油揚げはおみそ汁の具など、脇役のイメージが強めですが、袋状になることから詰め物料理には重宝します。その筆頭が、稲荷ずし。
油揚げを甘辛く炊くのが一般的ですが、料理家のKUMAさんは市販の稲荷ずしの甘さが苦手とのことで、甘さ控えめの「お稲荷さん」をYouTube『くまの限界食堂』で紹介していました。味付けはしょうゆと砂糖のみ。甘く無いので酢飯ではなく、白ゴマご飯。だしも酢も必要ないので材料レス♪作ってみよう!

酢飯の代わりに鶏ひき肉や椎茸を入れて…お稲荷さんの斜め上いく「ひと口肉詰めいなり」作ってみた!

YouTube『くまの限界食堂』のX(旧Twitter)がこちら!

みて損はさせません。たまらない美味しさをhttps://t.co/9W1T47oW7e pic.twitter.com/EVod2D1li8— くまの限界食堂 (@genkaiguma) April 4, 2025
YouTube『くまの限界食堂』のX(旧Twitter)が、覚えたら一生おいしく作れるという「おあげさん」をポストしています。画像は稲荷ずしですが、動画では、調味料で炊く「おあげさん」の作り方と、アレンジとして「お稲荷さん」を紹介していましたよ。

レシピ考案者は、料理家のKUMAさん。KUMAさんが運営する、登録者数144万人を有する『くまの限界食堂』は、筆者も注目しているチャンネルのひとつです。今まで、このチャンネルのレシピをたくさん試してきましたが、どれも簡単においしく作れて、毎日の献立に役立っています。

今回作る「おあげさん」の味付けはしょうゆと砂糖のみ。関西在住の筆者は、油揚げをだし、砂糖、しょうゆで薄味に炊くのが定番。『くまの限界食堂』のレシピで作ると、いつも作る「おあげさん」とは少し味わいが異なりそう。


「お稲荷さん」にもアレンジ出来るようなので、作ってみます♪

だし不要で作れる!「おあげさん」を作ってみた!

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


【材料】(16枚分)
油揚げ(すし用)…8枚
しょうゆ…大さじ3
砂糖…大さじ1~2 ※今回は大さじ1使用
水…200ml

【作り方】
1. 油揚げを半分に切って袋状に開き、熱湯を張ったボウルに浸して油抜きします。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


今回使った油揚げは、半分に切った油揚げを左右に広げると簡単に袋状になりました。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


熱湯に油揚げを入れると浮くので、やさしく沈めて、全面がお湯に浸かるようにします。

油抜き不要と書かれている油揚げも、油分があると調味料が染み込みにくいので、必ず油抜きをしてくださいね。

2. 湯切りして触れるくらいになるまでしばらく冷まして、水気をしっかりと絞ります。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


ザルに上げ、シリコンベラで押してある程度水気を切ってから5分ほどおいて冷ましました。シリコンベラで押すだけだと十分に水気を切れないので、繊細な薄揚げが破れないように、両手で挟んで絞りました。

3. 大きめのフライパンに2を並べ、しょうゆ、砂糖、水を入れ、落しブタをして中火で沸騰させ、沸騰したら弱火で10分炊きます。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


さっぱりとした甘さがお好みなら砂糖を大さじ1杯、少し甘めがお好みなら、大さじ2杯分を加えてくださいね。大きめのフライパンならひっくり返す手間が省けますが、小さめの鍋でも作れますよ。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


落としブタをして中火で煮汁を沸騰させ、弱火にしてから10分、ひっくり返さずに煮ました。

小さい鍋で煮る場合は、味が均一に染み込むように、途中で油揚げの上下を返してくださいね。


【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


弱火で10分煮ると、煮汁がほぼなくなりました。煮汁が残っていても、冷める間に油揚げに染み込みますよ。フタをしたまま、常温になるまで20分ほどおきました。

「おあげさん」としていただく場合はこれで完成!今回は4枚を「おあげさん」として味わい、残りを「お稲荷さん」にしてみます。

酢は不要!白ゴマ混ぜご飯を詰めて「お稲荷さん」も作ってみた!

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


「お稲荷さん」に詰めるのは、酢飯ではなく白ゴマを混ぜたご飯。動画で詳しい分量は紹介されていなったため、今回は260gほどのご飯に白ゴマを適量混ぜて、小さな俵型に13個握りました。

ラップで包んで握るとご飯が手に付かずに、ミニ俵型おにぎりをスムーズに作れました。

ちなみに「おあげさん」はたっぷりと煮汁を吸っています。「お稲荷さん」にする場合には、ご飯がベチャベチャにならないように、少し絞ってから詰めました。

「おあげさん」と「お稲荷さん」をいただいてみます♪

「おあげさん」は噛むと煮汁がじゅわ~っ♪甘さ控えめのしょうゆ味

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


YouTube『くまの限界食堂』で作っていた「おあげさん」がこちらです。動画でしょうがじょうゆで味わっていたので、チューブ入りしょうがと少ししょうゆを垂らして実食!

噛んでみると、見かけによらずたっぷりと煮汁を含んでいて、口の中がジューシーに。今回は砂糖を大さじ1杯にしたので甘さはかなり控えめで、薄味ながらもしょうゆの塩味が効いた味わいです。


市販の稲荷ずしの甘いおあげを想像していたので、かなりさっぱりとした印象を受けます。おろししょうがを乗せると、風味が増して、おつまみとしても成立するおいしさ。

煮汁がたっぷりなので、薄い「おあげさん」でも満足感がありました。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


こちらは白ゴマご飯を詰めた「お稲荷さん」です。ご飯を詰めたことでぷっくりと、おいしそうな仕上がりになりました。

食べてみると、煮汁を絞ったことでご飯はベチャッとせずにおいしく仕上げっています。その分、油揚げの味わいは薄くなりましたが、さっぱり感のある「お稲荷さん」に。程よいサイズ感なので、何個でも食べられそうです。

レシピ考案者のKUMAさんは、市販のお稲荷さんの甘さが苦手とのことで、甘さはかなり控えめ。砂糖よりもしょうゆの味わいの方が広がり、油揚げが甘くないので、酢飯ではなく白ゴマご飯にしたのが良く分かりました。

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


ちなみに「お稲荷さん」を作る際、「おあげさん」を絞ったので、煮汁が70mlほど残りました。油揚げのコクを含んだしょうゆ味の煮汁なので、野菜や厚揚げなどを煮る時に加えて使い切ろうと思います。


しょうゆ、砂糖、水だけで気軽に作れる♪10分炊けばジューシーな「おあげさん」

【覚えて損はない】シンプルな「お稲荷さんの作り方」に挑戦!出汁不要、醤油と砂糖だけ!甘さ控えめ♪


YouTubeの料理系チャンネル『くまの限界食堂』で見つけた「おあげさん」。だしを使わず、しょうゆ、砂糖、水だけでパパッと作れる一品でした。

筆者はきつねうどんを作る時に、だし、しょうゆ、砂糖で油揚げを炊きますが、今回はだしを加えず、砂糖も控えめだったので、しょうゆの味わいが広がるさっぱりとした味付けで、普段作る「おあげさん」とは異なり新鮮でした。

また、しょうがじょうゆを付けて「おあげさん」を食べようと思ったこともなかったので、こんな食べ方があるのか!と目からウロコ。炊いた「おあげさん」がおかずやおつまみになるという発見がありました♪

「おあげさん」をたくさん炊いておけば、「お稲荷さん」にもすぐにアレンジ出来るので便利ですよ!「お稲荷さん」はお弁当にもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
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