カクテルを飲む時には、カクテルグラスという専用のグラスを使うのが一般的です。
もちろん自宅で、ひとりでカクテルを作って飲むだけならグラスはなんでもいいのですが、カクテルはお洒落な雰囲気で味わうとさらに美味しくなるので、それぞれのカクテルに合ったグラスを選びましょう。
■カクテルグラスの種類
カクテルを飲む時は、日頃のストレスを忘れて非現実の空間を楽しみます。そのためには、本格的なカクテルグラスを揃えましょう。
〇カクテルグラス

代表的なカクテルグラスの名前も「カクテルグラス」です。逆三角形をしていて、ふちに塩を付けるスノースタイルにしたり、カットレモン、切込みを入れたチェリーなどをふちに飾ったりすると素敵になります。カクテルグラスは90mlの液体が入りますが、60mlが適量です。
シェーカーを使って氷を入れずに作るカクテルを注ぐためのグラスです。100円均一でも買えますが、本格的なものでも700円代で買えるので意外と手頃ですよ。

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〇オールドファッショングラス(ロックグラス)

ブランデーやウイスキーなどを氷で割って飲むロックの時に使うグラスです。背が低く、どっしりと太い安定感のある形なので、男らしい雰囲気があります。ウォッカとホワイトキュラソーのカミカゼをはじめとする辛口のカクテルを飲む時に使うことが多いです。

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〇コリンズグラス(トールグラス、チムニーグラス、ゾンビグラス)

細長く背の高いグラスで、リキュールを使ったロングカクテルを飲む時に使います。細長いので氷を入れると自然と段違いに重なり、そこにカクテルを注ぐと光の反射がとてもキレイです。
他にも水割やソーダ割に使われます。容量は300∼360ml、1個だけで買うよりも3個セットや6個セットなどで購入するのが一般的です。

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〇タンブラー

カクテルをはじめとするアルコール以外のジュースやお茶などを飲む時にも使う、一般的なグラスです。平底で円錐の形をしていて、容量は180∼300ml、トニックウォーターやソーダを使ったカクテルを飲む時に使います。
夜はカンパリソーダやジントニックなどのカクテルを飲み、朝は水や牛乳などを飲める、何にでも使えるグラスです。コリンズグラスと似た形ですが、飲み口が広く背が低いです。

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〇リキュールグラス

カクテルによく使われるリキュール、ウォッカ、ラムなどをストレートで飲むためのグラスです。脚がついていてワイングラスに似た形をしていますが、飲み口が狭くなっているのは特徴です。ちなみに、カクテルグラスの足はステムといいます。
口が狭い理由はアフター ディナー カクテルという食後に飲む、甘いカクテルやアルコール度数が高いカクテルを飲むためのグラスだからです。強い甘さやアルコールが一気に入らないようになっています。

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〇ピルスナー・ゴブレット

タンブラーにステムがついたデザインが特徴のグラスです。もともとの意味は、取っ手がない酒杯という意味です。容量は240∼300mlとタンブラーと同じくらいで、ビールやカクテル以外にもソフトドリンクを飲む時にも使われます。

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〇ブランデーグラス

チューリップのような形のブランデーグラスは、ブランデー、リキュール、上質なワインを飲む時に使われます。
ブランデーグラス自体は180∼300mlの容量がありますが、アルコールを注ぐ場合は種類に関係なく、30mlを注ぎ、ゆっくりと揺らして空気を含ませながら香りを楽しみます。スニフターという別名は「香りをかぐもの」という意味です。

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〇ワイングラス

ワイングラスはワインベースのカクテルを飲む時に、よく使われます。内側に少しカーブしている飲み口は直径6.5㎝、ステムがついていて、無色透明、ガラスに厚みがあるワイングラスが理想的です。
カクテルを飲むためでも、ワインを飲むためでも、容量は150∼200ml以上が一般的です。さまざまなデザインがあるので、お気に入りを見つけてみましょう。

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〇ショットグラス(ストレートグラス)

ショットグラスはウイスキーやウォッカ・テキーラなどのアルコールが強いスピリッツを、ストレートで飲むときに使われます。ショットグラスには30mlのシングル・グラス、60mlのダブル・グラスがあります。スピリッツを飲む場合はカラーグラスでも問題ありませんが、ウイスキーを飲む時のために透明なものを選ぶのがおすすめです。

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〇ソーサー型シャンパングラス

逆三角形のカクテルグラスを丸くしたような形のソーサー型シャンパングラスは、容量が120mlです。口が広く、平べったい形が特徴で、ミキサーでクラッシュアイスと材料を撹拌してシャーベット状にしたフローズンカクテルを飲む時によく使われます。

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〇フルート型シャンパングラス

ワイングラスを縦に引き延ばしたような細長い形が特徴です。デザインはシンプルなものから、カットグラスになっていて細かい装飾が施されているものまであります。口が狭い分、炭酸が抜けにくいので、スパークリングワインを使ったカクテルや炭酸水を使ったカクテルにおすすめです。

