甘くておいしいとうもろこしは、茹でても蒸しても焼いても絶品。縁側でかじったり、祭りの屋台で頬張ったりと、やっぱり夏の味覚という印象が強いですよね。
極薄衣でサクッと揚げる♪そこへ卵白のふわふわソースかけて食べる「とうもろこしの岩石揚げ」に挑戦!
「正月屋吉兆」で 9年間修業後、2004年、東京・恵比寿に日本料理店「賛否両論」を開店した、オーナー兼料理人の笠原将弘さん。YouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』では、料理人歴30年以上の笠原さんが、これまでに培った料理の知識やテクニックを、惜しげもなく紹介しています。
笠原将弘さんの「焼きとうもろこし炊き込みご飯」の材料と作り方
【材料】※2人分
とうもろこし…1本
米…2合
しょうゆ…小さじ1
バター…適量(今回は15g使っています)
水…360ml
酒…40ml
塩…小さじ1
だし昆布…3g
バターは5~6個くらいに分けておきます。
【使い方】※調理時間:30分+浸水時間:30分
1. 米は軽く洗って30分浸水させてから、ザルにあげて水気を切ります。
2. とうもろこしの皮をむき、ヒゲの緑色の部分は約1cmに切ります。実は包丁でこそぎ取り、芯はぶつ切りにします。
3. 土鍋に米、水、酒、塩、だし昆布、芯、ヒゲを入れてフタをして強火にかけ、沸いたら中火で5分、さらに弱火で15分炊きます。
4. フライパンにとうもろこしの実を入れて、強めの中火で焼き目がつくまで乾煎りします。
5. しょうゆを加え、絡めてからボウルに空けておきます。
6. 土鍋のフタを取り、昆布と芯を取り出して5を加え、またフタをして5分蒸らします。
7. バターを散らします。
8. 器に盛りつけて出来上がりです。
わたしが使っているのは、家庭用としては大きめの10号の土鍋。米2合を炊くには少し大きすぎるサイズですが、今回はこの10号の土鍋で挑戦してみました。最初に強火にかける工程では、火加減に一番神経を使いましたが、炊き上がってフタを開けてみると、ちゃんとふっくら炊けていました。
実とバターを加えて蒸らし、さっそくひと口食べてみると、ホクホクとした甘いとうもろこしの味と、しょうゆバターの香ばしさが口いっぱいに広がります。柔らかすぎない粒の食感と、とうもろこしのヒゲの風味が加わって、これまで食べてきたとうもろこしの炊き込みご飯とはまったく違う、最高の味に仕上がっています。ただ炊くだけでは出せない、手間をかけたからこそのおいしさですね。
土鍋ならではのおこげもできていて、これもまた香ばしく、とてもおいしくいただきました。このレシピ、本当におすすめです。
子どもの頃から親しんできたとうもろこし。わたしが小さい頃に食べていたのは、大きな蒸し器で10本くらいまとめて蒸したものでした。
几帳面な子どもだったのか、ただの食いしん坊だったのか——かじった後に芯に残った粒がどうにももったいなく思えて、カリカリカリカリとこそげ取るようにして食べていました。大人になってから、芯から粒をきれいにはがすようになったのも、きっとその頃の名残なのだと思います。
そんな性格だからこそ、包丁で芯から実を削り取ったときに芯に残る部分がどうにも惜しく感じてしまいます。このレシピのように、芯までしっかり”だし”として使い切る料理を見ると、なんだかホッとするんですよね。「三つ子の魂百まで」とは、よく言ったものだなぁとつくづく思います。
そんなわたしでも、皮とヒゲだけはこれまで手をつけずにきました。ヒゲは揚げるとおいしいということは知っていたのですが、揚げるには緑色のヒゲでなければならず…。それだけを揚げるのもなかなか手間がかかるので、結局もったいないと思いつつ捨ててしまっていました。
でも今回のレシピでは、そのヒゲも一緒に炊き込んでしまえばおいしく食べられると知り、目からウロコでした。これからは、とうもろこしご飯を作るとき、ヒゲを捨てることはもう二度とないと思います。これまで捨ててきたことが、なんとも無駄に思えてしまいました。
賛否両論のお店のようなおいしい味が再現できますので、ぜひ作ってみてください!
そんなとうもろこしを使って、賛否両論の笠原さんがYouTubeで炊き込みご飯を紹介していました。しかも、これはお店でも提供している夏の定番メニューとのこと。夏の終わりを感じながら、名残惜しい気持ちと一緒に、さっそく作ってみました!
極薄衣でサクッと揚げる♪そこへ卵白のふわふわソースかけて食べる「とうもろこしの岩石揚げ」に挑戦!
「正月屋吉兆」で 9年間修業後、2004年、東京・恵比寿に日本料理店「賛否両論」を開店した、オーナー兼料理人の笠原将弘さん。YouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』では、料理人歴30年以上の笠原さんが、これまでに培った料理の知識やテクニックを、惜しげもなく紹介しています。
笠原将弘さんの「焼きとうもろこし炊き込みご飯」の材料と作り方
【材料】※2人分
とうもろこし…1本
米…2合
しょうゆ…小さじ1
バター…適量(今回は15g使っています)
水…360ml
酒…40ml
塩…小さじ1
だし昆布…3g

