管理栄養士のともゆみです。そら豆といえば「茹でる」しか知らなかったわたしですが、YouTube『けんた食堂』で「そら豆の一番おいしい食べ方」として紹介していたレシピに惹かれ、さっそく作ってみることにしました。
作り方は驚くほどシンプルで、鍋にオリーブオイルを入れて1~2分焼き、塩をつけるだけ。素材の味を堪能できる、そら豆の「油焼き」を作っていきますね。

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YouTube『けんた食堂』は、簡単に作れて一味違うレシピを主にショート動画で紹介しているチャンネルです。チャンネル登録者数186万人の大人気チャンネルです。
今回はその中から、そら豆料理を作ってみたいと思います。料理といってもただ焼くだけなので簡単です。とにかくたくさん用意したい、何十個でもつまめるおいしさだそう。そら豆の一番おいしい食べ方ということで、さっそく作っていきましょう。

「そら豆の油焼き」の材料と作り方

【材料】
そら豆…20さや
オリーブオイル…大さじ4 
塩…少々

※今回はお試しで、そら豆1パック(6さや)で作りました。オリーブオイルは大さじ2弱を使いました。

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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【作り方】
1. そら豆をサヤから出して甘皮を剥きます。

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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2. 鍋(今回はスキレットを使用)にオリーブオイルを入れ、中火にかけます。
1のそら豆を入れます。

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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3. ひっくり返しながら両面焼きます。焼き加減はお好みですが、揚げ焼きを始めてから1~2分で焼き上がります。それ以上焼いて、カリカリにしてもいいそうです。

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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4. 塩をチョンとつけて食べます。

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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ホクホクでおいしい

【そら豆の一番ウマい食べ方】オリーブオイルで2分焼くべし!塩味がうんまい「油焼き」作ろう!5分焼きも
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揚げ始めて1~2分のものを食べてみます。そら豆が熱々でホクホク!1~2分の加熱でもしっかり火が通っているんですね。そら豆の風味が口いっぱいに広がり、とてもおいしいです。
塩をつけるだけのシンプルな味付けですが、素材の旨味が引き立ち、まさに極上の食べ方ですね。
動画で紹介していた「何十個でもつまめるおいしさ」というのも納得です。

焼き加減によって風味が変わるのも面白いですね。1~2分の浅めならそら豆らしい香りが強く、3~5分ほど焼いてカリカリにすると、ホクホク感はやや減りますが、香ばしさとサクサク感が加わってこれまた美味ですね。

卓上で焼きながら食べるスタイルなら、出来立て熱々を楽しめてさらにおいしく感じられそうです。

そら豆の雑学

そら豆は、サヤが空に向かって伸びることからその名が付いたといわれています。旬は4~6月で、未熟な豆を食用とし、大きめのサヤの中に2~4個ほどの豆が入っています。

購入するときは、サヤがきれいな緑色で、均一にふくらみ、弾力のあるものを選びましょう。豆はサヤから出すと風味が落ちていくため、できればサヤ付きがおすすめです。購入後はなるべく早く食べるか、すぐに食べられない場合は、茹でてから冷凍保存するとよいでしょう。

主な栄養素は、たんぱく質・糖質のほか、カリウム・リン・鉄などのミネラル類、ビタミンB群やビタミンCもバランスよく含まれています。

カリウムや鉄、リンといったミネラルには、血圧の安定や骨・血液の生成をサポートする働きが期待できます。さらに、含まれるリン脂質の一種「レシチン」には、血栓の予防やコレステロールの上昇を抑える作用があるともいわれ、動脈硬化の予防にもつながるとされています。

こんなにシンプルにそら豆を楽しめる食べ方があったなんて、驚きでした。茹でたそら豆とはまた違うおいしさを、たっぷり堪能できます。

そら豆とオリーブオイル、そして塩だけで作れるこの一品。
風味と食感がクセになる「そら豆の油焼き」、ぜひ熱々で味わってみてください。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
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