冷たくて喉ごしのいいそうめんは、夏の定番ですよね。でも、作り手は汗だくになりながらお湯を沸かして、そうめんを茹でなければなりません…。
そんな悩みを解消してくれそうな裏ワザを、YouTube『ANNnewsCH』で紹介していたんです!なんと「火を止めた余熱だけでそうめんが茹でられる」んですって。本当にそんなことが!? そんな茹で方あるの!? 気になるので、さっそく試してみます!

【火を使わずそうめんを茹で上げる方法】試してみた!ポットのお湯で茹でるって⁉ホントにできるの⁉

「そうめんの暑くない作り方」考案者は、料理系YouTuberの川原恵美子さん

お店にもレシピ本が届きました。みなさんどうぞ宜しくお願いします。 pic.twitter.com/tfnaTEtIJL— 田舎そば川原【公式】 (@inakasobakh) February 1, 2022
テレビ朝日系のニュース配信YouTube『ANNnewsCH』で見つけた「暑くないそうめんの作り方」。その裏ワザの考案者は、料理系YouTuberとして人気を博している、川原恵美子さんです。

香川県まんのう町にある「田舎そば川原」の店主の方で、運営しているYouTube『【田舎そば川原】料理・漬物』の登録者数は61.8万人に上ります。

料理本も出版され、上記Xの画像に写っている書籍の帯に「そうめん ゆでるな!」と書かれていますよ。川原さんがおすすめするそうめんの作り方は、茹でるのではなく、余熱を利用してそうめんに火を通すという方法。

茹でないので吹きこぼれが無く、そうめんのぬめりも出ないそうです。

そうめんは短時間茹でるのが基本だと思っていたので、そんな作り方があるの⁉と驚きました。そうめんの余熱調理は初耳なので、試してみます。

余熱を利用するのがポイント!「暑くないそうめんの作り方」に挑戦!

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


今回はそうめん150gを「暑くないそうめんの作り方」で調理してみます。
今回使ったそうめんは沸騰したお湯で2分茹でると袋に書かれていました。

番組では余熱時間が5分(お好みの時間)と紹介されていました。筆者は硬めのそうめんが好みのため、今回は3分、4分、5分と余熱時間を変えて調理してみます。

1. お湯を沸かします。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


たっぷりのお湯を沸騰させました。

2. そうめんを入れて軽くほぐし、お湯が再沸騰したらフタをして火を止めます。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


150gのそうめんを入れて菜箸で軽くほぐしましたが、完全にほぐれる前に再沸騰したので火を止めました。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


フタをして余熱でそうめんに火を通します。茹でないので吹きこぼれの心配が無く、火を止めているのでキッチンも涼やかです♪

3. 5分ほど待ち、そうめんを流水で洗って水気を切ります。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


そうめんは細いので5分の余熱は時間が少し長い気が。そして、筆者は硬めのそうめんが好みなので、1/3の量を3分で引き上げ、流水で洗ってぬめりを取りました。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


余熱調理が4分経ったところで、鍋に残った半量のそうめんを引き上げました。
こちらも流水で洗ってぬめりを取りました。

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


余熱で5分調理した残りのそうめんがこちら。茹でたお湯が白く濁っていないので、そうめんの表面が溶けている感じはないようです。

こちらのそうめんも、流水で洗ってぬめりを取りました。それでは、余熱調理時間を変えて作ったそうめんを食べてみます。

余熱調理の効果はいかに?3分、4分、5分余熱のそうめんを実食!

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


テレビ朝日系のニュース配信YouTube『ANNnewsCH』で見つけた「暑くないそうめんの作り方」で作ったそうめんがこちら。YouTube内の情報番組では余熱で5分調理していましたが、今回は3分、4分、5分と時間を変えて余熱調理してみました。

見た目はどれも同じように見えますが、流水で洗った時の感触は、余熱時間が短い方がコシがあるように感じました。

それぞれのそうめんを、めんつゆに浸けていただいてみます。

【余熱で3分調理したそうめん】

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


流水で洗いましたが、お箸で掴むとそうめんがくっついてダマになっている感じが。でも、めんつゆに浸けるとほぐれました。

食べてみると、お湯で茹でて調理するいつものそうめんよりも少しやわらかめですが、少しコシも残っています。
やわらかめに茹でたそうめんがお好きな方には良さそうな食感。

茹でないのでぬめりは出ないとのことでしたが、筆者には少しぬめりを感じました。いつもと違って、そうめんがやわらかめの仕上がりだからかもしれません。

【余熱で4分調理したそうめん】

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


余熱で4分調理したそうめんも、お箸で掴むとダマ感がありましたが、めんつゆに浸けるとほぐれました。

余熱時間が1分長くなったので、先ほど食べたそうめんよりも食感がやわらかく、コシは感じられません。硬めのそうめんが好みの筆者には、茹で過ぎたそうめんという印象です。

【余熱で5分調理したそうめん】

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


余熱で5分調理したそうめんは、お湯に長く浸かっていた分、そうめん同士のくっつき感は少なく、お箸でつまんでもするっとしている印象。

めんつゆに浸けて食べてみると、余熱で4分調理したそうめんよりもさらにやわらかく、にゅうめんに入っているそうめんのような、消化に良さそうなやわらかさです。

やわらかいそうめんがお好きな方や、乳幼児が食べる場合に向いている食感のように感じました。

フタをして余熱調理なので暑くない!でも、ソフトな食感に仕上がる傾向が

夏は火を使いたくない…【“火を止めて”素麺を茹でる裏ワザ】に挑戦!余熱調理の方がウマいって本当!?


テレビ朝日系のニュース配信YouTube『ANNnewsCH』で見つけた、「そうめんの暑くない作り方」。沸騰したお湯でそうめんを茹でるのが一般的ですが、火を止めてフタをしたお湯で時間をかけて火を通すという方法なので、確かに調理中の暑さはありませんでした。

ただ、そうめんは細いので余熱でもすぐに火が通る印象を受けました。
そうめんは硬めの食感が好みの筆者には、3分の余熱調理でもやわらかく感じてしまったため、やわらかめのそうめんがお好きな方や、乳幼児の食事作りに適しているように思いました。

ただ、茹でないので暑くないのはもちろん、吹きこぼれの心配がない、余熱調理中に具材の準備が出来る、電気代(またはガス代)を節約出来るというメリットがありました。

キッチンが暑くてたまらない!という方は、一度試してみると良さそうですよ。この夏、そうめんを茹でる機会は多いと思うので、参考にしてみてくださいね。
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