こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。突然ですがみなさん、「えのきたけ」食べてますか?お鍋に入れたり炒め物にしたりと、季節を問わず活躍するきのこですが、調理する際は軸の根元部分を切って捨てますよね。
それ、切り落としすぎかもしれませんよ…?軸は、石づきのギリギリまで食べられるんです。というわけで今回は、根元のどこまで食べられるのか、実際に調理しながら試してみたいと思います!

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【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


えのきたけは、シャキシャキとした食感が特徴的なきのこでお鍋に入れるととてもおいしいですよね。
ただ、「石づき」が付いているので、軸の根元部分を切り落として調理する必要があります。

石づきとは、きのこが接地していた原木や菌床(おがくずなど)の部分のこと。汚いものではないですが、木くずなどが固まっているので、食べられるものではありません。
逆に言えば、石づき部分さえ除いてしまえば、後はすべておいしく食べられます。

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


以前、わたしがSNSでフォロワーさんたちに「えのきたけの軸の根元はどこまで切り落としていますか?」と聞いてみたところ、多くの方が石づきだけでなく、軸の白い部分も切り落として捨てていることがわかりました。
実はそれ、かなりもったいないことをしているかもしれませんよ…。

そこで今回は「えのきたけの軸はどこまで食べられるのか」を検証していきます!

えのきたけの軸、どこまで食べられる?

今回、えのきたけの軸の根元を2~3cmの幅の輪切りにして、「えのきたけの軸のステーキ」にして試食していこうと思います。

輪切りの仕方は、次の3パターンで切り分けました。

パターンA 石づきを付けたまま輪切り

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


今回は食味比較のため、石づきを付けたままの輪切りをステーキにして試食してみます。ちょっと味見が怖いですが…(笑)。


パターンB 石づきを薄~くカットして捨てた輪切り

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


石づきの茶色い部分のギリギリをカットした切り方です。多分、ここまでギリギリで切っている人は少ないんじゃないかと思います。

パターンC 石づきを大幅にカットして輪切り

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【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


多くの方はこのくらいカットしていると思います。もっと幅広に切って捨てているという方もいると思いますが、切り過ぎると軸がバラけてステーキにできないので、今回はこのくらいまでにしておきます。

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


えのきたけの軸のおいしい食べ方

では、A~Cのパターンを切り分けたところで、いよいよ調理していきます。

「えのきたけのステーキ」は、軸が凝縮してくっついている根元部分ならではの一品です。シャキシャキとした食感がおいしいので、気になった方はぜひ試してみてくださいね。

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


材料
えのきたけの軸(※)…1袋分
ゴマ油…大さじ1

[A]
しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ1
料理酒…小さじ1
にんにくチューブ…小さじ½

※今回のえのきたけは軸が小さめだったので、3袋分の軸を上記の分量で焼きました。

作り方
1. [A]をすべて混ぜておく。

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2. フライパンにゴマ油を入れる。

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3. えのきたけの軸の両面に焼き目がつくまで加熱する。

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


4. 混ぜ合わせた[A]を加え、軽く火を入れて調味料が絡んだら器に盛り付ける

【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


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最後に刻んだ青ねぎ(分量外)を添えて…完成しました!上記は、パターンBの軸の輪切りですが、なんだかフォアグラのような見た目で高級感があります(笑)。


【実証実験】「えのきたけの”根元”はどこまで食べられる!?」軸のステーキで試してみた!【青髪のテツ】


では実食!

パターンA(石づきカットせず)の感想

えのきたけの食感に調味料が絡んでおいしい…と思ったのもつかの間、口の中に嚙み切れない木くずのようなものが残りました…(汗)。やはり、石づきは食べられるものではありません。木くずが付いている部分はしっかりカットしなきゃだめですね~。

パターンB(石づきギリギリでカット)の感想

食べた瞬間、濃厚なえのきたけの旨味が広がります!軸がギュギュっと凝縮していて、食感がコリコリで楽しい。そこににんにくのパンチが効いたタレが絡んで、これは本当においしい。パターンAのような石づきの食感はまったくありません。

パターンC(石づきを大幅にカット)の感想

これは普通においしいです(笑)。食感がシャッキシャキで、タレのコクもしっかりきのこに絡んでます。ただ、パターンBの方が旨味が凝縮している気がします。軸の密度が関係しているのかもしれません。

以上、食べ比べてみて…
「パターンB(石づきギリギリでカット)が一番おいしい」
という結論に至りました。

というわけでみなさん、えのきたけの軸の根元は石づきギリギリまで食べましょう!
(もちろん、あまりにもギリギリに切り過ぎると、石づきが残ってしまうリスクがありますのでご注意)

えのきたけの軸は旨味が強く、栄養も豊富に含まれています。
今回のようにステーキにすれば、一層その味わいを楽しめますよ。
これまでえのきたけの軸を大きく切って捨ててしまっていたという方は、ぜひ1度試してみてくださいね。
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