世界的に有名なフレンチの三國シェフ。自身のYouTubeチャンネル『オテル・ドゥ・ミクニ』でフランスのもったいない料理「牛肉のソテーリヨン風」を紹介。
【シェフ三國の楽レシピ】仏・リヨンの名物料理「じゃがいものリヨネーズ」に挑戦!な~んだ簡単な炒め物ね
フランスのもったいない精神・アンチガスピアージュとは?
三國シェフはYouTubeで「牛肉のソテーリヨン風」を作る前に、アンチガスピアージュという言葉も紹介していました。ガスピアージュとはフランス語で無駄という意味があり、それのアンチ…アンチガスピアージュとは無駄に反対するという意味なのだとか。
フランスでも日本同様に、食材の無駄を出さずにおいしく食べるという動きがあるそうです。フランスの家庭料理の定番「牛肉のソーテリヨン風」に使われるのは牛肉の切り落とし肉。
ステーキやポトフ用に切り出したブロック肉に比べてリーズナブルな値段で売られることから、家庭では牛肉の切り落とし肉を使って炒め物を作るようですよ。
端肉だっておいしさには変わりありませんよね。むしろ薄くて小さく切られているので火が早く通り、子どもでも噛みやすいというメリットがありますよ!牛肉の切り落とし肉と玉ねぎを使ったフランスのもったいない料理を作ってみます!
切り落とし肉がポイント!「牛肉のソテーリヨン風」を作ってみた!
三國シェフは鉄製のフライパンを使っていたので終始強火で炒めていましたが、筆者はフッ素樹脂加工のフライパンを使用するため、強めの中火にして作ってみます。
また三國シェフは赤ワインビネガーを使っていましたが、米酢で代用できることなので今回は米酢を用意しました。
【材料】(2人分)
牛切り落とし肉…200g
玉ねぎ…1個
無塩バター…25g
赤ワインビネガー…大さじ1 ※米酢で代用可
パセリ…少々
塩・こしょう…各適量
1. 玉ねぎを5mm幅の薄切りに、牛切り落とし肉をほぐしておきます。
玉ねぎは薄くもなく厚くもない5mm幅程度に切りました。
2. 強めの中火で熱したフライパンで無塩バターの半量を溶かし、玉ねぎがうっすらと色づくまで炒めます。
強めの中火で2分ほど炒めるとうっすらと色づきました。炒めた玉ねぎはお皿に一旦取り出しておきます。
3. 玉ねぎを炒めた後のフライパンに残りの無塩バターを入れて強めの中火で熱し、バターが溶けて茶色くなったら牛肉、塩、こしょうを加えて軽く炒めます。
バターが茶色く色づいてから牛肉を加えて炒めます。強めの中火なので薄切りの牛肉が30秒くらいですぐに色づきました。
4. 玉ねぎを加えて牛肉の色が8割程度変わるまでサッと炒めます。
炒めた玉ねぎを加えて1分ほど炒めると、牛肉の色がほぼ変わりました。強めの中火で炒めるのであっという間に火が通ります。
5. 赤ワインビネガー(今回は米酢)とパセリを加え、火を止めてサッと混ぜ合わせます。
仕上げに米酢とパセリを加えて火を止めて全体を混ぜ合わせます。
バターの風味と酢の酸味が軽やか!牛肉と玉ねぎのおいしさがダイレクト♪
三國シェフ直伝の「牛肉のソテーリヨン風」が完成しました。フランスではご飯やじゃがいも、茹でた麺などと一緒に盛り付けるそうなので、今回は2人分のご飯を添えてみました。
では「牛肉のソテーリヨン風」をいただきます。
牛肉は薄切り肉を使っているのでとてもやわらかく、玉ねぎもバターのまろやかさが染みていてやさしい甘さになっています。牛肉には軽く塩とこしょうを振っただけなので、全体的には牛肉の旨味と玉ねぎの甘さを味わうという感じです。
最後に米酢を加えたことで、少し酸味が付いているかなという程度。酸っぱいということは無く、軽やかな味わいで食べやすさが増しているように思います。
今回は米酢を使いましたが、赤ワインビネガーを使えば芳醇な香りも付きそうですよ。
バター、塩、こしょう、酢で味付けするので軽やかでシンプルな味わいに
牛の切り落とし肉を使うフランスのもったいない料理「牛肉のソテーリヨン風」はバター、塩、こしょう、酢で味付けするので、牛肉と玉ねぎの素材の味をダイレクトに味わえる料理でした。
今回はフッ素樹脂加工のフライパンを使ったので強めの中火で終始炒めましたが、それでも炒め時間は5分もかからないくらいで作れましたよ。
フランス料理と聞くと手が込んだ料理ばかりだと構えてしまいますが、シンプルな味付けで気軽に作れる料理もあることを知れました。
牛の薄切り肉と玉ねぎを使った料理と言えば、肉じゃがや牛丼に代表されるようにしょうゆや砂糖で甘辛く味付けすることが多いと思うので、さっぱりとした味付けの「牛肉のソテーリヨン風」を作ると、新鮮なひと皿になりますよ。
少ない材料であっという間に作れるのでおすすめです!ぜひ作ってみてくださいね。
切り落とし肉を使った炒め物で家庭料理の定番だそう。リヨンはフランス南東部にあり、玉ねぎの産地として有名。玉ねぎを使うのでリヨン風なのですね!フランスではバターと酢でシンプルに味付けするようですよ。牛肉と玉ねぎは日本だとしょうゆと砂糖で味付けしがちなので、新たな味に出会えそう♪
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フランスのもったいない精神・アンチガスピアージュとは?
三國シェフはYouTubeで「牛肉のソテーリヨン風」を作る前に、アンチガスピアージュという言葉も紹介していました。ガスピアージュとはフランス語で無駄という意味があり、それのアンチ…アンチガスピアージュとは無駄に反対するという意味なのだとか。
フランスでも日本同様に、食材の無駄を出さずにおいしく食べるという動きがあるそうです。フランスの家庭料理の定番「牛肉のソーテリヨン風」に使われるのは牛肉の切り落とし肉。
ステーキやポトフ用に切り出したブロック肉に比べてリーズナブルな値段で売られることから、家庭では牛肉の切り落とし肉を使って炒め物を作るようですよ。
端肉だっておいしさには変わりありませんよね。むしろ薄くて小さく切られているので火が早く通り、子どもでも噛みやすいというメリットがありますよ!牛肉の切り落とし肉と玉ねぎを使ったフランスのもったいない料理を作ってみます!
切り落とし肉がポイント!「牛肉のソテーリヨン風」を作ってみた!
三國シェフは鉄製のフライパンを使っていたので終始強火で炒めていましたが、筆者はフッ素樹脂加工のフライパンを使用するため、強めの中火にして作ってみます。
また三國シェフは赤ワインビネガーを使っていましたが、米酢で代用できることなので今回は米酢を用意しました。

