俳優・吉田羊さんが、華やかなアンティーク着物姿で登場!着物の素材がなければ自分で作るというDIY精神や、美しさを保つ秘訣、理想の男性像まで、じっくり深掘りしてきましたよ~。特に、美肌を保つヒケツという「腸活レシピ」は必見!その食材の一つである「納豆」は、最後の晩餐にしたいと語るほどの好物だそう。
とっても親しみやすい、吉田さんの素顔に迫りました。

【画像を見る】着物から見えるレースが素敵!吉田羊さん

――今回は、吉田さんご本人に着物のスタイリングをお願いしました。コーディネートのポイントを教えていただけますか。

年末ということで、華やかな色のアンティーク着物を選びました。全身に四季折々の花々が散りばめられていて、「来年も花満開な、幸福な1年になりますように」という願いを込めているんです。
帯もアンティークですが、金と銀の糸が入っているので、縁起がよくておめでたい雰囲気が演出できたかなと思っています。

わたし自身、アンティーク着物の持つ、年月を重ねたことによる味わい深さと柔らかさが大好きで。
今日は、市販の白足袋が着物に合わなくて、だったら自分で染めちゃおうと思って、白足袋をお茶で染めたものを合わせました(笑)。

――足袋を自分で染めてしまうなんて!すごい発想ですね。

「なければ作る」という精神は、わたしに着物を教えてくれた女優仲間の友人の教えなんです。彼女が「帯枕がなければトイレットペーパーの芯に紐を通せばいいんだよ。なければ作っちゃえば大丈夫」と教えてくれたんです。

おかげで着物へのハードルが下がりましたし、好きになるきっかけを与えてくれました。

「最後の晩餐は納豆」!美肌の秘訣は手作りぬか漬けと腸活

 ――吉田さんは食べることも大好きということですが、おいしいものを食べるときの楽しみはどういうところですか。

やっぱり、食材の一番おいしい状態をいただく瞬間に心が震えます。それは旬であったり、料理人の方の工夫であったりしますが、特に農家さんへの思いが詰まったお料理には必ずおいしさが伴いますね。
食材と対話する時間があってこそ、本当のおいしさが引き立つのだと思います。

【吉田羊さんが語る】アンティーク着物の魅力とは…「なければ作っちゃう」がモットー!?美肌を保つヒケツも


日頃から、できるだけ(生産者の)顔が見える食材を買うようにしていて、通っている美容院の一角で売っている無農薬の野菜をよく買います。野菜それぞれに農家さんの名前が書いてあるんです。
顔が見える野菜は愛情も増しますし、「いただきます」という感謝の気持ちが湧いてきますね。

――吉田さんは納豆もお好きだとか?

そうなんです、納豆が大好きなんです! 最後の晩餐に納豆を食べたいくらい大好き(笑)。温かいご飯と納豆さえあれば幸せです。納豆と黒ゴマ、白ゴマ、刻んだキムチを混ぜたものを必ず冷蔵庫にストックしています。
また、味噌汁を最後に2口3口ぐらい残しておいて、冷ましてから納豆を入れて飲むのもおすすめです。


――腸活に良さそうですね。ほかにも腸活していることはありますか?

発酵食品を意識して摂るようにしていて、ぬか漬けも自分で作っています。特にきゅうりが大好きで、前世カッパだったんじゃないかっていうくらい(笑)。
冬場にきゅうりが出回らなくなると寂しいです。

――腸活を始められてから調子はいかがですか?

長年悩んでいた肌トラブルが改善されました。もともと腸活を始めたきっかけが、くすみや吹き出ものができやすかった肌の不調だったんです。化粧品もあれこれ試しましたが、なかなか改善されなくて。
でもせっせと発酵食品を摂るようになり、水分をたくさん摂るようにしたら、お肌はもちろんのこと、体も軽くなったし、寝起きも良くなりました。

理想の男性像は父!久留米のソウルフード「鳥皮」もアツく語る

――吉田さんのご両親は、上京して俳優になるときも応援してくださったそうですね。どのようなご両親なのでしょうか?

父と母は本当に仲が良くて、ほとんど喧嘩をしているところを見たことがありません。困っている人がいたら、手を差し伸べることが当たり前という考えを2人とも持っていました。

8年前に亡くなった母は、幼稚園の先生をしていて、いつも誰かのためにパンやケーキを焼いていました。
教え子や保護者の方々が口を揃えて「先生はわたしを肯定してくれる人だった」とおっしゃいます。
思い返せば、わたしも自分がやろうとしたことを否定された記憶が一度もなくて、「人にはそれぞれの個性と魅力があるのよ」と見守ってくれていました。

【吉田羊さんが語る】アンティーク着物の魅力とは…「なければ作っちゃう」がモットー!?美肌を保つヒケツも


父は家事を手伝うことが多かったので、男性は当たり前に家事をするものだと小さい頃は思っていました。
父もまた、穏やかで優しく、近所や知人から人生相談の電話をよく受けるような人でした。そうした姿を見て育ったからか、子どものころからずっと父が理想の男性像だったりします。

――温かい家庭で育ったんですね。地元の久留米(福岡県)に帰ったとき、必ず食べたくなるものは何ですか?

