【志麻さんの夏サラダ!?】野菜たっぷり「トマト冷しゃぶ」です！お肉は余熱調理＆冷やさないから柔らか～

暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてしまいますよね。できるだけさっぱりしたものが食べたくなるのですが、とはいえ、たまにはちゃんとタンパク質も摂らないと体がもちません。そんなときにぴったりなのが冷しゃぶ。ちょうど、伝説の家政婦・志麻さんがNHK「きょうの料理」で、洋風のトマト冷しゃぶを紹介していたので、「トマトもお肉も食べられるなんて最高じゃない？」と思い、さっそく作ってみました！

【志麻さんの料理基本のき】南仏名物「ニース風サラダ」作ろう！酸味と辛味のマスタードドレで食べよう♪

タサン志麻さんは、辻調理師専門学校、辻調グループフランス校の卒業生で、三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」での修業後は、老舗フランス料理店やビストロなどで15年間料理人を務めました。その経験を活かして家庭の冷蔵庫にある食材で1週間分のつくりおきを3時間で仕上げることから、「予約が取れない伝説の家政婦」という異名を持っています。

志麻さんの「洋風トマト冷しゃぶ」の材料と作り方

【材料】※2人分
豚肩ロース肉 （しゃぶしゃぶ用）…200g
サニーレタス…1/2個
ミニトマト…20個
玉ねぎ…1/4個（50g目安）
レモン汁…1/2個
オリーブオイル…大さじ3
塩…適量
黒こしょう （粗びき）…適量



ミニトマトはヘタをとって、縦半分に切っておきます。
玉ねぎはみじん切りにしておきます。

【作り方】※調理時間：10分
1. ボウルにミニトマト、玉ねぎ、レモン汁、オリーブオイル、塩、黒こしょうを入れて混ぜ合わせ、トマトダレを作ります。



2. サニーレタスを食べやすくちぎり、器に盛りつけます。



3. 鍋に水1L（分量外）を入れて中火にかけ、沸いたら火を止めます。鍋にザルを重ねて豚肉を数枚ずつ入れます。



4. 余熱で豚肉に火が通ったらザルごと引き上げて湯を切り、1のトマトダレに加えてざっと混ぜます。



5. 2の上に盛りつけて出来上がりです。



玉ねぎにレモン汁と聞いただけでよだれが出ますが、トマトまで加わって、色鮮やかな夏仕様のタレになりました。
そのタレのかかったお肉をサニーレタスにのせて口へ運んでみると、ほんのり温かくてやわらかいお肉の感触に、トマトの軽くプチっとした食感。レモンの酸味と玉ねぎのさわやかな辛味が加わって、さっぱりとおいしい冷しゃぶが味わえました。

火を止めてからしゃぶしゃぶしているのでお肉が硬くならず、ちゃんと肉自体の旨味も感じられるのがうれしいところ。
サニーレタスもけっこうたっぷり盛り付けましたが、このおいしさでは、200gの肉で2人分は絶対に足りない気がします。



ときどき無性に食べたくなるしゃぶしゃぶですが、余分な脂がお湯に落ちるため、煮たり焼いたりしたお肉よりも、なんとなくたくさん食べられそうな気がします。薄切りなので咀嚼回数が少なくて済むのも理由のひとつかと思いますが、暑くて脂っこい料理はちょっと…というときでも、しゃぶしゃぶなら大丈夫かなと思えてしまうのが不思議です。

「しゃぶしゃぶ」というくらいですから、お湯にさっとくぐらせるだけで、茹ですぎる前に食べるという、実はとても理にかなった食べ方なんですよね。このレシピでは、あえて肉を冷やさずにそのまま食べるので、旨味をしっかり感じられるのがうれしいところ。しかも、温かいお肉に合うタレがおいしいというのも素敵です。

志麻さんは「トマトダレ」と呼んでいますが、レモン汁とオリーブオイルを混ぜているので、どちらかというとドレッシングに近い印象。初めて自分でドレッシングを作ったのは、たしか家庭科の調理実習だった気がします。酢と油を混ぜただけで、こんなにおいしいものができるのかと感動して、それからしばらく家で馬鹿みたいにドレッシングを作っていました。市販のものと違ってシンプルなだけに味が鮮烈で、当時は「何も混ぜない方が絶対おいしい」と信じていたものです。まあ、その後スパイスやら玉ねぎやら、いろいろ入れるようになりましたけど。

暑い夏にぴったりの、夏バテ予防にもなる一品ですので、ぜひ作ってみてください！