揚げパンにソフト麺、マカロニスープと聞くとノスタルジックな気持ちになる、という方…ズバリ昭和生まれですね!(笑)そう、それらはかつて多くの小学校の給食で出ていたメニューです!(揚げパンに至っては、今でも人気ですよね)さて、今回はそんな懐かしい給食の定番メニュー5品を再現するという企画。さて、身近な食材で再現できるのか?そして、現代の子どもたちが食べた反応は?体当たり再現レシピをご覧あれっ♪
【始末料理】「大根の葉」丸っと使い切りで4品作ってみた!「じゃこ炒め」「ナムル」…白ご飯に合う・合う♡
これからご紹介する5品のうち、「大豆の甘辛揚げ」と「大根葉のふりかけ」は、わたしの地元の小学校でよく出ていたもの。
➀大豆パクパク止まらない!「大豆の甘辛揚げ」
栄養満点の「大豆」ですが、”豆”というだけで苦手意識を持つ子どもも多いですよね。
実のところ、わたしも子どものころはあまり好きではありませんでしたが、大人になってみると甘辛く味付けした揚げ大豆は、スナック感覚で食べられます♪
乾燥大豆を一晩水に浸けて戻してから作ってもいいですが、市販の大豆の水煮を使えば、パパっと気軽に作れます。
【材料】
大豆の水煮…100g
片栗粉…大さじ1
濃口しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ1
油…小さじ1
大豆の水煮は水洗いし、ザルにあげて水気をよく切る。
片栗粉と一緒にポリ袋へ入れ、大豆にまんべんなく片栗粉をまぶす。
油を熱したフライパンに片栗粉をまぶした大豆を入れ、強火で加熱する。
フライパンを時々揺すりながら、5分ほど焼く。
大豆の表面がカリッとしてきたら中火にし、濃口しょうゆ、みりんを入れて煮絡めれば出来上がり。
わたしはスプーンですくって豪快に食べるのが好きです!(笑)
ご飯やお酒のお供にも合いますよ~。
大豆にまぶした片栗粉が、甘辛のタレを余すことなく吸収していて、食べる度に感じるコク旨なジュワッと感がたまらな~い!甘辛い味付けにより、大豆特有の豆臭さもなくとっても食べやすいです。
②「ソフト麺」は昭和の味!?
給食の麺類は、わたしにとってテンションの上がる献立のひとつでした。
中でも「ソフト麺」は特にお気に入り♪
給食では、食器によそったミートソースに、袋入りのソフト麺を入れて食べるスタイルでした。
当時は、麺がほぐれずみんな食べるのに悪戦苦闘していたっけ(笑)。
今回は、スーパーの麵コーナーで見つけた『マルメイ ナポリタン(ソフトめん)』を使用し、自家製ミートソースをかけて再現していきたいと思います。
(付属のソースがついていますが、今回は麺だけを使用)
耐熱皿に移しふんわりとラップをし、電子レンジ500Wで2分温める。
自家製ミートソースをかけて完成。
ソフト麺のモチっとした食感や、油が絡んだ麺に懐かしさを感じます。
平成生まれのわが子たちは、給食でソフト麺を食べたことがないらしく、「細いゆでうどんかと思った」、「カレールーをかけて食べたり、炒めて焼きそばみたいにしてもおいしそう」と話していましたよ。
わたしの中では「ソフト麺=ミートソース」という固定概念でしたが、娘たちとの会話からソフト麺のアレンジもたくさん出てきて、面白そうだなと思いました♪
ちなみに、自家製ミートソースの作り方は過去記事
「【材料4つ】重ねて焼けばOK♪「ラザニア風焼きポテト」作ってみた!忙しすぎる日の強すぎる味方だった件」をご覧ください。
③大根の葉が主役!「大根葉のふりかけ」
甘辛な味付けでご飯がススム一品「大根葉のふりかけ」をご紹介します。
大根葉はクセのある食材ですが、茹でることで食べやすくなるんです。
【材料】
大根葉…ご飯茶碗1杯分
ちりめんじゃこ…大さじ2
ゴマ油…小さじ1
砂糖…小さじ1
濃口しょうゆ…小さじ1
鍋に大根葉が浸かるほどの湯(分量外)を沸かし、茎の部分を15秒ほど茹でてから葉を入れ、さらに15秒ほど茹でる。茹で上がったら、サッと水洗いし水気を絞り、1cm幅に細かく刻む。
フライパンに、ちりめんじゃことゴマ油を入れ強火で加熱する。
ちりめんじゃこがカリカリになったら火を止め、大根葉と砂糖、濃口しょうゆを入れて混ぜ合わせる。
再び、強火で加熱して1分ほど炒めたら完成。
冷蔵保存で2日ほど日持ちするので、作り置きにも便利な一品です。
ちりめんじゃこの塩気と甘辛い味付けがご飯とよく合い、ゴマ油で炒めることで香ばしさが加わり食欲がそそられます。
大根は緑の葉の部分の栄養価がとても高いので、捨ててしまうのはもったいない!
いつもは捨てがちな葉の部分を利用すれば、SDGsにもつながりますね。
④昔も今も大人気!「きなこ味の揚げパン」
わたしにとっても娘たちにとっても、お気に入りの献立があります。
それは、ズバリ「揚げパン」です!
