ボリューム感がありながらも、あっさりといただける「ゆで豚」。塊の豚バラ肉を茹でるだけですが、上手に茹でないとお肉が硬くなってしまい、台なしに。
そこで、「覚えて損はさせない!」と紹介されていた、YouTube『くまの限界食堂』のレシピを試してみることに。豚肉に砂糖をすり込んでおけば、茹でても硬くなりにくいのだとか。ほぼ煮るだけなので、簡単そう♪スタミナレシピとして学びたいと思います!

【ミツカン社員の夏推し】シャキッ&とろっ♪猛暑に旨い「雪山とろろ豚」作ろう!軽い酸味な濃厚甘辛味♡

YouTube『くまの限界食堂』のX(旧Twitter)がこちら!

砂糖と塩とネギ。30分豚バラ煮るだけでぶっ飛べますが、どうですか?!https://t.co/jWSVetMRpA pic.twitter.com/BIQ6RNrcz5— くまの限界食堂 (@genkaiguma) May 16, 2025

覚えて損はさせないという、YouTubeの料理系チャンネル『くまの限界食堂』の「ゆで豚」。Xにポストされた画像を見ると、豚肉がしっとりと仕上がっていて、おかずにもおつまみにもよさそう!

レシピ考案者は、食べるのも作るのも好きだという、料理家のKUMAさん。チャンネル登録者数147万人を誇る『くまの限界食堂』のレシピは簡単においしく作れるので、筆者のお気に入りチャンネルのひとつです。

ゆで豚は、塊の豚肉を茹でるだけですが、KUMAさんは砂糖をしっかりとすり込んでから、たっぷりのお湯で茹でていましたよ。

砂糖の保水効果が、おいしさを生み出す秘訣ですって!

豚肉の下処理がポイント!「ゆで豚」を作ってみた!

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


【材料】(作りやすい分量)
豚バラ塊肉…500g
砂糖…大さじ1
塩…大さじ1
長ねぎ(青い部分)…1本分 
水…2L

(たれ)
長ねぎ(白い部分)…6cm
しょうゆ…大さじ3
砂糖…大さじ1
酢…大さじ1/2
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
ゴマ油…小さじ1

1. 豚肉の全面に砂糖、塩の順にすり込み、最低30分寝かせます。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


最初に砂糖をすり込むのがポイントです。砂糖の保湿効果で、茹でても豚肉が硬くなりにくく、ジューシーに仕上がるとのこと。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


塩は多めに使っても茹でている間に流れるので、しっかりとすり込んで問題ないそうです。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


今回は室温が高いので、冷蔵庫で30分ほど寝かせました。


覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


30分寝かせた豚肉がこちら。砂糖と塩が溶けて、表面がキラッと光っています。豚肉の下処理を前日の夜に済ませておけば、翌日の調理がスムーズに進みますよ。

2. 鍋に、水と、手で適当にちぎった青ねぎの青い部分を入れます。落としブタをし、中火でふつふつとするまで加熱して、弱火で15分煮ます。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


豚肉が水面から出ないようにとのことなので、小さい鍋を使う場合は、水2Lよりも少なくて済みそうです。落としブタをして中火で18分ほど加熱すると、お湯がふつふつとしました。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


火加減を弱火にし、15分煮ます。弱火なので、鍋の中はとっても静か。鍋に付きっきりにならなくてもいいので楽♪

3. 豚肉の上下を返し、弱火でさらに15分煮ます。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


弱火で15分煮たので、ひっくり返しました。もう一度落としブタをして、15分煮ます。
その間にたれを作っておきます。

4. 耐熱容器にしょうゆ、砂糖、酢、にんにく、しょうが、粗みじん切りにした長ねぎを入れ、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱します。過熱後はよく混ぜて、ゴマ油と3の茹で汁(大さじ2)を加えます。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


調味料と長ねぎをレンチンして、たれを作ります。ラップをかけずに、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱しました。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


