料理研究家としてすっかり有名になったリュウジさん。今回参考にしたのは、同じく料理研究家の東山広樹さんとのまさかのコラボ動画です。
しかもお互いに相手のレシピをもとに料理をするというなかなかチャレンジャーな企画で、今回はリュウジさんのレシピで東山さんが作る番。なんとみそを使わずに塩味の回鍋肉を作っていましたので、さっそく作ってみました!

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登録者500万人超えのYouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』の運営者で、料理研究家として有名なのがリュウジさんです。2000本以上の動画を投稿している他、テレビ出演や書籍、グッズ販売もしていますが、大好きな酒を飲みながら料理をしたり、視聴者からのコメントに返信して炎上したりと、何かと話題の絶えない人物でもあります。

リュウジレシピ「究極の塩ホイコーロー」の材料と作り方

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


【材料】※2人分
豚こま切れ肉…200g
キャベツ…250g
塩…適量
白こしょう…適量
片栗粉…小さじ2と1/2
酒…大さじ1
ラード…大さじ1
長ねぎ…1/2本(50~60g目安)
にんにく…1かけ(5~8g目安)
しょうが…1かけ(5~8g目安)
レモン汁…小さじ1(レモン1/8切れ分)
ゴマ油…小さじ2
豆板醤…小さじ2/3
オイスターソース…小さじ1と1/2
砂糖…小さじ1/3
塩…小さじ1/3
うま味調味料…6振り
黒こしょう(粗びき)…適量
レモン(味変用)…お好みで

【下準備】
豚肉:大きければちぎります。
キャベツ:ざく切りにします。
長ねぎ:斜め切りにします。
にんにく、しょうが:みじん切り(粗みじん切りでも可)にします。
レモン(国産):縦8つ切りにして1切れを取り、小さじ1分の汁を絞ります。

【作り方】※調理時間:15分
1. ボウルに豚肉を入れ、塩とこしょうを軽く振っておきます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


2. 1に片栗粉を加えてまぶします。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


3. 2に酒を加えてよくもみこみます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


4. 耐熱容器にキャベツを入れてラードを乗せ、ラップをして600Wの電子レンジで1分半加熱します。


リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


5. 電子レンジから出してラップを外し、箸で混ぜてキャベツにラードを絡めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


6. フライパンを強めの中火にかけてゴマ油を引き、豚肉を広げながら入れて炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


7. 軽く炒めた6に、にんにくとしょうがを加えて炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


8. 7を軽く香りが出てくるまで炒めたら、長ねぎを加えてさらに炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


9. 8に豆板醤、オイスターソース、砂糖、塩を加え、混ぜながら炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


10. 調味料が混ざったら、キャベツを加えてサッと炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


11. うま味調味料を加え、さらに炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


12. 黒こしょうとレモン汁を振って炒めます。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


13. 器に盛りつけて、出来上がりです。

リュウジ『塩で炒める回鍋肉がこれまでの概念を変える旨さだ』 レモンを絞って食べると超絶うまかった件


何回も回鍋肉を作ってきましたが、どう見ても今回の出来上がりの色は回鍋肉の色ではありません…。

見た目は従来の回鍋肉とは違いましたが、動画では絶賛されていたので、試しにひと口食べてみると…みそではなく塩味にしたことで、豆板醤のよく知っている辛みとオイスターソースのコクが際立つすっきりした味に仕上がっています。

おそらく最後に加えたレモンの酸味がこのすっきり感を加えているのだと思いましたので、添えておいたレモンを絞ってみたところ、さらにさわやかさが増しておいしくなりました。


この塩回鍋肉は、アリだと思います。

回鍋肉は、かの陳建民さんが日本に広めた四川料理のひとつですが、他の料理同様に日本人向けに食べやすくアレンジされたものです。

甜面醤の量を増やしたのもアレンジのひとつですが、甜面醤は甘みそですので回鍋肉と言えばみそ味のようなイメージがついたように思います。本場の回鍋肉はもっと辛みが強く甜面醤の量も少ないので、日本の回鍋肉を食べ慣れている人はびっくりするかもしれません。

わたしは焼き鳥もタレより塩が好きですので、この回鍋肉の方が好みに合っている気がします。

今回コラボした東山広樹さんは超料理マニアな料理人として知られていますが、農大の醸造科を卒業して人材会社や出版社勤務を経て料理研究家になったという異色の経歴を持つ、ちょっとユニークな人です。自分で店を作ったりレシピ監修をしたり、動画でも紹介していましたが、料理本も出しています。

リュウジさんとの相性がいいのかお互いのリスペクトがすごいのか、動画では終始二人の和やかな会話が繰り広げられ、画面を見て一緒に酒を飲みながら料理したくなる、そんな雰囲気を醸し出していました。

今回のレシピはリュウジさんによる書き下ろしとのことでしたが、特にラードと電子レンジを使って油通しの代用にしてしまう件はとても楽しそうで微笑ましく思いました。

塩味でとてもおいしい回鍋肉が出来上がりますので、ぜひ作ってみてください!
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