管理栄養士のともゆみです。料理研究家のゆかりさんが、YouTubeで簡単に作れる赤じそジュースの作り方を紹介していました。
【夏に最高の飲み物】健康飲料「ソルティレモネード」作ろう♪一晩漬けて炭酸で!スポドリより香り華やか~
YouTube『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukaris Kitchen』は、料理研究家のゆかりさんが料理やスイーツをたくさん紹介しているチャンネルです。手順がわかりやすいので、失敗しにくく安心して作れます。今日はその中から6月~7月中旬しか出回らないという貴重な赤じそを使ったジュースと、そのジュースでゼリーも作ってみたいと思います。
「赤じそジュース」の材料と作り方
【材料】
赤じそ…200g(葉の部分のみ)
きび砂糖…230g
リンゴ酢…150ml
レモン汁…30ml
水…1L
【作り方】
1. 赤じその葉の部分を、キッチンばさみか手で切り落とし、ボウルに入れます。茎の部分は使いません。どっさりとれました。測ってみたら200g近くありました。
2. 1の赤じそをしっかりと洗います。量が多いので、2回に分けて洗いました。
3. ホーローかステンレスの大きな鍋を用意します。もしなければフッ素樹脂加工の鍋を使います。アルミの鍋は使わないようにして。煮るときに酢を入れるので酸とアルミが反応し、鍋を傷める可能性があること、赤じその色素がアルミに反応し、色がくすんでしまうのを防ぐためです。今回はステンレスの鍋を使用しました。
鍋に水を入れて中火にかけて沸騰させます。赤じそを入れて木べらなどで押さえながら湯に浸し、再沸騰させます。
4. 沸騰したら弱めの中火にし、5分間煮ます。赤い葉があっという間に緑色になりました。
5. 火を止めてザルにあげます。木べらなどでギュッと押さえてしっかりと水気を絞ります。
6. 5の汁を鍋に戻し、中火にかけて沸騰させます。アクが出てきたらアクを取ります。
7. 火を止めて砂糖を入れて混ぜます。溶けたらリンゴ酢も入れてよく混ぜます。
8. 中火にかけて鍋肌がフツフツとするくらいまで加熱します。火を止めてレモン汁を入れて混ぜます。
9. しっかりと冷まし、煮沸消毒などをした清潔な保存容器に入れて保存します。冷蔵庫で1週間保存できます。それ以上保存したい場合は製氷皿に入れて凍らせたり、ジッパー付き保存袋などに入れて冷凍します。冷凍の場合、保存期間は約1か月です。
炭酸水で割ってみた!
出来た赤じそジュースは、そのままでは濃いので炭酸水で割ってみます。
氷を入れたコップに赤じそジュースと炭酸水を半分ずつ入れてみました。
あ、さっぱり。酸味はやや強めで甘さは少なめ、大人の味ですね。赤じその爽やかな風味が感じられておいしいです。子どもが飲むなら甘さの入ったサイダーで割ってもいいかもしれません。
赤じそジュースでゼリーも作ってみた!
【材料】
赤じそジュース…200ml
水…100ml
粉ゼラチン…5g
【作り方】
1. 赤じそジュースを600wの電子レンジで1分30秒加熱します。粉ゼラチンを混ぜて溶かします。
2. 常温の水を入れて混ぜます。味見をして甘さが足りなければ砂糖を適量入れます。今回、砂糖は追加しませんでした。
3. 3つに分けてカップに入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で2~3時間冷やして出来上がりです。
さっぱり、大人の味♡
赤じその風味があるさっぱりとしたゼリーです。
赤じそと酢の働き
赤じそは、青じそとともにシソ科の植物で、赤じその旬は初夏。梅干しを漬ける時季にだけ出回ります。赤じその赤い色はアントシアニンという色素成分で、抗酸化作用により、がんや老化の抑制が期待できます。また、赤じそにはアレルギー症状を緩和する働きも期待されています。漢方では「蘇葉(そよう)」という生薬として、健胃芳香、発汗解熱、鎮咳去痰の目的で使用されています。
酢に含まれているクエン酸はエネルギー産生に関わるため、体内に溜まった老廃物を排泄させ、疲労回復の働きがあるとされています。また、胃の働きを助け、食欲を増進させる働きも期待できます。
赤じそと酢を組み合わせた赤じそジュースは、高い抗酸化力と疲労回復、食欲増進の働きにより、風邪予防や食欲が落ちがちな猛暑時の夏バテ防止のお守りとして準備しておくのもいいですね。
赤じそジュースは、美しい色あいと爽やかな飲み口が魅力的なジュースでした。
次回は、この赤じそジュースを作って残った”出がらしの葉っぱ”を活用してみようと思います。「漬け物」と「ふりかけ」を作ろうかと。詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください!
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
赤じそには高い抗酸化力があり、酢には疲労回復や食欲増進の働きがあります。その両方が入っているジュースを、夏バテ防止のお守りとして準備しておきたい!赤じそを丸ごと1袋たっぷり使って、たくさん作りたいと思います。また、そのジュースでゼリーも作っていきますね。
【夏に最高の飲み物】健康飲料「ソルティレモネード」作ろう♪一晩漬けて炭酸で!スポドリより香り華やか~
YouTube『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukaris Kitchen』は、料理研究家のゆかりさんが料理やスイーツをたくさん紹介しているチャンネルです。手順がわかりやすいので、失敗しにくく安心して作れます。今日はその中から6月~7月中旬しか出回らないという貴重な赤じそを使ったジュースと、そのジュースでゼリーも作ってみたいと思います。
「赤じそジュース」の材料と作り方
【材料】
赤じそ…200g(葉の部分のみ)
きび砂糖…230g
リンゴ酢…150ml
レモン汁…30ml
水…1L

