南仏の郷土料理「ブランダード」ってご存じですか?7月21日放送のバラエティ番組『沸騰ワード10』ではタサン志麻さんが3時間で14品も作っていました。その中に「ブランダード」という南仏料理が。
【志麻さんレシピ】え、スープ状のスクランブルエッグだと⁉仏料理「ウッフ・ブルイエ」に挑戦♪とろ~り♡
「ブランダード」は干し鱈を使ったラングドック地方の郷土料理
画像出典:イラストAC
フランスの南、地中海に面したところにあるのがラングドック地方。上記の地図では黄緑色で塗られた部分に当たります。ちなみにラングドック・ルシヨンとは行政区分名だそうですよ。
「ブランダード」はラングドック地方の郷土料理で、干し鱈をほぐして牛乳で臭みを消し、じゃがいもと混ぜて作られる料理。「ブランダード」とはフランス語で混ぜるという意味があります。
ちなみに、スペインやポルトガルでは「バカリャウ」(=干し鱈)がメジャーな食材。ラングドック地方はスペインとの国境が近く、干し鱈を使った料理があるのはスペインに近いラングドックらしい料理と言えるようですよ。
タサン志麻さんは入手しやすい生のタラを使っていました。南仏料理ですが材料は入手しやすいものばかりなので作ってみます♪
食材を潰して混ぜるのがポイント!「ブランダード」を作ってみた!
【材料】(3~4人分)
タラ…3切れ
メークイン…2~3個
ミニトマト…約20個
オリーブ…8粒
にんにく…1/2株(約3かけ)
牛乳…適量 ※今回は100ml使用
パン粉…適量
塩・こしょう…各適量
オリーブオイル…適量
1.半分に切ったミニトマトを耐熱容器に並べて塩をふたつまみ振り、ラップをかけずにレンジ600Wで13分加熱します。
レンジでドライトマトを作ります。
レシピ通りにレンジ600Wで13分に設定して加熱したのですが、11分を過ぎたころから焦げたようなにおいが!開けてみると1/3が焦げた状態に!あらら…
ミニトマトの大きさや水分量によって加熱時間が異なるようなので、10分くらいから注意して様子を見た方が良さそうです!
焦げた部分はもったいないのですが今回は取り除いて使うことにしました。焦げを取り除いたトマトは水分がほとんど抜けています。
2.きれいに洗ったじゃがいもを皮付きのままラップで包み、レンジ600Wで4分加熱し、ひっくり返してさらに4分加熱します。
今回用意したメークインはそれほど大きくないので、レンジ600Wで3分、ひっくり返して3分加熱しました。それでも十分やわらかくなりました。
加熱したじゃがいもは触れるくらいになったら皮を剥いておきます。
3.にんにくを半分に切って包丁の腹で潰し、オリーブを切ります。
にんにくは半分に切って潰すのでタラの臭み消しと具の両方を兼ねるのでしょうね。オリーブは子どもが食べ慣れていないので3等分に切りました。
4.タラの水分をキッチンペーパーで拭き取り、両面にしっかりと塩とこしょうを振ります。
タラは独特の臭いがあるので、キッチンペーパーで余分な水分をしっかりと吸い取ります。
5.フライパンにタラとにんにくを並べ、タラが浸るくらいの牛乳を入れて弱火でタラに火が通るまで煮ます。
今回は牛乳を100ml入れました。弱火で12分ほど加熱するとタラの身に火が通りました。
6.タラを取り出して皮と骨を取り除きます。タラとじゃがいもをフライパンに入れ、にんにくと一緒にスプーンで潰し、具材が均一になるように混ぜます。
骨と皮を取り除いたタラの身とじゃがいもを加えます。
じゃがいもはスプーンで簡単に崩れたのですが、大ぶりのにんにくは潰れないものも。タラの身をほぐしている間はフライパンの火を切っていたのですが、にんにくをやわらかくするために弱火のままにしていた方が良さそうです。
今回はオーブンで焼くので、にんにくは無理に潰さないことにしました。
7.グラタン皿に1のドライトマトとオリーブを敷き、6のタラとじゃがいもの牛乳煮を流し入れてパン粉を全面に振りかけ、オリーブオイルをたっぷりとかけます。
グラタン皿の下にドライトマトとオリーブを敷きます。ブランダードのレシピを検索してみると、大抵のレシピはタラ、じゃがいも、牛乳、塩、こしょうが主な材料。
ドライトマトとオリーブを合わせるのはタサン志麻さん流のようですよ。トマトもオリーブも南仏らしい食材ですものね。
タラとじゃがいもの牛乳煮を注ぎ、たっぷりのパン粉とオリーブオイルを振りかけます。
8.250℃に予熱したオーブンで10分焼きます。
250℃のオーブンで10分焼いたらパン粉においしそうな焼き色が付きました♪取り分けていただきましょう!
タラ入りポテトグラタン風♪オリーブの酸味とドライトマトの甘味が南仏チック
30分くらいで完成した「ブランダード」です。パン粉がサクサクに焼けてパン粉焼きのように見えますが、取り分けてみるとオリーブやトマトが出てきて、どんな料理なんだろう?と初めて食べる料理にワクワクします♪
食べてみるとやさしい味わいのポテトグラタン風。牛乳で軽く煮込んだじゃがいもやタラのほぐし身がマイルドな味わいです♪そこにオリーブが合わさると独特の酸味と香りが付いて、一気におしゃれな味わいに!ドライトマトもとても甘く、オリーブとドライトマトの相乗効果でマイルドな「ブランダード」に奥行きが出ますよ。
子どもはやはりオリーブが苦手なようでしたが、タラの身はほぐれていて骨も無いので魚入りとは気づかずに食べていたようです。
タラ料理の幅が一気に広がる「ブランダード」。気軽に作れる南仏料理♪
タサン志麻さんが『沸騰ワード10』で披露していた「ブランダード」。筆者は初めて知り、未知の料理でしたが、食べてみるととても食べやすく、タラがこんなにおしゃれな味わいになるのか!と驚きました。
タラは煮つけや鍋に入れるのが定番で、他の料理にすることが無かったので「ブランダード」はかなりお気に入りになりました♪
タラの皮と骨を取り除く工程が少し面倒に感じますが、売っているタラの切り身にはそれほど骨が含まれていないので、他の魚に比べるとかなり扱いやすいと思います。
南仏の郷土料理をおうちで食べられるのは贅沢な気分になりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
初めて知った料理なので興味深く見ていると、タラとじゃがいものオーブン焼きのような一品でした。独特の臭いがあるタラですが、にんにくと一緒に牛乳で煮ると臭みが取れておいしくなるのだとか。食べたことが無い料理なので作ってみます!
【志麻さんレシピ】え、スープ状のスクランブルエッグだと⁉仏料理「ウッフ・ブルイエ」に挑戦♪とろ~り♡
「ブランダード」は干し鱈を使ったラングドック地方の郷土料理

