【え、きゅうりを炒めるって!?】4本瞬殺の甘酢炒め作ろう!鶏肉の旨味を吸い尽くしたきゅうり優勝♡【農家直伝】
「キュウリと油揚げの酢もみ」はこの雑誌から…
農家向けの月刊誌『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリーマガジンです。創刊は、いまからちょうど100年前の大正14年(1925年)!
100周年を迎えた『家の光』2025年5月号には「いま、よみがえる『家の光』台所の知恵ベストセレクション」という別冊付録が付いています。100年分の記事から厳選した「台所の知恵」を、現代でも実践しやすいようにアレンジして紹介していますよ。
昭和10年(!)8月号の『家の光』では、「キュウリの苦味ぬき法」を図解しています。きゅうりの切り口同士をこすり合わせて苦味のもとを抜く方法です。現在は品種改良が進み、この作業は不要とされていますが、アクが抜けてすっきりした味わいになるので、いまも時間に余裕があるときはやっています!こんなに昔から続いている知恵だったんですね。また、きゅうりを縦に切ってスプーンで種を除いていますが、種を除くとべちゃっとせず、食感もよくなるそうです。なるほど。
「キュウリと油揚げの酢もみ」の材料と作り方
【材料】
きゅうり(縦半分に切って種を除く)…5本分(500g)
油揚げ…2枚
しょうが(針しょうがにする)…小1かけ分(10g)
塩…小さじ2/3
[A]
酢……大さじ3
水…大さじ2
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
※材料が少し多いかなと思ったので、すべて1/2量で作りました。
【作り方】
1. きゅうりは3mm厚さに切ってボウルに入れて、塩を混ぜて1時間ほど放置します。
2. 1時間経ち、しんなりしたら水気をギュッと絞ります。
3. 油揚げは熱湯でさっと茹でます。油の臭みを抜くためだそうです。
4. 3の油揚げをさっと水に取り、水気を絞って3cm長さの千切りにします。
5. ボウルに[A]を入れてよく混ぜ、2のきゅうり、4の油揚げを入れて和えます。
6. 器に盛り付け、しょうがをのせて出来上がりです。
懐かしい味
それでは食べてみます。いただきます。砂糖やしょうゆの味は控えめで、酸味もそれほど強くなくやさしい味わいです。なんだろう、今どきの味ではなく、おばあちゃんが作るような…どことなく懐かしい味付けですね。子ども向けの味ではありませんが、とてもおいしいです。現代は、はっきりとした味が好まれるかもしれませんが、昔はこういう味付けだったのかもしれませんね。
きゅうりの歴史
画像出典:photoAC
きゅうりの原産はインド北部、日本には6世紀ごろに伝わってきたと言われています。きゅうりは「胡瓜」と表記しますが、江戸時代ごろまでは「黄瓜」と書き、完熟させて黄色くなった状態で食べていたそう。しかし熟したきゅうりは大きくて苦味が強くあまり人気がなかったそうです。幕末以来、品種改良が進み、若い未熟なきゅうりは歯ごたえがよく、苦味がなくておいしいと評判になり、現在のような緑色のきゅうりが出回るようになりました。
きゅうりはカリウムが豊富
きゅうりはほとんどが水分で栄養価は高くありませんが、カリウムを多く含んでいるのが特徴です。カリウムは体内の細胞内液に含まれていて、ナトリウムとともに体内の水分調整をし、細胞内の浸透圧を正常に保つ働きをします。ナトリウム(塩分)が多すぎると、カリウムが働いて余分なナトリウムを体外へ排出します。そのためむくみの解消や高血圧の予防または改善が期待できます。
さっぱりとしてどことなく懐かしいような味わいのパリパリ食感がおいしいきゅうりの酢もみでした。種を除くとやわらかい部分が除かれてパキッとした食感になるのも初体験でした。
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
参考web:
東北農政局ーきゅうり
https://www.maff.go.jp/tohoku/monosiritai/syokutaku/kyuri.html









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