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【作り方】
1. 赤じその葉の部分を、キッチンばさみか手で切り落とし、ボウルに入れます。茎の部分は使いません。どっさりとれました。測ってみたら200g近くありました。

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2. 1の赤じそをしっかりと洗います。量が多いので、2回に分けて洗いました。
3回ほど水を替えながらよく洗い、ザルにあげます。

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3. ホーローかステンレスの大きな鍋を用意します。もしなければフッ素樹脂加工の鍋を使います。アルミの鍋は使わないようにして。煮るときに酢を入れるので酸とアルミが反応し、鍋を傷める可能性があること、赤じその色素がアルミに反応し、色がくすんでしまうのを防ぐためです。今回はステンレスの鍋を使用しました。
鍋に水を入れて中火にかけて沸騰させます。赤じそを入れて木べらなどで押さえながら湯に浸し、再沸騰させます。

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4. 沸騰したら弱めの中火にし、5分間煮ます。赤い葉があっという間に緑色になりました。

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5. 火を止めてザルにあげます。木べらなどでギュッと押さえてしっかりと水気を絞ります。

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6. 5の汁を鍋に戻し、中火にかけて沸騰させます。アクが出てきたらアクを取ります。

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7. 火を止めて砂糖を入れて混ぜます。溶けたらリンゴ酢も入れてよく混ぜます。

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8. 中火にかけて鍋肌がフツフツとするくらいまで加熱します。火を止めてレモン汁を入れて混ぜます。

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9. しっかりと冷まし、煮沸消毒などをした清潔な保存容器に入れて保存します。冷蔵庫で1週間保存できます。それ以上保存したい場合は製氷皿に入れて凍らせたり、ジッパー付き保存袋などに入れて冷凍します。冷凍の場合、保存期間は約1か月です。

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炭酸水で割ってみた!
出来た赤じそジュースは、そのままでは濃いので炭酸水で割ってみます。
氷を入れたコップに赤じそジュースと炭酸水を半分ずつ入れてみました。
きれいな紫色になりました。

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あ、さっぱり。酸味はやや強めで甘さは少なめ、大人の味ですね。赤じその爽やかな風味が感じられておいしいです。子どもが飲むなら甘さの入ったサイダーで割ってもいいかもしれません。
赤じそジュースでゼリーも作ってみた!
【材料】
赤じそジュース…200ml
水…100ml
粉ゼラチン…5g

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【作り方】
1. 赤じそジュースを600wの電子レンジで1分30秒加熱します。粉ゼラチンを混ぜて溶かします。

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2. 常温の水を入れて混ぜます。味見をして甘さが足りなければ砂糖を適量入れます。今回、砂糖は追加しませんでした。

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3. 3つに分けてカップに入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で2~3時間冷やして出来上がりです。

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さっぱり、大人の味♡

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赤じその風味があるさっぱりとしたゼリーです。
赤ワインを思わせる渋味があり、こちらも大人の味わいですね。子どもにも食べさせてみましたが、甘さも控えめなこともあったからか1口しか食べませんでした。大人はこのくらいの甘さの方が爽やかな味わいでうれしいですけどね。
赤じそと酢の働き
赤じそは、青じそとともにシソ科の植物で、赤じその旬は初夏。梅干しを漬ける時季にだけ出回ります。赤じその赤い色はアントシアニンという色素成分で、抗酸化作用により、がんや老化の抑制が期待できます。また、赤じそにはアレルギー症状を緩和する働きも期待されています。漢方では「蘇葉(そよう)」という生薬として、健胃芳香、発汗解熱、鎮咳去痰の目的で使用されています。
酢に含まれているクエン酸はエネルギー産生に関わるため、体内に溜まった老廃物を排泄させ、疲労回復の働きがあるとされています。また、胃の働きを助け、食欲を増進させる働きも期待できます。
赤じそと酢を組み合わせた赤じそジュースは、高い抗酸化力と疲労回復、食欲増進の働きにより、風邪予防や食欲が落ちがちな猛暑時の夏バテ防止のお守りとして準備しておくのもいいですね。
赤じそジュースは、美しい色あいと爽やかな飲み口が魅力的なジュースでした。
簡単に作れておいしかったです。今年の夏も猛暑になりそうなので、残った分は冷凍保存して夏に備えたいと思います。
次回は、この赤じそジュースを作って残った”出がらしの葉っぱ”を活用してみようと思います。「漬け物」と「ふりかけ」を作ろうかと。詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください!
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
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