画像出典:イラストAC
フランスの南、地中海に面したところにあるのがラングドック地方。上記の地図では黄緑色で塗られた部分に当たります。ちなみにラングドック・ルシヨンとは行政区分名だそうですよ。
「ブランダード」はラングドック地方の郷土料理で、干し鱈をほぐして牛乳で臭みを消し、じゃがいもと混ぜて作られる料理。「ブランダード」とはフランス語で混ぜるという意味があります。
ちなみに、スペインやポルトガルでは「バカリャウ」(=干し鱈)がメジャーな食材。ラングドック地方はスペインとの国境が近く、干し鱈を使った料理があるのはスペインに近いラングドックらしい料理と言えるようですよ。
タサン志麻さんは入手しやすい生のタラを使っていました。南仏料理ですが材料は入手しやすいものばかりなので作ってみます♪
食材を潰して混ぜるのがポイント!「ブランダード」を作ってみた!

【材料】(3~4人分)
タラ…3切れ
メークイン…2~3個
ミニトマト…約20個
オリーブ…8粒
にんにく…1/2株(約3かけ)
牛乳…適量 ※今回は100ml使用
パン粉…適量
塩・こしょう…各適量
オリーブオイル…適量
1.半分に切ったミニトマトを耐熱容器に並べて塩をふたつまみ振り、ラップをかけずにレンジ600Wで13分加熱します。

レンジでドライトマトを作ります。
今回はミニトマトを17個半分に切りました。

レシピ通りにレンジ600Wで13分に設定して加熱したのですが、11分を過ぎたころから焦げたようなにおいが!開けてみると1/3が焦げた状態に!あらら…
ミニトマトの大きさや水分量によって加熱時間が異なるようなので、10分くらいから注意して様子を見た方が良さそうです!

