こんにちは、碓井玲菜です。

モデル・女優として活躍中。
寒くなってきましたね。最近はワインを学びはじめて、季節の新しい楽しみ方を知りました。
夏は爽やかな飲む白ワイン、冬はホットワインとか。
旬でいうと、11月はボジョレー・ヌーボーの解禁がありますよね。
ワイン通も唸る!!国産ワイン専門店「 Sirocco(シロッコ)」

今回伺うのは、高田馬場駅から徒歩1分の場所にあるワインバー「Sirocco(シロッコ)」さん!日本ワインを専門としていて、酒屋さんなどでは手に入らないマニアックなワインも揃えているのだそう。
これは日本ワインの知識を増やすチャンス!とっても楽しみです。

チャージやサービス料無しで、ワインは1杯700円から。
そもそも、日本ワインってなに?

ソムリエ試験の時に日本ワインについて学んだけど、どのワインにしよう……?
基礎からおさらいしたいかも。
日本ワイン専門店「 Sirocco(シロッコ)」オーナーソムリエ 岩間さんに教えてもらいました

▲「 Sirocco(シロッコ)」オーナーソムリエ 岩間さん

岩間さん
碓井さん、いらっしゃいませ。日本ワインは、北海道から九州の方まで、全国で小さなワイナリーが増えていて、とっても面白いんですよ。ご紹介するワインで、少しでも日本ワインに興味を持っていただけると嬉しいです。
日本ワイン=日本で作られたワインではない?


碓井
そもそも日本ワインって、どういうものなんでしょう?国産ワイン=日本ワインではないんですよね?

岩間さん
国産ブドウ100%で作られたワインだけが「日本ワイン」と名乗れることになっています。輸入したブドウや果汁を使って製造すると、表示上は「国産ワイン」となりますね。


岩間さん
歴史をさかのぼると、日本のワインづくりは140年ほど前からはじまっています。
碓井
え?そんなに前から。
岩間さん
ええ、諸説ありますが。その頃には山梨でブドウが栽培され、ワインが醸造されていたそうです。今でも、山梨はブドウの名産地ですよね。まずは日本固有のブドウ品種で、日本ワインの代表的なブドウ品種ともいわれる「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で作られたワインを飲んでみましょうか。
日本ワインの代表選手、甲州ワイン!

セレクト<やや辛口>/イケダワイナリー

岩間さん
1杯目は、山梨県のイケダワイナリー「セレクト」を。辛口につくられた甲州ワインは、ドライな味わいと繊細な苦みが特徴です。「セレクト」はそのお手本ともいえる味わいです。


碓井
乾杯!


碓井
爽やか!ドライだけど、喉に残る感じがなくて、エレガントな感じ。
岩間さん
樽で熟成させていますが、重すぎないですよね。繊細な味わいで、和食にもよく合います。スダチなどの和柑橘も好相性です。日本ワインにもヌーボーがあるって知ってた?


岩間さん
次は「マスカット・ベーリーA」を使ったワインを。よかったら、その中でも新酒、“日本ワインのヌーボー”を飲んでみませんか?

碓井
日本ワインのヌーボー??ぜひ、飲んでみたいです。

岩間さん
ボジョレーヌーボーと同じように、日本ワインにも新酒があるんです。今年採れたブドウをワインにします。中でも、先ほどご紹介したブドウ品種「甲州」と、この「マスカット・ベーリーA」で作られた新酒ワインは「山梨ヌーボー」と名付けられています。
解禁日も毎年11/3と決まっているんですよ。


碓井
山梨ヌーボー以外の新酒は、どれくらいの時期に発売されるんですか?
岩間さん
様々なんですが、早いところは9月、もちろん今から発売されるものもあります。山梨ヌーボーを初体験!

新酒/ホーライサンワイナリー

岩間さん
山梨のホーライサンワイナリーは、90年以上の歴史を持つ老舗です。生産本数が多くないので、出合えるのはちょっとレアかもしれません。こちらは、その名もズバリ「新酒」。新酒らしいキャンディのような甘みとフレッシュな味わいが感じられますよ。


碓井
本当だ!みずみずしくて、フレッシュ~!酸味がありつつ、甘みもあってジュースみたいに飲めちゃいます。
岩間さん
ボジョレー・ヌーボーなどでも感じる新酒独特の甘みと、マスカット・ベーリーAの甘み、両方ありますから、甘めのワインが好きな方におすすめです。では、同じブドウ品種で熟成させたワインと飲み比べてみましょう。
同じぶどう品種でワインを飲み比べ!


岩間さん
広島三次ワイナリーがマスカット・ベーリーAで作っているワインです。樽を使って熟成させているので、先ほどのワインとはまた違った味わいを楽しめますよ。


碓井
渋みと奥深さが加わって、落ち着いた味わい!甘みがあるのは変わらないんだけど、質が変わった感じがします。

岩間さん
香りの華やかさが印象的ですが、飲んでみると酸味や渋みがあります。香りと味の変化が楽しい一杯ですね。同じブドウ品種でも、樽で熟成させることで複雑さやボリューム感が加わります。

碓井
新酒の時期は、こうして飲み比べてみるのも楽しいですね。これから、もっと日本ワインも飲んでみます!

岩間さん
今回ご紹介したのは、日本固有のブドウ品種を使ったワインでしたが、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなどを使った日本ワインもあります。ぜひ、この辺りもチャレンジしてみてください。[/talkcont]秋は日本ワインのヌーボーも見逃せない!

日本ワインにも新酒があるなんて、今からの時期はワインづくしになりそうです。
ワインショップに行けば、日本ワインのヌーボーも手に入るので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。