新茶のおいしい季節ですね!ところで、皆さんは購入した茶葉をどうやって保存していますか。まさか、鮮度がキープできそうと、冷蔵保存しちゃってませんか?実は、開封後の茶葉は冷蔵保存が厳禁。
【東京狭山茶】の中でも最高級品「手もみ茶」飲んでみた!ほぼ無色なのに旨味がすごくて、まるで濃厚出汁⁉
茶葉の保存法について教えてくれたのは東京都西多摩郡瑞穂町で狭山茶を製造直売している森藤園の森田藤紀さん。狭山茶と言えば、埼玉県産だと思っていましたが、東京都でも狭山茶が栽培されているんです!
「狭山茶は、埼玉県西部から瑞穂町を筆頭とした東京都多摩地区を含む”狭山丘陵地域”で栽培されるお茶を指します。東京都産のものは東京狭山茶とも呼ばれていますよ」(森田さん)
森藤園では茶の栽培・製造・販売までを一貫して行っています。今日は森田さんに、茶葉の正しい保存法を教えてもらいましょう!
茶葉は茶缶で保存が一番!
「茶葉を劣化させる大敵は光・熱・酸素・湿気・移り香の、5つ。これらから守れる便利なモノが、昔ながらの茶缶なんですよ」(森田さん)
デリケートな茶葉を保存するために生み出された茶缶は、最適な保存が可能です。
「缶なら何でもいいわけではなく、茶缶として販売されているものを使ってください。上蓋と胴に深さがあり、中蓋でしっかり密閉して光を遮る茶缶は、茶葉を適切な環境で保管することが出来ます」(森田さん)
光や熱を避けられる場所というと、冷蔵庫に入れたくなりますが…
「冷蔵庫は味や香りの劣化の原因となる湿気が多く、茶葉の保存には適していません。また、茶葉が他の食材の匂いを吸収してしまう可能性もあります。未開封であれば冷蔵保存でも構いませんが、その場合は開封するタイミングにも注意が必要です」(森田さん)
茶葉を冷蔵保存した場合、開ける際には常温に戻す必要があるそう。
「冷蔵庫から取り出した茶葉は、すぐに封を切ってしまうと気温差で結露して、せっかくの保存が台無しになってしまいます。取り出したらしばらく置いて、常温になったら開けましょう。
茶缶で保存することは、さまざまな面において最適な保存法なんですね。
甘みと旨みが段違いアップ!水出し緑茶の淹れ方
これから暑くなる季節にぴったりな、水出し緑茶の淹れ方も、森田さんに教わりました。
「苦みや渋みの主成分であるカフェインは、高温でよく溶けだす性質があり、水出しするとあまり出てきません。そのため、お茶の旨味をしっかりと感じられるのが、水出しのメリットです」(森田さん)
材料(1L分)
ミネラルウォーター(軟水)…1L
茶葉…10g
作り方
1.茶葉を入れたポットに水を注ぐ。
「茶葉をお茶用のパックに入れると後で取り出すときに楽ですが、パックを使わずに水出しした方が茶葉が広がり、味が出やすくなります。お好みで使い分けてください」(森田さん)
2.冷蔵庫に入れて3~6時間冷やす。
3.飲む前に茶葉を取り出して、完成。
お茶パックや茶葉は、入れっぱなしにすると雑菌の繁殖が進んでしまうことも。飲む前に必ず取り出しましょう。
「寝る前に作っておけば、翌朝から飲めて便利ですよ。水出し緑茶は傷みやすいので、その日のうちに飲み切ってくださいね」(森田さん)
さっぱりと飲める水出し緑茶で、しっかりと水分補給しましょう!
森藤園 森田藤紀さん 静岡県で2年間茶生産の基本を学び、東京都西多摩郡瑞穂町で両親とともに日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」の製造直売をしている。栽培品種は「やぶ北」「きらり31」「さえあかり」など全11品種。
森藤園ホームページ:https://morifujien-mizuho.tokyo/
森藤園オンラインショップ:https://morifujien.theshop.jp/
湿気で茶葉がどんどん傷んでしまうんです。では、どう保存すればいいの…ということで、お茶農家に聞いてきましたよ!
【東京狭山茶】の中でも最高級品「手もみ茶」飲んでみた!ほぼ無色なのに旨味がすごくて、まるで濃厚出汁⁉
茶葉の保存法について教えてくれたのは東京都西多摩郡瑞穂町で狭山茶を製造直売している森藤園の森田藤紀さん。狭山茶と言えば、埼玉県産だと思っていましたが、東京都でも狭山茶が栽培されているんです!

