【史上最短の梅仕事】爆速30分で完成！砂糖も塩も不要の「万能うめ」作ろう♪もう梅は毎年これでいい♡

管理栄養士のともゆみです。梅の季節ですね。でも「梅仕事」って、何から始めればいいのか分からないし、なんだか大変そう…と、つい梅の購入をためらっていませんか？そんな時にぴったりのレシピを、YouTubeチャンネル「くまの限界食堂」で見つけました。驚くことに、時間がかかる印象のある”アク抜き”まで含めて、わずか30分で完成するというんです。しかも、砂糖も塩も使わず、梅だけで作れるから、甘さを自分好みに調整できるのも魅力的。「そんなに簡単に作れるなら‥！」とさっそく挑戦してみました！

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YouTube『くまの限界食堂』は、野菜料理を中心にさまざまなレシピを紹介している人気チャンネルです。チャンネル登録者数144万人。今回の梅レシピ動画は、公開から5日間で27万回以上再生されており、注目度の高さがうかがえます。

「万能うめ」の材料と作り方

【材料】
梅…1Kg

※今回は試しに500gで作りました。5月頃は青梅が出回りますが、6月の今は完熟に近い黄色い梅です。



【作り方】
1. 竹串で梅のヘタを取ります。爪楊枝より竹串の方が扱いやすいとのこと。傷んでいる部分があれば、大きめにカットしておきます。



2. アク抜きのために50℃洗いをします。鍋に水（分量外）と1の梅を入れ、中火で加熱します。指を入れて「あちっ」と感じる温度が50℃の目安です。



3. ザルにあけ、流水でやさしく洗います。傷みがある場合は、50℃洗い＋水洗いを2回繰り返すといいそうです（今回は1回のみ行いました）。



4. 3の梅を1粒ずつ手のひらやホーロー鍋で潰します。硬いものは、マグカップなどで押し潰すと簡単です。



5. 鍋に4の潰した梅と水（大さじ3、分量外）を入れます。今回は梅の量が半分の500gだったので、水の量も大さじ1と1/2量にしました。木べらで梅を軽く潰してから、フタをして弱火で7分加熱します。



6. フタを外し、さらに弱火で潰しながら煮ます。



7. 梅がクタクタになったら種を取り除きます。



8. 好みの濃度になるまで煮詰めます。今回はフタを外して約10分煮ました。「万能うめ」が完成です！



9. 密閉容器やジッパー付き保存袋に入れます。ジッパー付き保存袋に入れる場合は薄く平らにし、空気を抜いて袋を閉じます。密閉容器に入れたものは冷蔵庫で2～3週間は日持ちがするそうです。それ以上保存する場合はジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ入れます。



9. 翌日、密閉容器に入れたものはそのまま好きな量を使います。ジッパー付き保存袋に入れて凍らせた方は好みの量を割って解凍して使います。



ここからは「万能うめ」の使い道です。

「万能うめの炭酸ドリンク」

梅の炭酸ドリンクを作ります。コップに氷と炭酸水、万能うめ（各適量）を入れ、ミントの葉を飾れば爽やかな一杯に。甘さが欲しい場合は蜂蜜を適量入れます。



「ヨーグルトの万能うめがけ」

ヨーグルトに万能うめと蜂蜜（各適量）をかけます。とろっとした質感で、まるでジャムのよう！



それぞれ飲んでみた！食べてみた！

まずは、万能うめそのものを食べてみました！
そのままひと口。お～っ、すっぱい！
梅だけだとこんなにすっぱいんですね。甘さはほぼなく、酸味とともにほのかに苦味もあり、香りはとてもフルーティーです。

万能うめの炭酸ドリンクを飲んでみます。
梅だけだととてもすっぱかったので、蜂蜜を入れてかき混ぜました。おぉ、甘みが入ると一気にまろやかに。酸味と香りのバランスがよく、ゴクゴク飲めちゃいますね。

ヨーグルトの万能うめがけを食べてみます。
やはり甘みがあると梅の酸味がおいしく感じられます。どろっとしているのでジャムのように使えてこれは便利ですね。

動画では、この「万能うめ」を使ってドレッシングにするのもおすすめとのこと。ペースト状にするならミキサーにかけるとより使いやすくなるそうです。

梅の成分

梅は特にクエン酸を主成分とする多様な有機酸を持っています。クエン酸は疲れの原因物質である乳酸を蓄積させずにエネルギー代謝をスムーズにするため、疲労回復を助ける働きがあります。カルシウムなどのミネラルの吸収を助け、活性酸素の酸化を防いで動脈硬化を防ぐ働きもあります。カテキン酸やピクリン酸の強力な殺菌力が食べ物の腐敗を防ぎ、食中毒や食あたりの回避にも役立ちます。そのほか、カリウムやビタミンEも含み、夏にぴったりの果実です。

梅を使ったレシピは手間がかかるイメージでしたが、この「万能うめ」は本当に簡単で実用的ですね。甘みを自分で調整できるので用途も広く、砂糖不使用とは思えない満足度です。
梅干しや梅シロップとはまた違った、梅そのものの酸味と香りが味わえるのも新鮮です。
レモンや酢の代わりとして料理に活用していくのが楽しみです！

参考文献：
春夏秋冬おいしいクスリ　旬の野菜の栄養事典　監修　吉田企世子　エクスナレッジ

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。