【節電クイズ】効率よくエアコンで暖めるのにサーキュレーターを置くべきは「窓の側」「ドアの側」のどっち?
暖房と冷房で違いはあるのか?
エアコンが活躍する季節といえば、冬と夏です。
そんな時期に話題になるのが、やはりエアコンの電気代ですよね。
『ZIP!』の「冬の節電・節ガス術」の特集では、そのものずばりのクイズが出題されていました。
Q.30分の外出では、エアコンの暖房は「つけっぱなし」と「切る」のどちらがお得でしょうか?
これ、悩みどころな方結構多いのでは?なぜならエアコンは、
さすがに5分~10分程度ならつけっぱなしに抵抗はないですが、30分となると…という人もいるでしょう。
誰もいない部屋をエアコンで温め続けるのは、不経済な気がしないでもありません。
これについて、番組では節約アドバイザーの和田由貴さんが教えてくれました。
A.「つけっぱなし」
和田さん曰く、「30分程度ならつけっぱなしが良い」とのこと。なぜならエアコンは、
「電源をつけてその設定温度に至るまでというのが一番電力を消費する」からだそうです。
ちなみに、夏の冷房の場合も同じ。
番組では空調機メーカーが行った実験を紹介していました。
ダイキン工業の実証実験では同じ間取りの2部屋を使って、12時間「30分間で入り切り」をするのと「つけっぱなし」とで電気代がどのように変わるかという実験をしていました。
エアコンの設定は暖房24℃、風量自動。
結果として、
「つけっぱなし」は211円
「30分間隔で入り切り」は302円
だったそうです。
その差額が91円ですが、仮にこれが暖房最活動期の12月から2月いっぱい毎日だったとすると、8190円の差額が出る計算に。
本当に馬鹿になりません。8,000円あれば、わが家は焼肉を食べにいきます。
ちなみに和田さんによると、「1時間であれば切った方が良い」とのこと。
30分と1時間の間に何か差があるのか?
ということで、わたしもエアコンを切ってみました。
エアコンを切って30分出かけてみた

まずはお出かけ前の室温です。
ここからスイッチオフして30分外出。温度の変化を見ます。
わたしは近くのコンビニとスーパーをハシゴして、必要なものを揃えて帰りました。

こちらが帰ってきた時の温度。きっかり30分です。
1.2℃下がっています。
エアコンを切って1時間出かけてみた

お出かけ前の室温です。
ここから1時間出かけて、何℃下がるかを見てみましょう。

19.7℃。2.2℃も下がっています。
30分違うだけで、1℃も差が出る
その日の外の温度なども関係するのでしょうが、1時間出かけるとガクンと下がる印象ですね。
和田さんが言っていた「設定温度に戻るまでの時間が一番電力を消費する」という言葉が引っかかります。
30分外出した後、1時間外出した後、どのくらいで室温が戻るのでしょうか。
30分の場合…

ここから元の21.0℃に戻るまで

35分。外出していた時間とほぼ変わりませんね。
1時間の場合…

ここから元の21.9℃に戻るまでに

3時間後に大体同じくらいになりました。
やはり、エアコンを切っている時間が長いと、壁や家具やカーテンなどが冷え切ってしまい、温まるのに時間がかかるということでしょうか。
ここからは考え方やライフスタイルの差かもしれない
今回の実験を通して、正直わたしは「1時間の外出ならつけっぱなしの方がいいかも」と思いました。
「外出後帰ってきた時の部屋の暖かさ」と「電気代」を天秤にかけた時、「やっぱり帰ってきた時暖かい方がうれしい!」と思ったからです。
ちなみに、2時間エアコンを切って出かけるとどうなるかというと…

ここから

こうなりました。5℃くらい下がっています。
しかし2時間という時間を考えれば諦めもつくというか、「仕方ないよね」と思えます。
一方で、たった1時間程度の外出で2℃下がるのは逆にもったいないような…
というのも、わたしの外出は大体1時間~2時間程度のことがほとんどで、30分で帰ってくるなんてことはレアだからです。
そこから、1時間くらい許してくれよ、という気持ちになるのではと。
このラインはおそらく人それぞれだと思います。
暖房はこまめに切らない方が良さそう、というのは本当です。
30分のラインは目安程度に考えて、自身のライフスタイルや感覚で線引きをしてみてください!