管理栄養士のともゆみです。和食料理人・笠原将弘さんが自身のYouTubeで紹介していた「カステラ卵」。
【笠原将弘の「和」冷やし中華】すだち香る涼感ダレにみょうがと青じその薬味投入!淡泊なささみも良き♡
YouTube『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』は、東京・恵比寿の和食店「賛否両論」の店主・笠原将弘さんが、プロの技を家庭向けにアレンジして紹介してくれる人気の料理チャンネルです。技術的な解説はもちろん、トークも軽快で見ていて楽しく、筆者も毎回楽しみにしています。
今回は、伊達巻の代わりにおせちに加えたり、普段のお弁当にも使えるという「カステラ卵」にチャレンジしてみました。
「カステラ卵」の材料と作り方
【材料】(2~3人分)
はんぺん…1枚(100g)
卵…4個
[A]
みりん…大さじ4
砂糖…大さじ2
片栗粉…大さじ1
塩…2つまみ ※はんぺんの塩味が強い場合は塩は入れなくてもいいです。
【作り方】
1. はんぺんを適当な大きさにちぎり、ミキサーに入れます。わが家のミキサーはサイズが小さいので、ハンドブレンダーを使いました。
2. 卵を溶いておきます。
3. 1に[A]を加え、約10秒ミキサー(今回はハンドブレンダー)を回します。
4. 3に2の溶き卵を1/3量ずつ加えながら、その都度10秒ほどミキサーにかけます。
分けて加えることで、はんぺんがきれいに潰れて滑らかになるそうです。
5. 4が滑らかになったらザルで濾します。
6. パウンドケーキの型にラップを敷き、5を流し入れます。パウンドケーキの型は縦17.5cm×横7.5cm×高さ5.5cmのものを使用しました。型はパウンドケーキ用でなくても耐熱であればお弁当箱などでもいいそうです。
7. フライパンに約1.5cmの深さで水を入れ、箸を横に渡して沸かします。
8. 6の型を数cmの高さからストンと数回落として空気を抜き、7の箸の上に置きます。さらに、上からキッチンペーパーをかぶせます。箸の上に置くのは、フライパンとの間に隙間があった方が上手に蒸せるからだそうです。キッチンペーパーをのせるのは、上から水滴が落ちて入るのを防ぐためです。
9. フタをして中火で5分蒸したあと、さらに弱火で15分蒸します。
10. フライパンから出して、常温で冷まします。蒸したてはふっくらと膨らんでいますが、冷めるとしぼみます。それでいいそうです。下の画像は冷めて縮んだところです。
11. 1.5cm程度の厚さに切って盛り付けたら、完成です。
朝食にもおやつにも◎なやさしい味
見た目は黄色く、表面はつややか。切るとふんわりとした断面が現れ、食欲をそそります。
ひと口食べてみると、伊達巻に似ていながらも、よりふわっと軽くしっとり。蒸して作っているのでムースのようななめらかさもあり、口に入れるとシュワッとほどけていきます。甘さは控えめでやさしく、卵の濃厚さとはんぺんの旨味も感じられ、非常にバランスのよい味わいです。これ、とっても好きですね!
家族にも好評で、「伊達巻よりこっちの方が好きかも」との声もありました。
はんぺんは意外と高たんぱく!
はんぺんは、すけそうだらやサメなどのすり身に山芋や卵白を加え、空気を含ませて作られる食品です。100gあたりのエネルギーは約93kcalと控えめながら、たんぱく質は約9.9gと高たんぱくです。
日本人の食事摂取基準(2025年版)によると、18~64歳の推奨たんぱく質量は男性65g、女性50gとされています。たんぱく質は骨や筋肉、臓器など体の構成要素となる大切な栄養素。不足すると代謝の低下や筋肉量の減少を招くこともあるため、毎日の食事でしっかりと摂取していきましょう。
今回の「カステラ卵」、予想以上のおいしさでした。ふわふわでしっとり、やさしい甘さとコク。日々の朝食やお弁当にぴったりですね。
焼かない・巻かない・失敗しないというのは、うれしいポイントですよね。
年齢を問わず食べやすいので、お子さんやご高齢の方がいるご家庭にもおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね。
参考文献:
新食品成分表FOODS 2023 東京法令出版
八訂 食品成分表 2025 女子栄養大学出版部 監修 香川明夫
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
実は伝統的な卵料理で、昔の寿司屋さんの卵焼きはコレだったそう。味は伊達巻に近そうなんですが、なんと「巻かない、焼かない、失敗しない」の三拍子揃った一品だといいます。本来はエビや白身魚のすり身を使うところをはんぺんで代用し、調理も蒸し器の代わりにフライパンを使うという、令和版なレシピを考案。ムースのようなふわふわの食感になるとのことで、これはとっても気になる~♪さっそく作ってみました。
【笠原将弘の「和」冷やし中華】すだち香る涼感ダレにみょうがと青じその薬味投入!淡泊なささみも良き♡
YouTube『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』は、東京・恵比寿の和食店「賛否両論」の店主・笠原将弘さんが、プロの技を家庭向けにアレンジして紹介してくれる人気の料理チャンネルです。技術的な解説はもちろん、トークも軽快で見ていて楽しく、筆者も毎回楽しみにしています。
今回は、伊達巻の代わりにおせちに加えたり、普段のお弁当にも使えるという「カステラ卵」にチャレンジしてみました。
「カステラ卵」の材料と作り方
【材料】(2~3人分)
はんぺん…1枚(100g)
卵…4個
[A]
みりん…大さじ4
砂糖…大さじ2
片栗粉…大さじ1
塩…2つまみ ※はんぺんの塩味が強い場合は塩は入れなくてもいいです。