バターは5~6個くらいに分けておきます。
【使い方】※調理時間:30分+浸水時間:30分
1. 米は軽く洗って30分浸水させてから、ザルにあげて水気を切ります。

2. とうもろこしの皮をむき、ヒゲの緑色の部分は約1cmに切ります。実は包丁でこそぎ取り、芯はぶつ切りにします。

3. 土鍋に米、水、酒、塩、だし昆布、芯、ヒゲを入れてフタをして強火にかけ、沸いたら中火で5分、さらに弱火で15分炊きます。

4. フライパンにとうもろこしの実を入れて、強めの中火で焼き目がつくまで乾煎りします。

5. しょうゆを加え、絡めてからボウルに空けておきます。

6. 土鍋のフタを取り、昆布と芯を取り出して5を加え、またフタをして5分蒸らします。

7. バターを散らします。

8. 器に盛りつけて出来上がりです。

わたしが使っているのは、家庭用としては大きめの10号の土鍋。米2合を炊くには少し大きすぎるサイズですが、今回はこの10号の土鍋で挑戦してみました。最初に強火にかける工程では、火加減に一番神経を使いましたが、炊き上がってフタを開けてみると、ちゃんとふっくら炊けていました。
実とバターを加えて蒸らし、さっそくひと口食べてみると、ホクホクとした甘いとうもろこしの味と、しょうゆバターの香ばしさが口いっぱいに広がります。柔らかすぎない粒の食感と、とうもろこしのヒゲの風味が加わって、これまで食べてきたとうもろこしの炊き込みご飯とはまったく違う、最高の味に仕上がっています。ただ炊くだけでは出せない、手間をかけたからこそのおいしさですね。
土鍋ならではのおこげもできていて、これもまた香ばしく、とてもおいしくいただきました。このレシピ、本当におすすめです。

子どもの頃から親しんできたとうもろこし。わたしが小さい頃に食べていたのは、大きな蒸し器で10本くらいまとめて蒸したものでした。
アツアツではとても持てないので、少し冷めるのを待ってから両手で持ち、ガブッとかじりついたものです。
几帳面な子どもだったのか、ただの食いしん坊だったのか——かじった後に芯に残った粒がどうにももったいなく思えて、カリカリカリカリとこそげ取るようにして食べていました。大人になってから、芯から粒をきれいにはがすようになったのも、きっとその頃の名残なのだと思います。
そんな性格だからこそ、包丁で芯から実を削り取ったときに芯に残る部分がどうにも惜しく感じてしまいます。このレシピのように、芯までしっかり”だし”として使い切る料理を見ると、なんだかホッとするんですよね。「三つ子の魂百まで」とは、よく言ったものだなぁとつくづく思います。
そんなわたしでも、皮とヒゲだけはこれまで手をつけずにきました。ヒゲは揚げるとおいしいということは知っていたのですが、揚げるには緑色のヒゲでなければならず…。それだけを揚げるのもなかなか手間がかかるので、結局もったいないと思いつつ捨ててしまっていました。
でも今回のレシピでは、そのヒゲも一緒に炊き込んでしまえばおいしく食べられると知り、目からウロコでした。これからは、とうもろこしご飯を作るとき、ヒゲを捨てることはもう二度とないと思います。これまで捨ててきたことが、なんとも無駄に思えてしまいました。
賛否両論のお店のようなおいしい味が再現できますので、ぜひ作ってみてください!
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