パンを油で揚げているのでカロリーが少々気になりますが(笑)、時々、無性に食べたくなるんですよね~。
学校の給食で食べるのが一番おいしいですが、市販の細長いロールパンを使えば、家でも手軽に作れますよ。
【材料】
ロールパン…4本
揚げ油…適量
きな粉…大さじ2
砂糖…大さじ2
フライパンに油を5mmほど入れ、160℃に熱する(フライパンを傾けて菜箸を入れ、細かい泡が出たらOK)。ロールパンを入れて30秒ほど揚げ焼きにする。
裏返して、再度30秒ほど焼いたら、側面もそれぞれ15秒ずつ焼く。
お皿に取り出し、揚げパンにきな粉と砂糖を混ぜ合わせたものをまぶせば完成。
ご飯というよりおやつのような一品ですが、大きな口を開けてパクっと食べれば、きな粉の香ばしさとコクのあるふわっとしたロールパンの甘味が口いっぱいに広がり、とっても幸せな気持ちになります♡なにより、おうちで作ると揚げたてを食べられるのがうれしいです!
⑤苦手な野菜も食べられる♪「マカロニスープ」
給食の献立によく登場していた記憶のある「マカロニスープ」。
当時は色味も味もかなりあっさり目で、正直あまりそそられませんでした(笑)。
たっぷりスープを含んだやわやわのツルっとしたマカロニと一緒なら、苦手な野菜もスルスル食べられるのは良かったですね~。あっさり味ですがボリュームがあり満腹になるので、これを食べた午後の授業はあくびの連続だったな~!
マカロニはどんなものでもOK。
台所の戸棚から使いかけのものを総動員して作るもよし。
いつぞや買ったハロウィン用のマカロニ。
【材料】
じゃがいも…茶碗1杯分
キャベツ…茶碗1杯分
にんじん…中1本
ベーコン(ハーフサイズ)…1枚
水…600ml
コンソメ(固形)…2個
マカロニ…茶碗1/2杯分
じゃがいもは皮を剥きひと口大に切り水にさらし、キャベツは1cm幅のざく切り、にんじんは皮を剥き薄い半月切り、ベーコンは1cm幅に切る。
鍋にじゃがいも、にんじん、ベーコン、水、コンソメを入れ強火で加熱し、沸騰したらマカロニを入れ、しばらくグツグツ煮る。じゃがいもやにんじんに火が通ったらキャベツを入れ、1分ほど煮れば完成!
マカロニは、種類によって茹で時間が異なりますので、茹で時間など調整してください。
早茹でタイプのものは、キャベツと一緒のタイミングで入れるといいですよ。
1つの鍋にどんどん入れて煮るだけで、それぞれの野菜のだしとベーコンの旨味をコンソメがギュッとまとめてくれています。
これだけで栄養満点でお腹いっぱいになるので、作っておくと便利ですね。
学校給食の「今」と「昔」
学校給食の飲み物といえば牛乳が定番ですが、昭和初期~中期は「脱脂粉乳」(牛乳から脂肪分を抜いた粉ミルクを水で溶かして温めたもの)が提供されていました。
わたしは飲んだことがありませんが、70代の母からは「脱脂粉乳は粉っぽく飲みにくくて苦手だった」と、よく聞いたものです。
40代であるわたしたちの世代は牛乳でしたが、小学校の頃はビン牛乳、中学校は紙パックだったような記憶があります。(地域によっての違いもあると思いますが)
献立も、昔に比べて洋風化が進み、カレーライスやスパゲッティなど、子どもが好きそうなメニューがみられるようになり、パンもコッペパンだけでなく食パンや丸パンなど、バリエーションが広がりました。
平成生まれのわが子たちの世代では、各国でのオリンピックの開催に伴い、国際教育の一環として韓国料理、イタリア料理、フランス料理など、様々な国際色豊かなメニューが加わっているそうです。
また、日本全国の地産地消が推進され、地元の野菜を取り入れる学校も増えてきています。
時代の流れとともに変化している学校給食。
毎朝、給食の献立をみて一喜一憂していたころが、懐かしく思い出されます。
みなさんも、いろいろな世代の人たちと懐かしい給食トークに花を咲かせてみてはいかがでしょう。
※参考にしたサイト:農水省HP内「ふるさと給食自慢」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2006/food01.html
【始末料理】「大根の葉」丸っと使い切りで4品作ってみた!「じゃこ炒め」「ナムル」…白ご飯に合う・合う♡
これからご紹介する5品のうち、「大豆の甘辛揚げ」と「大根葉のふりかけ」は、わたしの地元の小学校でよく出ていたもの。
身近じゃない、という方もいるかもしれませんが、素朴でとってもおいしいんです。ぜひ作ってみてくださ~い♪
➀大豆パクパク止まらない!「大豆の甘辛揚げ」
栄養満点の「大豆」ですが、”豆”というだけで苦手意識を持つ子どもも多いですよね。
実のところ、わたしも子どものころはあまり好きではありませんでしたが、大人になってみると甘辛く味付けした揚げ大豆は、スナック感覚で食べられます♪

