冷凍シーフードミックスはエビ、イカ、アサリがバランスよく混ざっていて、ピラフやドリア、炒め物などを作るときに重宝するんですよね♪でも、解凍のために茹でてしまうと、エビもイカも「くるん!」と丸まって小さくなってしまいます…。これまで何の疑いもなく茹でてきましたが、ついに正解にたどりついたかも?ニチレイフーズのTwitterに「塩水で漬けて解凍する」方法が紹介されていたんです。
全然違うのだと。これは絶対に検証してみなければ!

【解凍の裏ワザ】冷凍ブロッコリーをふっくら解凍するには「ボイル」や「レンチン」では…ない⁉その手があったか!

ニチレイフーズ公式「塩水漬け解凍術」のTwitterがこちら!

冷凍シーフードミックスは
どうしても解凍すると具が縮むもの…
と、思っていませんか?

ぷりっぷりに解凍するにはコツが‼
ぜひ「塩水」に漬けて解凍してみてください

海水と同じくらいの塩水(塩分濃度3%程度)に浸けることで、
水分が流出することを防ぎ、旨味をキープできます pic.twitter.com/M5On0IVUC6— ニチレイフーズ【公式】 (@nichirei_foods) December 26, 2022
海水と同じくらいの塩分濃度の塩水に、凍ったままのシーフードミックスを漬けるだけです。とっても簡単ですね!
解凍と聞くと、まずボイルやレンチンが頭に浮かび、常温の水で解凍するという発想に至りませんでした。この方法は目からウロコ!

「塩水漬け解凍」と、冷凍のまま茹でる「ボイル解凍」とでは、かなりの違いがあるとニチレイフーズ公式Twitterが伝えています。これは気になる~。本当なのか検証してみたいと思います。

まずは「塩水解凍」をしてみましょう。

ニチレイフーズおすすめ!シーフードミックスの「塩水解凍」を試してみた!

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


【材料】
冷凍シーフードミックス…75g
水…100ml
塩…3g

1.水と塩を混ぜて塩水を作り、30分~1時間、冷凍シーフードミックスを漬けます。

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


塩水に凍ったままのシーフードミックスを漬けるだけ。解凍時間は30分から1時間とのことなので、しばらく置いておきます。

2.30分経過したら指でつまんで解凍具合を確かめます。

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


中心部に硬さが残っていなければ解凍完了とのことですが、筆者がつまんでみたところ、30分ではまだ中心部が固い感じがしました。


そこで1時間後に確かめてみると、一番大きいイカもやわらかくなっていましたよ。季節や室温によって解凍時間は異なるので、30分経ったら解凍具合を確かめてくださいね。

3.水を切ってキッチンペーパーで水分をふき取ります。

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


塩水を切って、キッチンペーパーで優しくシーフードミックスの水分をふき取りました。
水分には余計な臭みが含まれているので、しっかりと水気を切るのがポイントですよ。

「塩水漬け解凍」VS「ボイル解凍」を比較検証してみた!

一番気になるのは、「塩水漬け解凍」したシーフードミックスが、「ボイル解凍」したものとどれくらいの違いがあるのかということ。そこで、熱湯でサッと茹でて解凍したシーフードミックスと比べてみたいと思います。

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


「塩水漬け解凍」のシーフードミックスと比較するため、同じ分量の冷凍シーフードミックスを沸騰したお湯で1分茹でて解凍し、湯切りしてシーフードミックスの水分をキッチンペーパーでふき取って準備しました。

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】

左:「塩水漬け解凍」したシーフードミックス、右:「ボイル解凍」したシーフードミックス

【塩水解凍】

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


「塩水漬け解凍」した75gのシーフードミックスです。イカはやわらかく、エビは大きいまま。アサリもぷっくりとした状態ですよ。

食べてみると、イカはお刺身を思わせるねっとり感と甘さがあります!エビはプリプリで食感がいい!アサリは弾力感があって、塩味のおかげか旨味もしっかりと感じられます♪

全体的に塩味が付いていて、冷凍シーフードミックスはこれほどのおいしさを秘めていたのか!と驚きました。


【ボイル解凍】

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


続いては、熱湯で1分「ボイル解凍」した75gのシーフードミックスです。こちらは見慣れている感じの仕上がりですね。茹でているのでイカもエビもくるっと丸まっています。

食べてみると、イカは表面に火が通っているので少し固くなっていますが、中はとろっとしています。味はまぁまぁかな。エビは丸まってしまって小さい!弾力はあるものの、味はあまりしません。アサリも弾力はありますが、味が薄いです。

お湯で茹でているので旨味が流れ出てしまったのか、全体的に薄い味になっていました。

【大きさ比較】

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】

上:「ボイル解凍」したシーフードミックス、下:「塩水漬け解凍」したシーフードミックス

大きさを比べると一目瞭然!イカとエビは火が通ると変形したり縮んだりするので「ボイル解凍」はかなり小さくなってしまいますね。一方「塩水漬け解凍」だと、イカやエビの身に縮みが生じず、冷凍前とほぼ同じ大きさを保っていました。

結論!「塩水漬け解凍」だと旨味もサイズも大満足の仕上がりに♪

【冷食の裏ワザ】目ウロコな解凍術♪冷凍シーフードミックスは「塩水に漬ける」が正解だった!【実証実験】


冷凍シーフードミックスを初めて「塩水漬け解凍」してみましたが、シーフードミックスがこれほどおいしいものだったのか!と目が覚めるほどの結果を得られました。

筆者はこれまで、トマトソースやクラムチャウダーを煮込んでいるときに凍ったままのシーフードミックスを加えていました。
でも、それでは魚介の旨味を存分に引き出せていなかったということが判明。

「塩水漬け解凍」は「ボイル解凍」に比べて時間がかかるため、前もって準備する必要があります。けれど、旨味や食感は格段に違うので、ぜひ試してほしいと思います!冷凍シーフードミックスは使う機会が多いと思いますので、こちらの冷凍術は覚えておく価値ありですよ♪
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