埼玉県民ならお馴染みだという「スタカレー」。カレーかと思いきや、ひき肉入りの餡がかかったあんかけ丼だそう。
「スタカレー」発祥店は、埼玉県上尾市にある町中華「娘娘(にゃんにゃん)」だそうですが、現在では上尾市や桶川市などを中心に広く提供されているご当地グルメ。YouTubeの料理系チャンネル『休日おうち外食』で「スタカレー」の再現レシピを発見しました!関西在住の筆者は「スタカレー」を食べたことが無いので、再現してみます♪

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「スタカレー」は上尾市や桶川市などでおなじみのピリ辛味のあんかけ丼

娘娘(上尾市)

埼玉県で知られるご当地グルメのスタカレー(スタミナカレー600円)を頂きに娘娘サンにお邪魔致しましたがランチ時後に来たのに10人待ちで私が帰る14:00前には15人待ちになっていました

味は挽肉タプリのピリ辛餡掛け御飯とゆう感じで並でもカナリの量あってビクリしました pic.twitter.com/ogN3SQ1AVB— えりりん (@bP7H9j8Y90zNa1N) February 26, 2023
X(旧Twitter)に「スタカレー」の画像をポストしている方を見つけました。

埼玉県民のソウルフードだという「スタカレー」は、埼玉県上尾市にある町中華「娘娘(にゃんにゃん)」の看板メニュー。カレーという名前が付いていますが、カレーでは無く、豆腐が入っていない麻婆豆腐のようなピリ辛餡がたっぷりとかかった丼です。

「娘娘」は上尾市をはじめ、周辺の市に複数店舗があるようで上尾市、桶川市、浦和市、大宮市周辺ではメジャーな町中華だそう。

YouTubeの料理系チャンネル『休日おうち外食』で「スタカレー」の再現レシピを見つけました!チャンネル運営者さんは、オリジナルラーメン作りが趣味とのこと。お店で食べた料理の味を再現するのもお得意なようです。

「スタカレー」の再現レシピもきっと本家の味に近いのでは?関西在住の筆者は現地で「スタカレー」を食べることが出来ないので、再現レシピで味わってみます♪

埼玉県民のソウルフード!「スタカレー」を作ってみた!

下記材料の他にご飯もご用意くださいね。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


【材料】(1~2人分)
豚ひき肉…300g
ニラ…2本 ※今回は10g使用
にんにく…1かけ
しょうが…1かけ
しょうゆ…大さじ2
酒…大さじ1
オイスターソース…小さじ1
砂糖…小さじ1強
鶏ガラスープの素(顆粒)…大さじ1
うま味調味料…5振り
みそ…小さじ1
豆板醤…適量 
ゴマ油…大さじ1強
塩・こしょう…各少々
水溶き片栗粉…適量 ※今回は片栗粉大さじ1と1/2+水大さじ2を混ぜたものを使用
ラー油…適量

1. にんにくとしょうがをみじん切りに、ニラを長さ4cm程度に切ります。しょうゆ、酒、オイスターソース、砂糖、鶏ガラスープ、うま味調味料、みそ、豆板醤を混ぜ合わせておきます。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


ニラはみじん切りではなく、少し長めに切るようです。調味料を先に混ぜておきました。


2. ゴマ油を引いたフライパンを中火で熱し、しょうがとにんにくを香りが立つまで炒め、豚ひき肉、ニラ、塩、こしょうを加えて豚ひき肉の色が変わるまで炒めます。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


しょうがとにんにくを1分ほど炒めると香りが立ったのでひき肉を投入。レシピではニラも一緒に加えるようになっていますが、豚ひき肉を先に4分ほど炒めて色が変わってからニラを加えてサッと炒めました。

3. 先に合わせておいた調味料を加え、具材がひたひたになる程度の水を加えて、2分ほど煮込みます。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


しょうゆ、酒、オイスターソース、砂糖、鶏ガラスープの素、うま味調味料、みそ、豆板醤を良く混ぜた合わせ調味料と、今回は水150ml(分量外)を加えました。

本家の「スタカレー」は豆板醤を多く使って辛めの味付けにしているようですが、筆者は唐辛子の辛さが苦手なので今回は小さじ1/3程度を加えました。

4. 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、ラー油を加えます。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


2分ほど煮込んだら水溶き片栗粉を加えます。とろみはお好みの硬さで仕上げるとのことなので、今回は片栗粉大さじ1と1/2杯に水大さじ2杯を加えた水溶き片栗粉で少しゆるめに仕上げました。お皿に盛り付けたご飯適量(分量外)にかけたら完成です。

しょうゆ系のキリッとした味に豆板醤の刺激!あんかけなのでスルッと入る!

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


埼玉県民のソウルフード「スタカレー」が完成しました。再現レシピを参考にしたYouTubeの料理系チャンネル『休日おうち外食』の仕上がりは、もう少し餡がとろっとしているようでしたが、筆者が作った餡はとろみが緩かったよう。
ご飯にかけると餡の水分がご飯の間に落ちていきました。

そして、本家・埼玉県上尾市の町中華「娘娘」のサイトで見た「スタカレー」は餡がかなり多く、赤茶色の餡がご飯を覆いつくすようにかかっていたので、見た目の再現率はあまり高くない仕上がりに…。

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


すくってみると、豚ひき肉がたっぷり!このひき肉の多さは再現レシピ考案者さんのオリジナルのようですよ。

食べてみると、しょうゆとオイスターソースのキリッとした塩味が広がり、甘さはかなり控えめ。辛い味が苦手なため今回は豆板醤を小さじ1/3杯加えましたが、この量だとほんのりとピリ辛という程度でした。本家の「スタカレー」を食べたことが無いので正解の味が分かりませんが、豆板醤は小さじ1杯以上を入れるのが正しい気がします。

ちなみに『休日おうち外食』の動画では、豆板醤をチューブからぶちゅ~っと出して大さじ1杯以上はありそうな量を加えていました。

今回作った「スタカレー」は餡のとろみが弱く、ひき肉たっぷり丼のような食べ心地でした。水溶き片栗粉の量も倍くらいは必要だったかも。そして、とろっとでは無く、どろっとした重たいとろみを目指した方が本家に近づけそうですよ。

「スタカレー」は町中華らしい、親しみのあるピリ辛しょうゆ味のあんかけ丼♪

【埼玉ソウルフード】謎の「スタカレー」に挑戦!醤油系のキレッキレ餡に豆板醤の刺激!実は町中華発祥です


埼玉県民のソウルフード「スタカレー」は、食べたことがある味だな♪と思わせる、親しみのあるピリ辛しょうゆ味のあんかけ丼でした。

今回は豆板醤の風味が弱かったので、食べる時にラー油を足して辛さを調整しましたが、しっかりと辛い方がスタミナ系の味がしておいしくなったので、辛い味が平気な方はぜひ、豆板醤を多めにしてパンチのある辛さで作ってみてくださいね。


ちなみに「スタカレー」のピリ辛餡は、元々「スタミナラーメン」にかけていた餡だそうで、常連さんが餡をご飯に乗せて食べていたことから、メニュー化されたそうですよ。名前にカレーと付いているのは、盛り付けがカレースタイルだったからだそう。

埼玉県民のソウルフード「スタカレー」はきっと埼玉県外では食べられない丼だと思うので、気になる方は再現してみてくださいね。
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