さすがに大ヒットと言わざるを得ない…!
 
 
現在”大ヒット”上映中の映画『ギヴン』が、公開10日目にして興行収入1億円を突破しました!
 
30館の劇場でのみ小規模で上映されていることに加え、昨今の情勢から遠くの上映館に足を伸ばしづらいというファンも多くいる中での1億円突破。すごすぎますね。
 
さらにミニシアターランキングも2週連続で1位を獲得。
 
同じBL作品である『囀る鳥は羽ばたかないThe clouds gather』は初週1位、2周目3位。
 
世界一初恋 プロポーズ編』は初週2位、3週目3位という結果なので、今年公開されたBLアニメ映画の中ではTOPの成績と言って良いかもしれません。
 

 
では、なぜ『ギヴン』がここまでヒットしたのか、またTVアニメ放送時から人気があるのになぜ小規模上映となったのでしょうか?
 
本記事では、Yahooニュースで公開された「BLUE LYNX」の発起人・フジテレビの岡安由夏プロデューサーへのインタビュー記事をご紹介します。
 
 

映画『ギヴン』興行収入1億円突破&2週連続1位!人気作品が小...の画像はこちら >>

 
 
インタビュー記事では「フジテレビがBLのアニメレーベル(BLUE LYNX)を立ち上げた経緯」「BLの映像作品は今年が「勝負の年」?」「BLをめぐる市場は今どうなっているのか」の3つについて話されています。
 
BLUE LYNXが立ち上がった経緯については、過去にライブドアニュースが行ったインタビューでも話されていますので気になる方はそちらもチェックしてみてください。
 
 

映画化は最初から決まっていた?「続きは劇場アニメで」

岡安さんは記事内で、『ギヴン』がノイタミナからBLUE LYNXにつながった経緯として、「2017年にテレビの企画を決めたときから、映画がセットでした。深夜のアニメ枠「ノイタミナ」の企画として立てて、(原作にはまだ続きがあったので)続きを劇場アニメで、「BLUE LYNX」でやろう、というふうに決めていった形ですね。」と説明。(一部抜粋)
 
TVアニメ製作時から映画化が決まっていたということは、特別映像付き上映の高校生組トーク内でも内田雄馬さんが語られていましたが、こういう経緯だったんですね。
 
 

「万人受けではないけれども確実にファンがいる作品をやっていこう」

BLUE LYNXは「大きく稼ぐようなものでなくても、一定のコアなファンが強くいる作品をアニメ化して、着実に回収していく。もともとファン層が見えているコアなもの、万人受けではないけれども確実にファンがいる作品をやっていこう」という発想で立ち上げられました。
 
その中で、小規模上映になった理由を「映画の内容と宣伝のターゲットを、無闇に広げるのではなく、今見えているファン層に絞る戦略をとった結果です。また、興行の他に、配信などの二次利用、商品化、海外への販売も積極的に行うことで総合的に結果を出していきたいと考えています。」と話されています。(一部抜粋)
 
実際、アニメ放送時にはFOD独占配信だったTVシリーズも、劇場上映前にdアニメやNetflix、U-NEXTなどでの配信がスタートしています。
 
『ギヴン』の公式Twitterアカウントによるツイートのリプライは高確率で海外のファンのツイートが見られますし、劇場アニメ『囀る鳥~』が台湾や韓国などで大ヒットするなど、BLUE LYNX作品への関心の高さは伺えます。
 
 

気になる今後の展開

記事内で「映画を主軸にして考えています。」「その後(海辺のエトランゼ公開後)については、まだ具体的に発表していませんけれど、継続的に作品を出していきたいなと思っています。」と、ファンが最も気になっていたといっても過言ではないBLUE LYNXの今後についても語られています。
 
少なくとも『囀る鳥は羽ばたかない』の第2章「The storm breaks」は制作が決定していますが、今後どの作品がアニメ化されるのか、とても楽しみです。
 
(ギヴンのBD・DVD情報いつ出るんだろう)
 
 
インタビュー記事ではほかにも『囀る鳥は羽ばたかないThe clouds gather』を制作したことによる手応え(海外の反応)や、BL作品のSNSでの反響の大きさについてなど興味深い内容がたくさん語られていますので、お時間ある方・BL作品が好きな方などはぜひ読んでみてください!
 
インタビュー記事:今年はBL勝負の年?公開された『映画 ギヴン』の健闘とフジテレビBLアニメレーベル
 
 
(c)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
 
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