なんだか今日はやる気がでない…だけど、おいしいものは食べたい。そんな”虚無”な日の頼もしい味方が、YouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』で展開している「虚無レシピ」シリーズ。
リュウジ『これ、超簡単なのに行列のできる味です』 レンチンして混ぜるだけ「塩油そうめん」作ろう!
青森発のやさしい味♡「たまごみそ」って知ってる?
みなさんは、「たまごみそ」って知っていましたか?わたしは先日読んだ小説の中で、登場人物が作っていて「えっ、なにそれ?」と気になったのが知るきっかけでした。
たまごみそは、青森県・津軽地方で古くから親しまれている郷土料理。元は「みそ貝焼き」という、ホタテの殻を鍋代わりにして、みそや卵、魚介を煮て作る料理がルーツなんだそう。江戸時代から津軽湾周辺で食べられていた伝統の1品です。これを家庭向けにアレンジし、ホタテを使わず卵とみそを主役にしたのが「たまごみそ」。手軽に作れることから、ご飯のお供や風邪のときの栄養食として広まり、今では身近な家庭の味として受け継がれています。
虚無状態の救世主⁉リュウジさんが教える、お手軽ウマウマご飯のお供に挑戦!
そんな郷土料理「たまごみそ」を、”虚無な状態でも作れるほど簡単”というコンセプトでレシピを組み立てて、提案したのがリュウジさん。
【材料】
卵…2個
みそ…大さじ2
酒…大さじ1
砂糖…小さじ2
うま味調味料…少々
ご飯…お好み量
※だし入りみそを使うと風味が重なりすぎるため、リュウジさんは「だしなし」派。もし使う場合は、うま味調味料は入れないのがいいそう。
【作り方】
1. フライパンにみそ、酒、砂糖、うま味調味料を入れ、弱火にかける。シリコンベラでみそを練るように混ぜながら、全体をなじませていく。
酒は風味を、砂糖はやさしい甘みを、うま味調味料はコクをプラスしてくれる組み合わせなんだそう。
2. 1の火を一度止め、卵を別のボウルに割り入れ、溶いておく。
3. 再びフライパンを弱火にかけ、2の卵を加える。シリコンベラで練るようにゆっくりと混ぜ続ける。ポロポロそぼろ状になったら完成!
強火にすると焦げたり、香りが飛んでしまうので注意。徐々に広がっていくみその香りが、食欲を刺激する!
最初はサラッとしていますが、次第にとろみが出てきて、5分ほどでぽろぽろの炒り卵状に仕上がります。
ご飯が止まらない!シンプルなのに忘れられない!たまごみその味♡
見た目は、ふわっとした炒り卵。少しだけ、鶏そぼろにも見えるような、なんとも素朴なビジュアル。ひと口食べてみると、口の中に広がるのは、みその深いコクと卵のまろやかな旨味。塩味はしっかりあるのに角がなくて、どこかやさしさを感じる甘みもあって、まさに”ほっとする味”。みその香りがふんわり鼻に抜けるたびに、シンプルな素材の底力を感じます。
ご飯にのせると、それはもう、しみじみおいしい♡リュウジさんが「ぜひ」とすすめる理由がよくわかります。ふわふわのたまごみそが、炊きたてご飯の粒にほどよく絡んで、お米のおいしさまでぐっと引き立ててくれるんです。つい「これ、何杯でもいけちゃうやつでは…?」と心の声が漏れました。気づけばお茶碗は空っぽ。肉や魚がなくても、これで充分。そう思えるほどおいしい味でした。
”ご飯のお供”から副菜へ♪にんじん炒めアレンジ
せっかくなので、リュウジさんおすすめのたまごみそを使った野菜炒めも作ってみました。
【材料】
「虚無たまごみそ」…お好み量
にんじん…1本
塩・こしょう…各少々
油…少々
1. にんじんを千切りにする。
今回は細めにして、火の通りやすさを意識しました。
2. フライパンに「虚無たまごみそ」とにんじんを入れ、炒める。
指定はなかったので、中火で調理。にんじんがしんなりしてくるまで炒めます。
3. にんじんが少し柔らかくなってきたら、油を回し入れ、塩、こしょうで味を整える。軽く炒め合わせたら完成。
炒め時間は、にんじんの太さにもよりますが、全体で5分ほど。さっと作れました。
小料理屋のようなひと皿を、たまごみそで手軽に
きんぴらのような、しりしりのような見た目の「にんじんとたまごみその炒め物」。たまごみそを使えば、味付けはほぼおまかせ状態。にんじんの自然な甘さとたまごみそのコクが重なり、噛むほどにじんわり味わい深さを感じられます。
冷めても味がなじんでおいしく、お弁当にもぴったり。リュウジさんが「小松菜にも合いそう」と紹介していたのも納得で、ぜひほかの野菜でもアレンジしてみたくなりました。
時間がないときも気持ちに余裕がないときもやさしく寄り添ってくれる、ご飯のお供ですね。
ふと思い出してまた作りたくなる、そんな”常備したくなるおいしさ”でした。
今回注目したのは、ご飯の供です。卵とみそ、身近な調味料で「虚無たまごみそ」なるご飯の供が作れるそうです。もともとは青森の郷土料理らしいのですが、リュウジさんがとっても簡単に作れるようカスタマイズ。なのに、味はかなり本格的で、これさえあればおかずはなくともご飯がどんどん消えていくとか。これなら今のわたしでも作れそう!ということで、さっそくトライです。
リュウジ『これ、超簡単なのに行列のできる味です』 レンチンして混ぜるだけ「塩油そうめん」作ろう!
青森発のやさしい味♡「たまごみそ」って知ってる?