乾燥大豆を一晩水に浸けて戻してから作ってもいいですが、市販の大豆の水煮を使えば、パパっと気軽に作れます。

【材料】
大豆の水煮…100g
片栗粉…大さじ1
濃口しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ1
油…小さじ1
大豆の水煮は水洗いし、ザルにあげて水気をよく切る。

片栗粉と一緒にポリ袋へ入れ、大豆にまんべんなく片栗粉をまぶす。

油を熱したフライパンに片栗粉をまぶした大豆を入れ、強火で加熱する。

フライパンを時々揺すりながら、5分ほど焼く。
大豆の表面がカリッとしてきたら中火にし、濃口しょうゆ、みりんを入れて煮絡めれば出来上がり。

わたしはスプーンですくって豪快に食べるのが好きです!(笑)
ご飯やお酒のお供にも合いますよ~。

大豆にまぶした片栗粉が、甘辛のタレを余すことなく吸収していて、食べる度に感じるコク旨なジュワッと感がたまらな~い!甘辛い味付けにより、大豆特有の豆臭さもなくとっても食べやすいです。
②「ソフト麺」は昭和の味!?
給食の麺類は、わたしにとってテンションの上がる献立のひとつでした。
中でも「ソフト麺」は特にお気に入り♪

給食では、食器によそったミートソースに、袋入りのソフト麺を入れて食べるスタイルでした。
当時は、麺がほぐれずみんな食べるのに悪戦苦闘していたっけ(笑)。
今回は、スーパーの麵コーナーで見つけた『マルメイ ナポリタン(ソフトめん)』を使用し、自家製ミートソースをかけて再現していきたいと思います。
(付属のソースがついていますが、今回は麺だけを使用)

耐熱皿に移しふんわりとラップをし、電子レンジ500Wで2分温める。

自家製ミートソースをかけて完成。

ソフト麺のモチっとした食感や、油が絡んだ麺に懐かしさを感じます。
平成生まれのわが子たちは、給食でソフト麺を食べたことがないらしく、「細いゆでうどんかと思った」、「カレールーをかけて食べたり、炒めて焼きそばみたいにしてもおいしそう」と話していましたよ。
わたしの中では「ソフト麺=ミートソース」という固定概念でしたが、娘たちとの会話からソフト麺のアレンジもたくさん出てきて、面白そうだなと思いました♪
ちなみに、自家製ミートソースの作り方は過去記事
「【材料4つ】重ねて焼けばOK♪「ラザニア風焼きポテト」作ってみた!忙しすぎる日の強すぎる味方だった件」をご覧ください。
③大根の葉が主役!「大根葉のふりかけ」
甘辛な味付けでご飯がススム一品「大根葉のふりかけ」をご紹介します。
大根葉はクセのある食材ですが、茹でることで食べやすくなるんです。

【材料】
大根葉…ご飯茶碗1杯分
ちりめんじゃこ…大さじ2
ゴマ油…小さじ1
砂糖…小さじ1
濃口しょうゆ…小さじ1
鍋に大根葉が浸かるほどの湯(分量外)を沸かし、茎の部分を15秒ほど茹でてから葉を入れ、さらに15秒ほど茹でる。茹で上がったら、サッと水洗いし水気を絞り、1cm幅に細かく刻む。


