こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。突然ですが、みなさんに質問です。
にんじんを煮る場合、「水が冷たい状態」と「水が沸騰している状態」のどちらのタイミングで鍋に入れますか?この茹でるタイミングはとても重要で、にんじんのおいしさを大きく左右するんです。そんなに変わるの?と疑問に思う方もいると思いますので、今回、2パターンの茹で方で食べ比べをしてみましたよ♪

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みなさん、にんじん食べてますか?

にんじんは、日持ちが良いので、安いときに大袋で買っておいて野菜室に常備すると便利ですよね。
炒め物、煮物、サラダなど何にでも使える、まさに食卓の味方!

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そんな毎日調理するようなにんじんですが、ちょっと気になっていることがありまして…。
実は、煮物にする際に「茹で方」を間違えているな~という方をときどき見かけるんです。

にんじんは茹で方次第で、風味がまったく違ってくるんですよ!
というわけで今回は、「にんじんの正しい茹で方」を紹介していきます。

にんじんの正しい茹で方とは…

ではまず、問題です。

Q:にんじんを茹でる時、にんじんを入れるタイミングはどっちでしょう?

①鍋の中の水が冷たい状態から
②鍋の中の水が沸騰してから





正解は…

「① 鍋の中の水が冷たい状態から」です!

【料理上手は知っている】にんじんをおいしく茹でるなら「水から」「沸騰してから」どっち!?【青髪のテツ】


実は、にんじんを煮るとき、ぐつぐつ沸騰してからお鍋に投入するのはNGなんです。

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これはにんじんに限った話ではなく、大根やかぶなど厚みのある根菜類は、沸騰したお湯から茹でると中心と外側が均一に火が通らず、中心部分が生煮えの状態になってしまったり、火を通しすぎて外側が煮崩れしたりしてしまうんです。

正しく加熱するには、「水の状態から徐々に温度を上げていくこと」。
これで、にんじんの外側から中心にかけて均一に火が通り、おいしく仕上がります。

【料理上手は知っている】にんじんをおいしく茹でるなら「水から」「沸騰してから」どっち!?【青髪のテツ】


今回、試しに「水から加熱して茹でたにんじん」と「沸騰させたお湯で茹でたにんじん」を食べ比べてみました!

見た目にはどちらもほぼ変わりがありませんね。でも、食べてみると食感がまったく違います!
水から加熱したにんじんは、全体がホロっと柔らかく、風味も甘みも豊かです。

一方、沸騰してから投入したにんじんは、芯の部分が微妙に生っぽく、甘みがなくて正直おいしくなかったです…。

こんなに差が出るのか…とびっくりしますよ!

茹でる時間の目安は?

【料理上手は知っている】にんじんをおいしく茹でるなら「水から」「沸騰してから」どっち!?【青髪のテツ】


茹で時間の目安もお伝えしておきます。
以下は、水を張った鍋ににんじんを入れて加熱し、沸騰してからの時間になります。

○短冊切り 約5分
○1cm幅の輪切り 約8分
○乱切り 約12分

以上はあくまで目安です。気温や調理器具にも左右されますので、お湯から取り出す前に竹串が刺さるか確認してくださいね。

以上、今回は「にんじんの正しい茹で方」を紹介しました。

年中スーパーに並んでいるにんじんですが、今の時期に旬を迎える「春にんじん」は水分量が多く、柔らかく瑞々しいという特徴があります。
正しく加熱して、おいしい春にんじんをたくさん食べてくださいね!
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