「炭火焼ごとう」の鳥皮です。日本一美味しい焼き鳥だと思います!ここの鳥皮は串に皮をぎゅうぎゅうに巻きつけていて、外はカリカリ、中はふわふわでおいしいんです。
ぜひ、日本全国のみなさんに食べていただきたいです(笑)。

映画『ラストマン-FIRST LOVE-』の見どころと初恋の思い出

――明日12月24日に映画『ラストマン-FIRST LOVE-』が公開予定です。見どころを教えてください。

ドラマの放送から2年半が経ち、ようやくみなさまにスクリーンでお届けできることになりました。
大泉洋さんと福山雅治さんの軽妙な掛け合いはもちろん、アクションシーンも迫力満点なので、ぜひ映画館の大スクリーンで観ていただきたいです。
わたしが演じる佐久良と心太朗(大泉洋)との恋の行方にも注目です(笑)。

――さらに12月28日に放送されるSPドラマ『ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』では、佐久良が大活躍します。吉田さんから見た佐久良の魅力はどんなところですか?

保身や出世は関係なく、仕事にまっすぐ向き合う強さがあり、部下思いで仲間のピンチには危険を顧みずツッコんでいく、とても頼りがいのある人です。
一方で、恋愛に関してはすごく不器用で素直じゃないところが、人間らしくて好きですね。

――では、映画『ラストマン-FIRST LOVE-』にかけて、”初恋”についても伺えたらと思うのですが、初恋はいつでしたか?

初恋は小学校のとき、近所に住んでいるひとつ上のお兄さんでした。背が高くてやさしい人で、今思えば、どこか父の雰囲気に似ていたと思います。
ファーストキスも彼で、プールの中でお互いに端から泳いで行って鉢合わせして、たまたま唇が当たってしまったんですよね。……赤裸々すぎました、キャー、恥ずかしい(笑)。

――(笑)。素敵な思い出ですね。今年は長期でお休みを取られたそうですが、どこか旅行へ行かれたんですか?

はい、国内外問わず一人旅をしました。
旅も飲みも、一人が全然平気なタイプなんです。自分のペースで自由に動けるのが気楽で(笑)。

でも、一時期は父が理想だなんて言って相手を見てましたが、今は、自分がこの人を幸せにしたいと思えるような人との出会いがあったら、それが幸せだなと思うようになりました。
まだまだ諦めてはいませんよ(笑)。

――では最後になりますが、2026年の抱負を教えてください。

今年は長期のお休みもいただいたし、すごくメリハリのある1年だったと思います。初めてカンヌ国際映画祭に参加できたのも、とてもいい経験でした。
来年もできればきちんと休みを取りながら仕事に集中していけたらと思っています。
今後も自分が熱量を捧げた作品が、世界中の方に楽しんでいただけたらうれしいです。

※吉田羊さんのインタビューは、月刊誌『家の光』2026年1月号にも掲載されています。
https://www.ienohikari.net/press/hikari/

【プロフィール】
よしだ・よう/2月3日、福岡県出身。小劇場を中心に活動後、現在は映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍中。
2025年は映画『遠い山なみの光』でカンヌ国際映画祭に参加。念願のレッドカーペットを歩いた。12月28日(日)、SPドラマ『ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』(TBS系21時~)放送予定。

【映画情報】
『映画ラストマン -FIRST LOVE-』
全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)と警視庁の孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)は無敵のバディとして数々の難事件を解決するが、二人が実の兄弟だと判明。研修を終え皆実が米国に戻るも2年後再び日本を訪れ、初恋の女性が関わる事件のため北海道へ。FBI、CIA、北海道警の合同チームと協力し、世界を揺るがす陰謀に挑む。吉田さんは警視庁捜査一課主任の佐久良円花役で出演。

■出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也、宮沢りえ
■脚本:黒岩勉
■監督:平野俊一
■配給:松竹
■公開:2025年12月24日(水)全国ロードショー
■公式HP:https://www.lastman2025.jp
■公式X:@LASTMAN_tbs ■公式Instagram:lastman_tbs ■公式TikTok:@lastman_tbstv
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