基本頭に入りません」と書くほどに、クセになるコミカルな語り口がおもしろく、本当に内容が入ってこない(笑)。…でも実は、紹介されている料理はどれも本格派なんです!今回チャレンジしたのは、ツナボーイさんが動画を見て完コピしたという帝国ホテル風「シャリアピンステーキ」。これは期待しかない。
実は”日本生まれ”?シャリアピンステーキのルーツとは

みなさんは、「シャリアピンステーキ」って聞いたことありましたか?今では居酒屋でも見かけるメニューですが、実はこのステーキ、日本の老舗ホテルのひとつ・帝国ホテルが発祥なんです。その歴史は1934年にさかのぼります。ロシアの世界的声楽家フョードル・シャリアピン氏が帝国ホテルに滞在中、歯痛で硬い肉が食べられなかったそう。そこで、当時の料理長・筒井福夫さんが、肉をやわらかくするために玉ねぎのすりおろしに漬けて焼くという工夫を凝らし、考案したのが「シャリアピンステーキ」。その後1936年、正式に「シャリアピンステーキ」と命名されました。名前の由来は、このシャリアピン氏からなんですね。
ツナボーイさんが完コピ!?帝国ホテル風「シャリアピンステーキ」
ということで、さっそく調理を始めましょう!

【材料】(1人分)
玉ねぎ…1個
牛ステーキ肉…1枚(※今回は220g使用)
パセリ(みじん切りにしたもの)…3gほど
塩…適量
バター…適量(※今回は10g使用)
ツナボーイさんのショート動画には、材料の詳細はあまり記載されていませんでした。
そのため材料や分量は、「帝国ホテルのシャリアピンステーキ」と検索してヒットしたさまざまなレシピを参考に補完しました。それぞれ微妙に分量が違っていたので、お好みで調整してみてもいいかも。
牛ステーキ肉は、上等なものでなくていいそうです。今回は、スーパーにあった牛ロースのステーキ肉を使用。
【作り方】
1. 玉ねぎ1/2個をみじん切りにする。

2. 残りの玉ねぎ1/2個をすりおろし、果肉と汁を分ける。

すりおろしは、目がしみる~。これを頑張れば、おいしいステーキが食べられると我慢……!

3. 牛肉の脂身を切り落とし、切り落とした脂身を角切りにする。

4. 3の牛肉を包丁の背で叩いたら、ラップをかけさらに鉄板を縦にして叩き、薄く延ばす。

ダブルの叩きで、やわらかく!

ツナボーイさんは、YouTubeの銀の盾(チャンネル登録者数が10万人を達成するともらえるそう)で”追い込み”をかけていました(笑)。
これもまたさまざまなレシピを参考にしたところ、鍋底で叩いて3mm程度の厚さにするといいようです。
5. バットに4を入れ、2で分けた玉ねぎ汁を加えて漬ける。

牛肉をやわらかく仕上げる大事なポイント。
ツナボーイさんの動画では何分漬けておくか言及はありませんでしたが、ラップをかけて30分ほど漬けました。

また、浸かりきらなかったので、ラップを落としブタのようにかけてみました。
6. フライパンを中火にかけ、3を入れ軽く炒める。

ツナボーイさん曰く、「シバミ・ガ・デタラ(※ブロンドのウィッグをかぶった柴犬の画像付き)」で脂身を取り出すとのこと…?世界観のクセがすごい!テンポの良さに思わず笑ってしまいます(笑)。
なんだろう?と気になってネットで色々と調べてみたところ、おそらく「シバミ・ガ・デタラ」=「はしばみ色になったら」という意味だと解釈しました。フランス料理界隈で”はしばみ色”とは、ヘーゼルナッツのようなほんのり茶色く色づいた状態のことを意味するとのこと。
脂がじんわりにじみ出し、表面に香ばしい焼き色がついてきたら、脂身を取り出しましょう!
7. 脂身を取り出したら、1、塩、2の果肉を入れ、飴色になるまで炒める。焼いたら器に取り出す。

なんとなく弱火で調理。「キモめな色」になるまで炒めるそう。動画を見た感じ、飴色になるまで炒めるで大丈夫そう!(笑)
8. 5の牛肉を取り出し汁を切り、両面に塩を振りかける。

9. フライパンを火にかけ、両面焼き色がつくまで焼く。焼けたらお皿に盛り付ける。

動画では、7のフライパンをそのまま使っていたよう。油を入れるかは不明でしたが、一応少量のサラダ油をひきました。
10. 9のフライパンに7、バターを入れ、混ぜ合わせながらなじませる。

この時、火は止めたままでOK。このソースが、お肉をおいしく変身させるんだとか!バターと玉ねぎのいい香りに、ワクワクが止まらない!
11. 9の牛肉に10を満遍なく乗せ、包丁の背を使って斜めに格子柄を入れる。

12. 最後に、パセリを振りかけたら完成!

ツナボーイさんは、パセリを散らした様子を「草を間引いた何か」と表現していました(笑)。
ツナボーイワールドにどっぷり浸かりながら、あっという間に完成です♪
玉ねぎ・バター・肉の旨味がぎゅっ!とろける極上のひとくち

玉ねぎの甘みや旨味がじゅわっと広がって、肉の旨味をぐっと引き立ててくれる――そんな”旨味の爆弾”のようなステーキ。肉はとにかくやわらかく、バターの香ばしさが鼻から抜けるたびに食欲が加速。そこにふわっと香るパセリの爽やかさが加わって、味に立体感が生まれます。チーズのようなコクも感じられて、「こんなものが家で食べられるなんてうれしすぎ…!」としみじみ。
本家レシピでは粗びき黒こしょうも使われているようだったので追加してみると、それがまた最高に合う!たっぷりめにかけるのが個人的にはおすすめです。
叩き&焼き色が決め手!次の”おもてなし”はこれに決まり
焼き上がると肉が少し縮んで厚みが増すので、思いきって大胆に叩き伸ばしておくと、食感も均一でより本格的な仕上がりに。飴色玉ねぎに濃いめの焼き色が少しついてしまい落ち込んだ瞬間もありましたが、実はこれが”いい味”になっていて、結果オーライでした。香ばしさを含んだ玉ねぎの旨味や風味を、余すことなく堪能できます。「くぅー!」と思わず声が出る満足感。次、何か特別なお家ご飯があったらメニューに追加しよう!ぜひいつか”本物”も食べてみたいなぁと感じました。
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