管理栄養士のともゆみです。今日は骨付きの唐揚げに挑戦します。
【シェフ脇屋の手羽唐】曰く『カリカリ超えのカリンカリン食感』だと!?黒胡椒たっぷり「大人の手羽唐」作ろう
YouTubeチャンネル『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukaris Kitchen』は、料理研究家のゆかりさんの、プロならではの丁寧な料理のコツとわかりやすい解説が魅力。再現性の高いレシピが多く、筆者もよく参考にしています。今日はその中から2本の骨が出ている鶏の手羽先唐揚げを作っていきたいと思います。
「手羽先唐揚げ」と「スープ」の材料と作り方
【材料】
「手羽先唐揚げ」
手羽先…8本
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1/2
砂糖…小さじ1
おろししょうが…小さじ1/2
おろしにんにく…小さじ1/2
片栗粉…適量
揚げ油…適量
「スープ」
手羽先の余った部分…8本分
長ねぎの青い部分…1本分
水…400ml
塩…適量
「手羽先の唐揚げ」
【作り方】
1. 手羽先は皮目を下にして置き、関節の内側1cmあたりに包丁で切り込みを入れます。
2. 関節をグイッと外側に折ります。
3. 下に押し付けると2本の骨が出てきます。
4. 立てた状態で肉を下に引き下げる様にして整えます。
5. 骨の先端にある硬い軟骨部分は、骨を出しやすくするためにその横から切り落とします。
6. 8本とも同じようにします。
7. ポリ袋に6、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、しょうが、にんにくを入れてよくもみ込みます。空気を抜いて冷蔵庫に入れ30分漬け込みます。
8. 7の水気を切り、全体に片栗粉をまぶします。
9. 鍋に揚げ油を入れ、中火にかけます。170℃になったら8を入れて時々裏返しながら揚げます。
10. 7分を目安に揚げ、最後の1分は油の中で持ち上げて空気に触れながら揚げると、カラッと揚がります。
11. 皿に盛り付けて出来上がりです。
骨が2つニョキッと出ているので1つずつ持って、裂いて食べると食べやすいとのことでやってみました。
おぉ、裂けました、これはいい、食べやすくなりますね。それではいただきます。
おいしいー♡手羽先は皮の部分が多く、パリっとしていて香ばしく、皮の旨味がとてもおいしいです。身の方もジューシーでやわらかいですね。味付けは塩分がちょうどよく、しょうゆだけではない深みのある味わいで、中まで味が染み込んでいます。見た目のインパクトもあるし、味も本格的で、お店で売られていてもいいんじゃないかと思うほど。これは家族に喜ばれますね。
では今度は、切り落としたお肉でスープを作ります。
「スープ」
【作り方】
1. 余った手羽先の先端部分を皮目を下にして置き、縦に切り込みを入れます。旨味を出しやすくするためです。
2. 鍋に1、長ねぎの青い部分、水を入れて中火にかけます。長ねぎは臭み消しのためでそのまま入れます。
3. 沸騰したらアクを取り、弱火で10分煮込みます。
4. 長ねぎを取り出し、塩を入れて味を整えます。
あ~、スープもおいしいです。鶏の濃厚なだしが出ていて深い味わいです。思ったより脂っぽさは少ないのでゴクゴク飲めます。このままラーメンスープにして中華麺を入れたいくらい。お肉の方は骨から剝がしにくいので食べにくさはありますが、やわらかくプルンプルンです。みじん切りにした長ねぎを入れることで爽やかさとアクセントになってよりおいしくなりました。
手羽先はコレステロールが多め
手羽先には、肉が少なく脂質、ゼラチン質が多く、濃厚な味わいの部分ですが、コレステロール量の多い部分でもあります。鶏肉の部位別に見ても手羽先が最も多く、手羽先(若どり)100gにつき120mgのコレステロールが含まれています。
コレステロールの働きと摂取量
コレステロールは脂質の一種ですが、エネルギーにはならずに、細胞膜やホルモンの原料になり体に欠かせない栄養素です。体に必要なコレステロールは、食品から摂取されるほか、多くが肝臓などで合成されます。
日本人の食事摂取基準では、コレステロールの目標量は設定されていませんが、LDLコレステロールが高めの人は、その重症化予防のために、コレステロールの摂取量を200 mg/日未満に抑えることが望ましいとされています。
骨がニョキッと出ているユニークな手羽先唐揚げは何ともかわいいビジュアルでした。
見た目も味も大満足でおいしかったです。骨を出す下ごしらえさえできれば、あとは普通の唐揚げと変わりない作り方なので、おいしいスープとともに簡単に作れますよ。手順通りにやれば難しいこともないので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考文献:
八訂 食品成分表 2025 女子栄養大学出版部 監修 香川明夫
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学 監修 新出真理 ナツメ社
料理研究家のゆかりさんが紹介していた「手羽先の唐揚げ」は、骨がニョキッと2本飛び出したなんともお茶目なかわいいビジュ♡チューリップ唐揚げに似ているけれど、やっぱり違う。これは初めて見る形で驚きました。まるでお店みたいな唐揚げですね。お肉の成形時に切り落とす部分がありますが、それを使って絶品スープが作れるそうなので、併せて紹介していきます。
【シェフ脇屋の手羽唐】曰く『カリカリ超えのカリンカリン食感』だと!?黒胡椒たっぷり「大人の手羽唐」作ろう
YouTubeチャンネル『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukaris Kitchen』は、料理研究家のゆかりさんの、プロならではの丁寧な料理のコツとわかりやすい解説が魅力。再現性の高いレシピが多く、筆者もよく参考にしています。今日はその中から2本の骨が出ている鶏の手羽先唐揚げを作っていきたいと思います。
「手羽先唐揚げ」と「スープ」の材料と作り方
【材料】
「手羽先唐揚げ」
手羽先…8本
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1/2
砂糖…小さじ1
おろししょうが…小さじ1/2
おろしにんにく…小さじ1/2
片栗粉…適量
揚げ油…適量
「スープ」
手羽先の余った部分…8本分
長ねぎの青い部分…1本分
水…400ml
塩…適量

