ここのところ、国内外で愛好家が増えているウイスキー。特に国産の高級銘柄はプレミア価格がつき、手の届かない金額になっているようです。
ウイスキーは嗜好品だけに、その味わいに好き嫌いが分かれます。もし好みではないウイスキーをもらったら、あなたならどうしますか?YouTubeの「わいドットの料理研究チャンネル」で紹介していた、このアップルバーボンはその回答のひとつです。簡単に作れますので、詳しく紹介していきますね。

【ニッカウヰスキー公式】「漬け込みウイスキー」って何だ⁉え、プチトマトを漬けるの⁉10日間漬けてみた

「自家製アップルバーボン」の材料と作り方

【材料】※1人分
・りんご(王林)…1個
・ウイスキー…300ml(目安)
・シナモンスティック…1本
・蜂蜜…50g

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた


りんごはヘタと芯を取り、保存瓶に入れやすい大きさ(8~16等分)に切っておきます。

【作り方】※調理時間:5分+漬込み:10日
1. りんごを瓶に入れ、シナモンスティックをその隙間に入れます。

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた

※いくつかりんごを入れたところで、真ん中に刺した方が入れやすいです。

2. 上から蜂蜜を注ぎ、その上からひたひたにウイスキーを注ぎます。

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた

※りんごが浮いてきますが、気にしなくても大丈夫です。

3. フタをして、冷暗所で10日間、置きます。

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた


4. 10日経過したら、状態を確認します。

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた


10日間放置しておいたアップルバーボンは、いつの間にやらずいぶんと色がついていました。保存瓶のフタを開けると、シナモンの香りと甘いウイスキーの香り、そしてりんごのほのかな香りが広がりました。


【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた


まずはオンザロックにしてみました。YouTubeでは蜂蜜を足して飲んでいましたが、そんな必要はないくらいに甘くなっていましたよ。ウイスキーの味はもちろんするのですが、思ったよりシナモンが強く感じられましたので、りんごの中でも小ぶりな王林よりももっと香りの強い大きいりんごの方がいいかもしれません。シナモンはりんごの香りによく合いますね。氷で冷やしながら飲むと、いくらでも飲めてしまいそうで危険です(笑)。

【眠っているウイスキーの活用法】リンゴ×シナモンの香りがヤバい♡「アップルバーボン」手作りしてみた


次はソーダ割りにしてみました。あまり薄めてしまうのももったいないので、ウイスキーとソーダを1対1にしてみましたが、それでもとてもさっぱりして甘さ控えめになりました。こちらはさらにグイグイ飲めてしまいそうで、やはり危険ですね。

ちなみにアップルバーボンというのは商品名でもあり、アップルリキュールとバーボンをブレンドしたドイツのリキュールです。昔からウイスキー類はフルーツと相性がいいのでよくブレンドして販売されており、ウイスキーを飲み慣れない人でも飲めるようにと作られたものです。そもそも名前にバーボンとついているので、バーボンで作らないといけないような気もしますが、ウイスキーには種類がたくさんありますので、いろいろ試してみるといいと思います。

似て非なるものですが、フランスにはカルヴァドスという名のアップルブランデーがあります。
ブランデーなのでアルコール度数はちゃんと40度あるのですが、りんごが丸ごとひとつ瓶の中に入っているものもあり、そのままアップルブランデーに漬けられているという見た目にも素敵なものです。どうやって瓶の中にりんごを丸ごと入れるのか?ですが、実は枝の先に小さな実がついた段階で瓶の中に入れて、そのまま育てるのです。なんとも素敵な発想のブランデーですが、残された問題はどうやって中のりんごを食べるか?です。実はバーテン時代に本当に食べてみたのですが、ほぼアルコールでした。ですので正解は、おいしくないから食べなくていい、です。

りんごの種類によってもきっと味は変わりますので、もし余ったウイスキーがあったら作ってみてください!
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