【この画像を見る】花農家直伝!元気な苗を選ぶ裏ワザは…そこをチェックするの⁉

教えてくれたのは、東京都東村山市でパンジーとビオラを栽培して13年、江藤園芸の2代目、江藤博亮さんです。
元気な苗を選ぶには、この3つをチェック!
1.揺らしても、花がフラフラしないか
2.土が見えていないか
3.ポットに張りがあるか
それでは、詳しく見ていきましょう。
※ビオラのポット苗を使って説明していますが、パンジーを選ぶときも、ポイントは同じです。

「まずは株が大きく、ポットを持って揺らしても、花がフラフラしないものを選びましょう」(江藤さん)

左の苗は、揺らすと花が根元から力なく揺れますが、右の苗は、葉と花がギッシリと詰まっているので、フラフラしません。

2つの苗を上から見比べると、その差は一目瞭然。
「いい苗は、株がよく育ち、横に広がっているので、ポットから土が見えません」(江藤さん)
持ってみると左の苗は軽く、指で押してみると、ポット自体が柔らかいのに対し、右の苗はずっしりと重く、ポットにも張りがあります。
重さは、土に含まれる水分量によっても変わるので、水やりした直後は重くなるなど、選ぶときの目安には、なりにくいそう。
そこで、生産者ならではの、裏ワザを公開!
ポットから苗を出して、根の張りをチェック⁉

「苗を選ぶのに、一番確かな方法があります」と笑顔で話す江藤さん。
ポット苗を横にして、ゆっくりと苗を取り出します。

「元気な苗は、根が張って白くなっています。よくない苗は、根に張りがなく土色です」(江藤さん)

並べてみればその差は歴然。江藤園芸では、左のような苗は、市場出荷時に、破棄しているそうです。

しかし、お店で選ぶ時に、ポットから苗を出しても大丈夫なのでしょうか?
「うちではOKなのですが、他のお店では店員さんに確認してから、ポットから外すようにしてくださいね」(江藤さん)
摘み取った花は、グラスに生けて楽しむ

江藤園芸では、出荷時期をずらすため、まだ花が咲きそろわない段階で、ポットに一輪だけ花が咲くと、その花は摘み取っているそう。
「一輪だけ咲いた花は全部取っちゃいます。そうしないと他の芽に栄養が行かなくなりますから」(江藤さん)

摘み取った花は、どんどん箱に入れていきます。そのままでは2、3日で萎れてしまいますが、透明なグラスに生ければ1週間近くは楽しむことができるそう。

冬に植えて、ゴールデンウィークまで、色とりどりの花を楽しめるパンジーとビオラ。
満開を過ぎて茎が込み合ってきたら、花を茎ごと摘み取る切り戻しをすることで、再びたくさんの花を咲かしてくれるそう。

摘み取った花は、茎が短いので、一輪挿しやミルクピッチャーなどに飾るのがおすすめ。
小さなボウルに入れて、浮かべてもかわいいですよ。こんなアレンジを楽しんでみてはいかがですか?

住所:東京都東村山市廻田町4-18-3
インスタグラム:https://www.instagram.com/etoengei/