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「手羽先の唐揚げ」
【作り方】
1. 手羽先は皮目を下にして置き、関節の内側1cmあたりに包丁で切り込みを入れます。

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2. 関節をグイッと外側に折ります。

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3. 下に押し付けると2本の骨が出てきます。

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4. 立てた状態で肉を下に引き下げる様にして整えます。

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5. 骨の先端にある硬い軟骨部分は、骨を出しやすくするためにその横から切り落とします。
切り落とした先端部分はスープに使えるので取っておきます。

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6. 8本とも同じようにします。

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7. ポリ袋に6、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、しょうが、にんにくを入れてよくもみ込みます。空気を抜いて冷蔵庫に入れ30分漬け込みます。

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8. 7の水気を切り、全体に片栗粉をまぶします。

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9. 鍋に揚げ油を入れ、中火にかけます。170℃になったら8を入れて時々裏返しながら揚げます。

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10. 7分を目安に揚げ、最後の1分は油の中で持ち上げて空気に触れながら揚げると、カラッと揚がります。

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11. 皿に盛り付けて出来上がりです。

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骨が2つニョキッと出ているので1つずつ持って、裂いて食べると食べやすいとのことでやってみました。

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おぉ、裂けました、これはいい、食べやすくなりますね。それではいただきます。
おいしいー♡手羽先は皮の部分が多く、パリっとしていて香ばしく、皮の旨味がとてもおいしいです。身の方もジューシーでやわらかいですね。味付けは塩分がちょうどよく、しょうゆだけではない深みのある味わいで、中まで味が染み込んでいます。見た目のインパクトもあるし、味も本格的で、お店で売られていてもいいんじゃないかと思うほど。これは家族に喜ばれますね。
では今度は、切り落としたお肉でスープを作ります。
「スープ」
【作り方】
1. 余った手羽先の先端部分を皮目を下にして置き、縦に切り込みを入れます。旨味を出しやすくするためです。

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2. 鍋に1、長ねぎの青い部分、水を入れて中火にかけます。長ねぎは臭み消しのためでそのまま入れます。

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3. 沸騰したらアクを取り、弱火で10分煮込みます。

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4. 長ねぎを取り出し、塩を入れて味を整えます。
火を止めてお椀によそい、小口切りにした青ねぎと粗びき黒こしょう(ともに適量、分量外)をかけて出来上がりです。今回は青ねぎの代わりにみじん切りにした長ねぎを使用しました。

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あ~、スープもおいしいです。鶏の濃厚なだしが出ていて深い味わいです。思ったより脂っぽさは少ないのでゴクゴク飲めます。このままラーメンスープにして中華麺を入れたいくらい。お肉の方は骨から剝がしにくいので食べにくさはありますが、やわらかくプルンプルンです。みじん切りにした長ねぎを入れることで爽やかさとアクセントになってよりおいしくなりました。
手羽先はコレステロールが多め
手羽先には、肉が少なく脂質、ゼラチン質が多く、濃厚な味わいの部分ですが、コレステロール量の多い部分でもあります。鶏肉の部位別に見ても手羽先が最も多く、手羽先(若どり)100gにつき120mgのコレステロールが含まれています。
コレステロールの働きと摂取量
コレステロールは脂質の一種ですが、エネルギーにはならずに、細胞膜やホルモンの原料になり体に欠かせない栄養素です。体に必要なコレステロールは、食品から摂取されるほか、多くが肝臓などで合成されます。
合成される量は摂取量に合わせて調整されるため、体全体のコレステロールは一定に保たれています。ただし、摂りすぎればバランスがくずれる恐れがあるので注意が必要です。
日本人の食事摂取基準では、コレステロールの目標量は設定されていませんが、LDLコレステロールが高めの人は、その重症化予防のために、コレステロールの摂取量を200 mg/日未満に抑えることが望ましいとされています。
骨がニョキッと出ているユニークな手羽先唐揚げは何ともかわいいビジュアルでした。
見た目も味も大満足でおいしかったです。骨を出す下ごしらえさえできれば、あとは普通の唐揚げと変わりない作り方なので、おいしいスープとともに簡単に作れますよ。手順通りにやれば難しいこともないので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考文献:
八訂 食品成分表 2025 女子栄養大学出版部 監修 香川明夫
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学 監修 新出真理 ナツメ社
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