焦げた部分はもったいないのですが今回は取り除いて使うことにしました。焦げを取り除いたトマトは水分がほとんど抜けています。
2.きれいに洗ったじゃがいもを皮付きのままラップで包み、レンジ600Wで4分加熱し、ひっくり返してさらに4分加熱します。

今回用意したメークインはそれほど大きくないので、レンジ600Wで3分、ひっくり返して3分加熱しました。それでも十分やわらかくなりました。
加熱したじゃがいもは触れるくらいになったら皮を剥いておきます。
3.にんにくを半分に切って包丁の腹で潰し、オリーブを切ります。

にんにくは半分に切って潰すのでタラの臭み消しと具の両方を兼ねるのでしょうね。オリーブは子どもが食べ慣れていないので3等分に切りました。
4.タラの水分をキッチンペーパーで拭き取り、両面にしっかりと塩とこしょうを振ります。

タラは独特の臭いがあるので、キッチンペーパーで余分な水分をしっかりと吸い取ります。
5.フライパンにタラとにんにくを並べ、タラが浸るくらいの牛乳を入れて弱火でタラに火が通るまで煮ます。

今回は牛乳を100ml入れました。弱火で12分ほど加熱するとタラの身に火が通りました。
6.タラを取り出して皮と骨を取り除きます。タラとじゃがいもをフライパンに入れ、にんにくと一緒にスプーンで潰し、具材が均一になるように混ぜます。

骨と皮を取り除いたタラの身とじゃがいもを加えます。

じゃがいもはスプーンで簡単に崩れたのですが、大ぶりのにんにくは潰れないものも。タラの身をほぐしている間はフライパンの火を切っていたのですが、にんにくをやわらかくするために弱火のままにしていた方が良さそうです。
今回はオーブンで焼くので、にんにくは無理に潰さないことにしました。
7.グラタン皿に1のドライトマトとオリーブを敷き、6のタラとじゃがいもの牛乳煮を流し入れてパン粉を全面に振りかけ、オリーブオイルをたっぷりとかけます。

グラタン皿の下にドライトマトとオリーブを敷きます。ブランダードのレシピを検索してみると、大抵のレシピはタラ、じゃがいも、牛乳、塩、こしょうが主な材料。
ドライトマトとオリーブを合わせるのはタサン志麻さん流のようですよ。トマトもオリーブも南仏らしい食材ですものね。

タラとじゃがいもの牛乳煮を注ぎ、たっぷりのパン粉とオリーブオイルを振りかけます。
8.250℃に予熱したオーブンで10分焼きます。

250℃のオーブンで10分焼いたらパン粉においしそうな焼き色が付きました♪取り分けていただきましょう!
タラ入りポテトグラタン風♪オリーブの酸味とドライトマトの甘味が南仏チック

30分くらいで完成した「ブランダード」です。パン粉がサクサクに焼けてパン粉焼きのように見えますが、取り分けてみるとオリーブやトマトが出てきて、どんな料理なんだろう?と初めて食べる料理にワクワクします♪
食べてみるとやさしい味わいのポテトグラタン風。牛乳で軽く煮込んだじゃがいもやタラのほぐし身がマイルドな味わいです♪そこにオリーブが合わさると独特の酸味と香りが付いて、一気におしゃれな味わいに!ドライトマトもとても甘く、オリーブとドライトマトの相乗効果でマイルドな「ブランダード」に奥行きが出ますよ。
子どもはやはりオリーブが苦手なようでしたが、タラの身はほぐれていて骨も無いので魚入りとは気づかずに食べていたようです。
タラ料理の幅が一気に広がる「ブランダード」。気軽に作れる南仏料理♪

タサン志麻さんが『沸騰ワード10』で披露していた「ブランダード」。筆者は初めて知り、未知の料理でしたが、食べてみるととても食べやすく、タラがこんなにおしゃれな味わいになるのか!と驚きました。
タラは煮つけや鍋に入れるのが定番で、他の料理にすることが無かったので「ブランダード」はかなりお気に入りになりました♪
タラの皮と骨を取り除く工程が少し面倒に感じますが、売っているタラの切り身にはそれほど骨が含まれていないので、他の魚に比べるとかなり扱いやすいと思います。
南仏の郷土料理をおうちで食べられるのは贅沢な気分になりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
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