「狭山茶は、埼玉県西部から瑞穂町を筆頭とした東京都多摩地区を含む”狭山丘陵地域”で栽培されるお茶を指します。東京都産のものは東京狭山茶とも呼ばれていますよ」(森田さん)

森藤園では茶の栽培・製造・販売までを一貫して行っています。今日は森田さんに、茶葉の正しい保存法を教えてもらいましょう!
茶葉は茶缶で保存が一番!
「茶葉を劣化させる大敵は光・熱・酸素・湿気・移り香の、5つ。これらから守れる便利なモノが、昔ながらの茶缶なんですよ」(森田さん)

デリケートな茶葉を保存するために生み出された茶缶は、最適な保存が可能です。
「缶なら何でもいいわけではなく、茶缶として販売されているものを使ってください。上蓋と胴に深さがあり、中蓋でしっかり密閉して光を遮る茶缶は、茶葉を適切な環境で保管することが出来ます」(森田さん)

光や熱を避けられる場所というと、冷蔵庫に入れたくなりますが…
「冷蔵庫は味や香りの劣化の原因となる湿気が多く、茶葉の保存には適していません。また、茶葉が他の食材の匂いを吸収してしまう可能性もあります。未開封であれば冷蔵保存でも構いませんが、その場合は開封するタイミングにも注意が必要です」(森田さん)
茶葉を冷蔵保存した場合、開ける際には常温に戻す必要があるそう。

「冷蔵庫から取り出した茶葉は、すぐに封を切ってしまうと気温差で結露して、せっかくの保存が台無しになってしまいます。取り出したらしばらく置いて、常温になったら開けましょう。
また、開封後は冷蔵庫に入れずに、茶缶にいれて常温で保管してくださいね」(森田さん)
茶缶で保存することは、さまざまな面において最適な保存法なんですね。
甘みと旨みが段違いアップ!水出し緑茶の淹れ方
これから暑くなる季節にぴったりな、水出し緑茶の淹れ方も、森田さんに教わりました。

「苦みや渋みの主成分であるカフェインは、高温でよく溶けだす性質があり、水出しするとあまり出てきません。そのため、お茶の旨味をしっかりと感じられるのが、水出しのメリットです」(森田さん)
材料(1L分)
ミネラルウォーター(軟水)…1L
茶葉…10g

作り方
1.茶葉を入れたポットに水を注ぐ。

「茶葉をお茶用のパックに入れると後で取り出すときに楽ですが、パックを使わずに水出しした方が茶葉が広がり、味が出やすくなります。お好みで使い分けてください」(森田さん)
2.冷蔵庫に入れて3~6時間冷やす。

3.飲む前に茶葉を取り出して、完成。

お茶パックや茶葉は、入れっぱなしにすると雑菌の繁殖が進んでしまうことも。飲む前に必ず取り出しましょう。

「寝る前に作っておけば、翌朝から飲めて便利ですよ。水出し緑茶は傷みやすいので、その日のうちに飲み切ってくださいね」(森田さん)
さっぱりと飲める水出し緑茶で、しっかりと水分補給しましょう!


森藤園のお茶は敷地内にある販売所のほか、オンラインショップでも購入できる。
森藤園ホームページ:https://morifujien-mizuho.tokyo/
森藤園オンラインショップ:https://morifujien.theshop.jp/
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