みなさんは、「たまごみそ」って知っていましたか?わたしは先日読んだ小説の中で、登場人物が作っていて「えっ、なにそれ?」と気になったのが知るきっかけでした。
たまごみそは、青森県・津軽地方で古くから親しまれている郷土料理。元は「みそ貝焼き」という、ホタテの殻を鍋代わりにして、みそや卵、魚介を煮て作る料理がルーツなんだそう。江戸時代から津軽湾周辺で食べられていた伝統の1品です。これを家庭向けにアレンジし、ホタテを使わず卵とみそを主役にしたのが「たまごみそ」。手軽に作れることから、ご飯のお供や風邪のときの栄養食として広まり、今では身近な家庭の味として受け継がれています。
虚無状態の救世主⁉リュウジさんが教える、お手軽ウマウマご飯のお供に挑戦!
そんな郷土料理「たまごみそ」を、”虚無な状態でも作れるほど簡単”というコンセプトでレシピを組み立てて、提案したのがリュウジさん。
人気YouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」のチャンネル登録者数は525万人(執筆時)を超え、今や日本を代表する料理系チャンネルになりました。前置きはこのくらいにして…。お酒を飲み過ぎてふらふらでも、疲れすぎていても、やる気がまったく出なくても”なんとか作れる”「虚無たまごみそ」をさっそく作っていきましょう!


【材料】
卵…2個
みそ…大さじ2
酒…大さじ1
砂糖…小さじ2
うま味調味料…少々
ご飯…お好み量
※だし入りみそを使うと風味が重なりすぎるため、リュウジさんは「だしなし」派。もし使う場合は、うま味調味料は入れないのがいいそう。
【作り方】
1. フライパンにみそ、酒、砂糖、うま味調味料を入れ、弱火にかける。シリコンベラでみそを練るように混ぜながら、全体をなじませていく。

酒は風味を、砂糖はやさしい甘みを、うま味調味料はコクをプラスしてくれる組み合わせなんだそう。
2. 1の火を一度止め、卵を別のボウルに割り入れ、溶いておく。

3. 再びフライパンを弱火にかけ、2の卵を加える。シリコンベラで練るようにゆっくりと混ぜ続ける。ポロポロそぼろ状になったら完成!

強火にすると焦げたり、香りが飛んでしまうので注意。徐々に広がっていくみその香りが、食欲を刺激する!

最初はサラッとしていますが、次第にとろみが出てきて、5分ほどでぽろぽろの炒り卵状に仕上がります。
ご飯が止まらない!シンプルなのに忘れられない!たまごみその味♡

見た目は、ふわっとした炒り卵。少しだけ、鶏そぼろにも見えるような、なんとも素朴なビジュアル。ひと口食べてみると、口の中に広がるのは、みその深いコクと卵のまろやかな旨味。塩味はしっかりあるのに角がなくて、どこかやさしさを感じる甘みもあって、まさに”ほっとする味”。みその香りがふんわり鼻に抜けるたびに、シンプルな素材の底力を感じます。

ご飯にのせると、それはもう、しみじみおいしい♡リュウジさんが「ぜひ」とすすめる理由がよくわかります。ふわふわのたまごみそが、炊きたてご飯の粒にほどよく絡んで、お米のおいしさまでぐっと引き立ててくれるんです。つい「これ、何杯でもいけちゃうやつでは…?」と心の声が漏れました。気づけばお茶碗は空っぽ。肉や魚がなくても、これで充分。そう思えるほどおいしい味でした。
”ご飯のお供”から副菜へ♪にんじん炒めアレンジ
せっかくなので、リュウジさんおすすめのたまごみそを使った野菜炒めも作ってみました。

【材料】
「虚無たまごみそ」…お好み量
にんじん…1本
塩・こしょう…各少々
油…少々
1. にんじんを千切りにする。

今回は細めにして、火の通りやすさを意識しました。
2. フライパンに「虚無たまごみそ」とにんじんを入れ、炒める。

指定はなかったので、中火で調理。にんじんがしんなりしてくるまで炒めます。
3. にんじんが少し柔らかくなってきたら、油を回し入れ、塩、こしょうで味を整える。軽く炒め合わせたら完成。

炒め時間は、にんじんの太さにもよりますが、全体で5分ほど。さっと作れました。
小料理屋のようなひと皿を、たまごみそで手軽に

きんぴらのような、しりしりのような見た目の「にんじんとたまごみその炒め物」。たまごみそを使えば、味付けはほぼおまかせ状態。にんじんの自然な甘さとたまごみそのコクが重なり、噛むほどにじんわり味わい深さを感じられます。
どこか家庭の温もりを思わせる、やさしく温かな味わい。それでいて、小料理屋で出てきそうな上品さもあります。

冷めても味がなじんでおいしく、お弁当にもぴったり。リュウジさんが「小松菜にも合いそう」と紹介していたのも納得で、ぜひほかの野菜でもアレンジしてみたくなりました。
時間がないときも気持ちに余裕がないときもやさしく寄り添ってくれる、ご飯のお供ですね。
ふと思い出してまた作りたくなる、そんな”常備したくなるおいしさ”でした。
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