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【作り方】
1. はんぺんを適当な大きさにちぎり、ミキサーに入れます。わが家のミキサーはサイズが小さいので、ハンドブレンダーを使いました。

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2. 卵を溶いておきます。

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3. 1に[A]を加え、約10秒ミキサー(今回はハンドブレンダー)を回します。

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4. 3に2の溶き卵を1/3量ずつ加えながら、その都度10秒ほどミキサーにかけます。
分けて加えることで、はんぺんがきれいに潰れて滑らかになるそうです。

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5. 4が滑らかになったらザルで濾します。

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6. パウンドケーキの型にラップを敷き、5を流し入れます。パウンドケーキの型は縦17.5cm×横7.5cm×高さ5.5cmのものを使用しました。型はパウンドケーキ用でなくても耐熱であればお弁当箱などでもいいそうです。

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7. フライパンに約1.5cmの深さで水を入れ、箸を横に渡して沸かします。

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8. 6の型を数cmの高さからストンと数回落として空気を抜き、7の箸の上に置きます。さらに、上からキッチンペーパーをかぶせます。箸の上に置くのは、フライパンとの間に隙間があった方が上手に蒸せるからだそうです。キッチンペーパーをのせるのは、上から水滴が落ちて入るのを防ぐためです。

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9. フタをして中火で5分蒸したあと、さらに弱火で15分蒸します。
表面を触ってみて弾力があれば蒸し終わりです。

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10. フライパンから出して、常温で冷まします。蒸したてはふっくらと膨らんでいますが、冷めるとしぼみます。それでいいそうです。下の画像は冷めて縮んだところです。

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11. 1.5cm程度の厚さに切って盛り付けたら、完成です。

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朝食にもおやつにも◎なやさしい味

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見た目は黄色く、表面はつややか。切るとふんわりとした断面が現れ、食欲をそそります。
ひと口食べてみると、伊達巻に似ていながらも、よりふわっと軽くしっとり。蒸して作っているのでムースのようななめらかさもあり、口に入れるとシュワッとほどけていきます。甘さは控えめでやさしく、卵の濃厚さとはんぺんの旨味も感じられ、非常にバランスのよい味わいです。これ、とっても好きですね!
家族にも好評で、「伊達巻よりこっちの方が好きかも」との声もありました。
巻いたり焼いたりといった手間もなく、気負わず作れるのも魅力です。
はんぺんは意外と高たんぱく!
はんぺんは、すけそうだらやサメなどのすり身に山芋や卵白を加え、空気を含ませて作られる食品です。100gあたりのエネルギーは約93kcalと控えめながら、たんぱく質は約9.9gと高たんぱくです。
日本人の食事摂取基準(2025年版)によると、18~64歳の推奨たんぱく質量は男性65g、女性50gとされています。たんぱく質は骨や筋肉、臓器など体の構成要素となる大切な栄養素。不足すると代謝の低下や筋肉量の減少を招くこともあるため、毎日の食事でしっかりと摂取していきましょう。
今回の「カステラ卵」、予想以上のおいしさでした。ふわふわでしっとり、やさしい甘さとコク。日々の朝食やお弁当にぴったりですね。
焼かない・巻かない・失敗しないというのは、うれしいポイントですよね。
年齢を問わず食べやすいので、お子さんやご高齢の方がいるご家庭にもおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね。
参考文献:
新食品成分表FOODS 2023 東京法令出版
八訂 食品成分表 2025 女子栄養大学出版部 監修 香川明夫
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
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