「体を支える」「臓器を守る」「体を動かす」「血液を作る」「カルシウムなどのミネラルを貯蔵する」と、人間の体にとって、かなり重要な役割を担う「骨」。そこで本日は「骨」に注目し、深掘りすることに。
ではさっそく、骨に関するクイズをひとつ。われわれ人間の骨は、大小あわせて206個あるといわれていますが、実は、赤ちゃん(新生児)の骨はもっと多いそうです。さて、いくつあるでしょう?

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そういえば骨の数って…知らなかった!

体の不思議クイズ♪

【問題】
成人の骨は、大小あわせて206個くらいあるといわれていますが、実は赤ちゃん(新生児)の骨はもっと多いそうです。さて、いくつあるでしょう?

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?
赤ちゃん

画像出典:photoAC

thinking time♪







正解は「約350個」

えーーーーっ。144個も多いじゃん!

大人より体の小さい赤ちゃんの方が骨が多いって、どういうこと?

この144個の骨はいずこへ?

そもそも骨って、”減る”ものなの?

それに206個”くらい”とか、”約”350個とか、アバウトな表現はなぜ?骨の数にも個人差があるの?

…いやはや、疑問が次から次へと沸いてきます(笑)。

では、疑問を解決すべく、「骨」について深掘り開始!

なぜ大人より赤ちゃんの方が”骨の数”が多いの?

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?

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骨の数は、新生児→小児→成人と成長する過程で、減っていくそうです。

その理由は、骨がなくなるのではなく、骨と骨が融合するため。

骨には、子どものころは離れ離れの状態で、成長過程でくっついて”ひとつの骨”になるものがあるそうです。

例えば、骨盤の左右にある「寛骨(かんこつ)」。

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?


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生まれたときは、腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨に分かれているそうで、思春期までは個々に存在して軟骨でつながった状態。それが成年期になると、ひとつの骨としてつながるそうです。

また、206個”くらい”とアバウトな表現なのは、人によって骨のくっつき方が異なるなど、骨の数にも個人差があるからみたいです。


例えば、「尾骨」を構成する骨の数は、個人差が大きく、3個~5個、中には7個なんて人もいるみたいです。

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?
尾骨

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「尾骨」は、しっぽの名残の骨といわれていますよね。

人間には、もちろん、しっぽはありませんが、お母さんのお腹の中にいる妊娠2か月くらいまでの胎児には、”しっぽ”がついているんですって。妊娠2か月くらいを境に、壊れてなくなり、何個かの骨だけが残るとのこと。

おそらく、「尾骨」を構成する骨の数に個人差があるのは、これが理由なんですね。

ちなみに胎児のころにはあるのに、なぜ、しっぽがなくなってしまうのか。その理由は、はっきりとはわかっていないそうですよ。

さて、大人はだいたい206個、骨があることがわかりましたが、一番小さい骨と一番大きい骨は、それぞれ、どこの骨なのでしょう?

一番大きいのはおそらく、太ももの骨かなと想像出来ますが、一番小さいのは一体、どこ?

尾骨の先端の骨とか…???

約206個中の「最小の骨」と「最大の骨」とは?

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最大の骨は、やっぱり、そう!

太ももを支えている「大腿(たい)骨」でした。足の付け根から膝までの太ももの骨で、身長の4分の1くらいの長さなんだそうです。

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大腿骨

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では、最小の骨。一体、どこにある骨なのか想像がつきませんが…。

最小の骨は、ここ!

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?

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耳の中にある「アブミ骨」という骨。
耳小骨を構成している骨のようですが、初めて聞く名前です。

アブミ骨の長さは、2.6mm~3.4mmで、重さはなんと0.002g~0.0043g。

軽っ。

とっても小さい骨ですが、外耳、中耳と伝わってきた振動を、音信号にして脳細胞に届けるという、大切な役割を担っています。

このアブミ骨が硬くなるのを「耳硬化症」というそうで、音が小さく聞こえる「伝音難聴」の症状が出てしまうんですって。一説によると、あのベートーヴェンも耳硬化症だったんだとか。

2mmほどの小さな骨にも、しっかり役割があるんですね。

人間の体って、ほんと、不思議。

…ということで今回は、人間の骨についてご紹介しました。

人間の骨の数は成長過程で変化し、赤ちゃんの方が大人より多いとは意外でした。

わたしの体は、大小さまざまな206個もの骨で作られ、支えられているんだと思うと、少々感慨深いです。

ちなみに、人間の骨の数は206個ですが、動物界で最も骨の数が多い動物はというと…。


みなさん、何だと思います?

「ヘビ」だそうです。

ぐにゃっとしているので、骨がなさそうな雰囲気ですが、なんと1000~1200個もあるんですって。人間の5倍以上です。すごい!

『骨の数ってな、206あんねん』(byアンミカ!?)…でもな、子供の骨はもっとあんねん!さて、いくつある!?
ヘビ

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たくさんの骨がびっしりあるから、あの滑らかな動きが出来るのでしょうね。

んっ?

ヘビも骨折するのでしょうか?

おっと、また疑問が湧いてきましたが、とりあえず、今日はここまで(笑)。

<参考文献>
WEB

『亀田メディカルセンター 骨粗鬆症リエゾンチーム~第4話 骨の数はいくつ?~』
https://www.kameda.com/pr/osteoporosis/column2-4.html#:~:text=新生児の時は350,部分に分かれています%E3%80%82

『アキヒロカイロプラクティックオフィス~大丈夫?子供のカラダ2~』
https://www.akihiro-chiropractic.com/colume2/

『整体院プラント春日井~尾骨の痛み~』
https://ap4156.com/example/319/

『学研キッズネット~人間にはどうしてしっぽがないの~』
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/science0068/

『学研教育情報資料センター~人間の骨の中で最大の骨、最小の骨はなんなの~』
https://kids.gakken.co.jp/box/rika/06/pdf/B046102620.pdf

『ばば耳鼻科~耳硬化症の手術(アブミ骨手術)~』
https://www.baba8733.com/otosclerosis/
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