フライパンに、ちりめんじゃことゴマ油を入れ強火で加熱する。

ちりめんじゃこがカリカリになったら火を止め、大根葉と砂糖、濃口しょうゆを入れて混ぜ合わせる。

再び、強火で加熱して1分ほど炒めたら完成。

冷蔵保存で2日ほど日持ちするので、作り置きにも便利な一品です。

ちりめんじゃこの塩気と甘辛い味付けがご飯とよく合い、ゴマ油で炒めることで香ばしさが加わり食欲がそそられます。
大根は緑の葉の部分の栄養価がとても高いので、捨ててしまうのはもったいない!
いつもは捨てがちな葉の部分を利用すれば、SDGsにもつながりますね。
④昔も今も大人気!「きなこ味の揚げパン」
わたしにとっても娘たちにとっても、お気に入りの献立があります。
それは、ズバリ「揚げパン」です!
パンを油で揚げているのでカロリーが少々気になりますが(笑)、時々、無性に食べたくなるんですよね~。

学校の給食で食べるのが一番おいしいですが、市販の細長いロールパンを使えば、家でも手軽に作れますよ。

【材料】
ロールパン…4本
揚げ油…適量
きな粉…大さじ2
砂糖…大さじ2
フライパンに油を5mmほど入れ、160℃に熱する(フライパンを傾けて菜箸を入れ、細かい泡が出たらOK)。ロールパンを入れて30秒ほど揚げ焼きにする。

裏返して、再度30秒ほど焼いたら、側面もそれぞれ15秒ずつ焼く。

お皿に取り出し、揚げパンにきな粉と砂糖を混ぜ合わせたものをまぶせば完成。

ご飯というよりおやつのような一品ですが、大きな口を開けてパクっと食べれば、きな粉の香ばしさとコクのあるふわっとしたロールパンの甘味が口いっぱいに広がり、とっても幸せな気持ちになります♡なにより、おうちで作ると揚げたてを食べられるのがうれしいです!
⑤苦手な野菜も食べられる♪「マカロニスープ」
給食の献立によく登場していた記憶のある「マカロニスープ」。
当時は色味も味もかなりあっさり目で、正直あまりそそられませんでした(笑)。
たっぷりスープを含んだやわやわのツルっとしたマカロニと一緒なら、苦手な野菜もスルスル食べられるのは良かったですね~。あっさり味ですがボリュームがあり満腹になるので、これを食べた午後の授業はあくびの連続だったな~!

マカロニはどんなものでもOK。
台所の戸棚から使いかけのものを総動員して作るもよし。

いつぞや買ったハロウィン用のマカロニ。
【材料】
じゃがいも…茶碗1杯分
キャベツ…茶碗1杯分
にんじん…中1本
ベーコン(ハーフサイズ)…1枚
水…600ml
コンソメ(固形)…2個
マカロニ…茶碗1/2杯分
じゃがいもは皮を剥きひと口大に切り水にさらし、キャベツは1cm幅のざく切り、にんじんは皮を剥き薄い半月切り、ベーコンは1cm幅に切る。

鍋にじゃがいも、にんじん、ベーコン、水、コンソメを入れ強火で加熱し、沸騰したらマカロニを入れ、しばらくグツグツ煮る。じゃがいもやにんじんに火が通ったらキャベツを入れ、1分ほど煮れば完成!

マカロニは、種類によって茹で時間が異なりますので、茹で時間など調整してください。
早茹でタイプのものは、キャベツと一緒のタイミングで入れるといいですよ。
1つの鍋にどんどん入れて煮るだけで、それぞれの野菜のだしとベーコンの旨味をコンソメがギュッとまとめてくれています。
これだけで栄養満点でお腹いっぱいになるので、作っておくと便利ですね。
学校給食の「今」と「昔」
学校給食の飲み物といえば牛乳が定番ですが、昭和初期~中期は「脱脂粉乳」(牛乳から脂肪分を抜いた粉ミルクを水で溶かして温めたもの)が提供されていました。
わたしは飲んだことがありませんが、70代の母からは「脱脂粉乳は粉っぽく飲みにくくて苦手だった」と、よく聞いたものです。

40代であるわたしたちの世代は牛乳でしたが、小学校の頃はビン牛乳、中学校は紙パックだったような記憶があります。(地域によっての違いもあると思いますが)
献立も、昔に比べて洋風化が進み、カレーライスやスパゲッティなど、子どもが好きそうなメニューがみられるようになり、パンもコッペパンだけでなく食パンや丸パンなど、バリエーションが広がりました。
平成生まれのわが子たちの世代では、各国でのオリンピックの開催に伴い、国際教育の一環として韓国料理、イタリア料理、フランス料理など、様々な国際色豊かなメニューが加わっているそうです。
また、日本全国の地産地消が推進され、地元の野菜を取り入れる学校も増えてきています。
時代の流れとともに変化している学校給食。
毎朝、給食の献立をみて一喜一憂していたころが、懐かしく思い出されます。
みなさんも、いろいろな世代の人たちと懐かしい給食トークに花を咲かせてみてはいかがでしょう。
※参考にしたサイト:農水省HP内「ふるさと給食自慢」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2006/food01.html
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