こんにちは、スーパー青果部歴14年の青髪のテツです。夏はピーマンがおいしい季節!でも、「苦いからキライ」「種やワタを取るのが面倒くさい」といった理由で避ける人が一定数いる野菜でもあります…。
栄養たっぷりなのにもったいない~。というわけで今回は、苦みをゼロにして、しかも種・ワタごと食べられるようになる「ピーマン下調理の裏ワザ」をお伝えしますよ!

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今の時期、お手頃価格でたくさん手に入る「ピーマン」。炒めたり、和え物にしたりするとおいしいですよね。

【青髪のテツ】ピーマンは○○すれば「種・ワタごとイケる!」苦みゼロでも栄養マックス♪【苦手っ子注目!】


ただ、苦味が強いので、苦手なお子さんも多い…。また、料理をする際には種やワタを取り除く必要があり、取ったらスカスカに…。
そんな理由から、ピーマンを敬遠してしまっているご家庭に朗報です!

とある下調理を施せば、ピーマンの苦味は抑えることができます。そして、種とワタも違和感なく食べることができちゃいます!
一体どういう調理法なのか、さっそくご紹介していきますね。

ピーマンは「油かけレンチン」で辛味マイルド&柔らか~♪

調理法といっても実は超簡単。油をかけて、レンジでちょっと加熱するだけ!
それだけで、あの独特の苦味が驚くほど和らぎます。そして、種とワタがしんなりするので、口に残らず違和感なく食べられるんですよ。

手順
1. ピーマンを流水でよく洗い、食べやすいサイズにカットする。

【青髪のテツ】ピーマンは○○すれば「種・ワタごとイケる!」苦みゼロでも栄養マックス♪【苦手っ子注目!】


種とワタはそのままでOKです♪

2. 少量のサラダ油(適量。
※ゴマ油やこめ油でも可)をかける。

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3. 耐熱皿に並べてふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで1分半加熱する。

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以上、終了!

このひと手間で、ピーマンの苦味がぐっと抑えられ、甘味や旨味が引き立ちます。さらに、種とワタも柔らかくなって食べやすくなります。

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では、レンチンしたピーマンを塩・こしょうで炒めてみました。比較用として、レンチンしていないピーマンも同様に炒めましたよ。

【青髪のテツ】ピーマンは○○すれば「種・ワタごとイケる!」苦みゼロでも栄養マックス♪【苦手っ子注目!】


並べてみると、レンチンして炒めた方(画像左)はしんなりして、レンチンしていない方(右)は形がしっかり残っていますね。

食べてみると、レンチンした方は全体的にとっても甘い!食感はしんなりしていて、種もワタも普通に柔らかく食べられます。
一方でレンチンしていない方は、いつものピーマンの苦味をしっかり感じます。そして、口の中に種が残って、あまり食感はよくありません(汗)。

…とこのように、レンチン下調理をする・しないで明確な差が生まれました!

レンチンで苦味が緩和される理由は、ピーマンの苦味成分や青臭さの元となる香り成分が、加熱で揮発したり組織が変化したりして、感じにくくなるからなんです。

また、青臭さと苦味を感じやすい種とワタも、加熱することで柔らかくなって、苦味も和らぎます。

ピーマンギライなお子さんだけでなく、苦味がちょっと苦手な大人や、ピーマンの種とワタを除くのがもったいないと思っている人にぜひ試していただきたい方法です。

種とワタは栄養たっぷり!
ちなみに、ピーマンの種やワタには栄養がたっぷり含まれているんです!

【青髪のテツ】ピーマンは○○すれば「種・ワタごとイケる!」苦みゼロでも栄養マックス♪【苦手っ子注目!】


例えば、血液をサラサラにする効果が期待される「ピラジン」という香り成分や、余分な塩分を排出してくれる「カリウム」などが含まれています。
実は、種とワタには、果肉よりも多くの栄養素が含まれているという報告もあるほどなんですよ。

もちろん、レンチンしても種やワタの食感が気になる、という場合もあると思います。なので、無理に食べる必要はありませんが、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

【青髪のテツ】ピーマンは○○すれば「種・ワタごとイケる!」苦みゼロでも栄養マックス♪【苦手っ子注目!】


以上、今回は、ピーマンの苦味をなくして、さらに種とワタをおいしく食べる方法をご紹介しました。
ピーマンが苦手という方も、この「レンチン」というひと手間で新たなおいしさを発見できるかもしれません。

栄養満点なピーマンを、ぜひこの裏ワザで賢く、おいしく、たくさん食べてくださいね!
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