豚肉の茹で汁を大さじ2杯分加えて、たれを仕上げました。味見して濃いようなら、茹で汁を足すとのことでしたが、ちょうどいい味わいでした。

5. 3の豚肉を食べやすい厚さに切り、たれをかけます。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


弱火で30分煮た「ゆで豚」が、こちら。終始、茹で汁に漬かったままだったので、しっとり仕上がりました♪食べやすい厚さに切り、4のたれをかけたら完成です。

茹で汁を「しょうがスープ」にアレンジしてみた♪

たっぷりと残った茹で汁は、豚肉の旨味が出ているので、スープなどに活用出来るとのこと。今回は筆者のオリジナルで、しょうがと長ねぎを加え、「しょうがスープ」にアレンジしてみます。


覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


茹で汁約500ml、しょうが10g、長ねぎ8cmほどを用意しました。茹で汁を味見してみると、豚の旨味と軽い塩味が広がり、薄めのだしくらいの味です。

しょうがと長ねぎの風味だけでもよさそうですが、風味付けにしょうゆも用意。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


すでに茹で汁が温かいので、しょうがと長ねぎを加えてひと煮立ちさせ、しょうゆを少し足したら、もう完成♪「ゆで豚」と一緒にいただきます。

赤身は程よい弾力&脂身はさっぱり♪甘じょうゆっぽいたれでお箸が進む!

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


YouTubeの料理系チャンネル『くまの限界食堂』で作っていた、「ゆで豚」が完成しました♪食べ応えが出るように、やや厚めの7mm幅くらいにスライス。調味料を混ぜて作ったたれをかけて、いざ実食です♪

噛むと、程よい弾力でさっぱりとしたおいしさ!やや甘めのしょうゆだれが、とてもよく合います。

今回使った豚バラ肉は脂身が多めでしたが、厚めの脂身でも臭みやこってり感はなし。プリッとしていて、すっきりといただけます。ボリューム感のある食べ応えながら、さっぱりとしているので、暑い日でもモリモリ食べられるのがうれしいです。

茹でる前に砂糖をしっかりとすり込んだことで、豚肉にパサつき感や硬さはなく、とてもおいしく作れました。

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


残った茹で汁で作った、筆者オリジナルの「しょうがスープ」を飲んでみると、やさしいおいしさ。

みじん切りのしょうがは、噛むと爽やかで、豚のやさしい旨味にアクセントを添えてくれます。
茹で汁がすでにスープっぽい味わいだったので、具としょうゆを少し足すだけで、プラス1品がすぐに叶いました♪

豚肉に砂糖をすり込めば茹でてもしっとり♪残暑にうれしいさっぱりおかず

覚えて損はない「ゆで豚の作り方」に挑戦!肉にアレを擦り込めば…仕上がりしっとり♡脂落ちてさっぱり


YouTubeの料理系チャンネル『くまの限界食堂』で見つけた、「ゆで豚」。茹でる前に砂糖をしっかりとすり込み、弱火でじっくり30分煮るのがポイントでした。

砂糖の働きを調べてみると、砂糖は水に溶けやすい性質があるとのこと。そのため、肉の組織の間に入り込んで水分を引き付け、熱によるたんぱく質の凝固を遅らせたり、肉のたんぱく質の一種であるコラーゲンと水が結び付くのを助けるそうです。

砂糖は甘味付けの調味料として使っていますが、実は、食品のしっとり感を保つ役割も担っていたのですね!今回の「ゆで豚」も、豚肉の硬さやパサつき感を感じることなく、おいしくいただけました。

茹でるだけで作れる「ゆで豚」ですが、砂糖をしっかりとすり込むひと手間で、格段においしくなりますよ。

茹でている間は、ほぼほったらかしで済むので、気軽に作れます。ボリューム感がありながら、さっぱりとした仕上がりなので、食欲が落ち気味のときでも、食べやすいと思います!

豚バラ肉の塊を見つけたら、ぜひお試しくださいね。

<参考文献>
WEB
『農林水産省~料理に役立つ!砂糖の性質と働き~』
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2111/spe1_02.html
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