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〇ジョッキ

正式な発音はジャグですが、日本ではジョッキで浸透しています。ビールを飲む時のグラスで、マグカップのような大きな取っ手が特徴的です。グラス製だけではなく、陶製のものもあります。
ジョッキは形によって名前が違い、裾広がりの短いステム付きならポカール、大ジョッキはフンペン、約500ml(1パイント)の陶製はスタインかストンです。

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〇ビアグラス

一般的な中間部分がくびれているビアグラスを、ピルスナーグラスといいます。これはビールを飲むためだけに作られたグラスで、ビールの泡や色合いをきれいに見せてくれます。ビールベースのカクテルを飲む時に使いましょう。
他にも、ワイングラスのようなゴブレットグラスやブリュッセルビアグラスなどがあります。ステム付きのチューリップ型のビアグラスもあり、ビール専門店に行くと、さまざまな種類を見つけることができます。

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〇サワーグラス

ワイングラスを縦長にしたような形が特徴です。名前の通り、レモンサワーをはじめとするサワーを飲む時に使います。日本のBARで昔から使われているサワーグラスはステムつきですが、最近は洗いやすさを考慮してステムがないサワーグラスも使われています。
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〇シェリーグラス

繊細な装飾がついた小さなワイングラスをシェリーグラスといいます。スペイン雑貨のお店に並んでいることが多いです。他のグラスよりも、赤やグリーンなどの色がうっすらついていることが多いです。シェリー酒やシェリー酒を使ったカクテル・レブヒートを飲むのにおすすめです。

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〇グラッパーグラス

ワインの搾りかすから作られるアルコール度の高いお酒・グラッパを飲む時に使われます。全体が細長いものや、グラスの底の部分がふくらんでいるものがあり、ステムがついています。

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■カクテルグラスを購入できる場所とは

カクテルを作るのに欠かせないカクテルグラスは、以下の場所で購入することができます。
●通販やオンラインショップ
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで購入することが可能です。
また、バカラやラリックといった高級ブランドはオンラインショップがあるので、そこで購入することもできます。
●百貨店やデパート
百貨店やデパートの食器売り場やカクテルグラスの専門店で購入することができます。
●100円ショップなど
100円ショップの食器売り場にもカクテルグラスが販売されています。
最も安価で購入できるので、数を揃えたいときに便利です。
■カクテルグラスの選び方

〇基本的にはカクテルのタイプや特徴によってグラスを使い分ける
カクテルグラスには、いろいろな種類があり、カクテルに及ぼす影響が全く違います。
できるだけ美味しく飲みたいのであれば、お酒の銘柄だけでなく、カクテルグラスにこだわってみるのもおすすめです。
家にあるグラスでもカクテルは飲めますが、カクテルグラスにもこだわることで、より本格的にカクテルを楽しむことができます。
カクテルグラスは、基本的にカクテルのタイプや特徴によって使い分けます。
自宅でカクテルを作る時、どんなカクテルが多いのかなどを考えてグラスを選ぶと良いでしょう。
〇カクテルグラスを選ぶ基本的な目安
一般的には、アルコール度数の強いお酒、味の濃いお酒は小さいサイズのグラス。逆に、度数の弱いお酒は容量が大きめのグラスが使用されます。
ですが、先述したようにカクテルグラスは種類が豊富にあるので、主なグラスの選び方をご紹介します。
〇ショートカクテルは「カクテルグラス」を選ぶ
短時間で飲みきるショートカクテルの場合は、一杯あたりの量が少ないカクテルグラスが適しています。
ショートカクテル用のグラスについているステムの長さは、5∼7㎝が一般的です。ステムを持った時に手がグラスの底に触れないものを探してください。
〇ロングカクテルなら「タンブラー」がおすすめ
ロングカクテルは氷を入れるので、口が広く入れられる量も多いロングタンブラーが適しています。10オンス(300ml)が標準となっており、シンプルなデザインのものから個性的な形のものがあります。初めてグラスを揃えるのであれば、スタンダードな形がおすすめです。
〇炭酸の効いたカクテルなら「コリンズグラス」
コリンンズグラスは細長いグラスなので、口が狭く炭酸が抜けてしまうのを防ぐ効果があります。炭酸飲料を使ったカクテルやビール・スパーリングワインをベースとしたカクテルを作ることが多い人におすすめです。
〇トロピカルカクテルは「ゴブレット」を選ぼう
ステムが短く安定感があるので、フルーツやストローを飾りつける「トロピカルカクテル」にぴったりです。カクテルを華やかにしたいのであれば、重量があるグラスを選びましょう。
「専門家の一言メモ」
氷が入っていないショートカクテルは、手の甲が触れているだけでゆるくなるのが早くなってしまいます。3分くらいの短時間で飲むショートカクテルを最後まで美味しく飲めるために、ステムの長さは大切です。
■まとめ

お洒落な雰囲気でカクテルを楽しむなら、カクテルグラスが欠かせません。自宅でもBARのようにカクテルを作って、ゆったりする時間を持ちましょう!