【材料】(2人分)
牛切り落とし肉…200g
玉ねぎ…1個
無塩バター…25g
赤ワインビネガー…大さじ1 ※米酢で代用可
パセリ…少々
塩・こしょう…各適量
1. 玉ねぎを5mm幅の薄切りに、牛切り落とし肉をほぐしておきます。

玉ねぎは薄くもなく厚くもない5mm幅程度に切りました。
2. 強めの中火で熱したフライパンで無塩バターの半量を溶かし、玉ねぎがうっすらと色づくまで炒めます。

強めの中火で2分ほど炒めるとうっすらと色づきました。炒めた玉ねぎはお皿に一旦取り出しておきます。
3. 玉ねぎを炒めた後のフライパンに残りの無塩バターを入れて強めの中火で熱し、バターが溶けて茶色くなったら牛肉、塩、こしょうを加えて軽く炒めます。

バターが茶色く色づいてから牛肉を加えて炒めます。強めの中火なので薄切りの牛肉が30秒くらいですぐに色づきました。
4. 玉ねぎを加えて牛肉の色が8割程度変わるまでサッと炒めます。

炒めた玉ねぎを加えて1分ほど炒めると、牛肉の色がほぼ変わりました。強めの中火で炒めるのであっという間に火が通ります。
5. 赤ワインビネガー(今回は米酢)とパセリを加え、火を止めてサッと混ぜ合わせます。

仕上げに米酢とパセリを加えて火を止めて全体を混ぜ合わせます。
米酢は大さじ1杯と少量なのであっという間に混ざり、酸っぱい香りが広がりました。お皿に盛り付けたら完成です。
バターの風味と酢の酸味が軽やか!牛肉と玉ねぎのおいしさがダイレクト♪

三國シェフ直伝の「牛肉のソテーリヨン風」が完成しました。フランスではご飯やじゃがいも、茹でた麺などと一緒に盛り付けるそうなので、今回は2人分のご飯を添えてみました。

では「牛肉のソテーリヨン風」をいただきます。
牛肉は薄切り肉を使っているのでとてもやわらかく、玉ねぎもバターのまろやかさが染みていてやさしい甘さになっています。牛肉には軽く塩とこしょうを振っただけなので、全体的には牛肉の旨味と玉ねぎの甘さを味わうという感じです。
最後に米酢を加えたことで、少し酸味が付いているかなという程度。酸っぱいということは無く、軽やかな味わいで食べやすさが増しているように思います。
今回は米酢を使いましたが、赤ワインビネガーを使えば芳醇な香りも付きそうですよ。
バター、塩、こしょう、酢で味付けするので軽やかでシンプルな味わいに

牛の切り落とし肉を使うフランスのもったいない料理「牛肉のソテーリヨン風」はバター、塩、こしょう、酢で味付けするので、牛肉と玉ねぎの素材の味をダイレクトに味わえる料理でした。
今回はフッ素樹脂加工のフライパンを使ったので強めの中火で終始炒めましたが、それでも炒め時間は5分もかからないくらいで作れましたよ。
フランス料理と聞くと手が込んだ料理ばかりだと構えてしまいますが、シンプルな味付けで気軽に作れる料理もあることを知れました。
牛の薄切り肉と玉ねぎを使った料理と言えば、肉じゃがや牛丼に代表されるようにしょうゆや砂糖で甘辛く味付けすることが多いと思うので、さっぱりとした味付けの「牛肉のソテーリヨン風」を作ると、新鮮なひと皿になりますよ。
少ない材料であっという間に作れるのでおすすめです!ぜひ作ってみてくださいね。
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