オンライン飲み会をしたいけれどどのツールが一番良いのか分からないという人のために、オンライン飲み会にオススメのアプリ・ツール14個を徹底比較。各アプリ・ツールの機能やアカウント登録の有無、上限人数や簡単な使い方をまとめました。
新型コロナウイルスの影響で、大人数で集まって飲み会を開くことが難しくなった今、「オンライン飲み会」というものが盛んに行われています。
オンライン飲み会とは、ツールやアプリを使ってオンライン上で顔を見ながら行う飲み会のことで、自宅にいたまま友人や家族と飲み会ができる新しいスタイルの飲み会です。
オンライン飲み会では、アプリやツールを活用し、ビデオ通話をするのが一般的ですが、ツールやアプリ選びに戸惑っている方も多いかと思います。
そこで、オンライン飲み会で使うアプリやツールの選び方、各ツールそれぞれの特徴をご紹介します。
■オンライン飲み会で使うアプリ・ツールの選び方
□最も重視すべきは手軽に始められるかどうか
オンライン飲み会で使うアプリ・ツールで最も重要なのが、「手軽に始められるかどうか」です。
アカウント登録が必要なものは始めるのに時間がかかってしまいます。
例えば、LINEやMessengerなど参加者全員が同じツールを使用している場合は、そのツールのビデオ通話機能をそのまま使うのが良いでしょう。
もし、参加者がバラバラのツールを使っていた場合は、アカウント登録が必要ないツールがオススメです。
□参加者人数もポイント
オンライン飲み会向けのツールには、参加人数が限られているものがあります。
だいたい4~8人であればほとんどのツールが使えますが、中には10人規模で飲み会をする場合もあるでしょう。
その際、10人以上でも対応しているツールを選ぶ必要があります。
□時間制限を気にするかどうか
参加人数だけでなく、時間制限があるツールもあります。
決まった時間内で終わらせることができる反面、「飲み足りない」「話し足りない」といった場合、一度通話を終わらせてから再びビデオ通話をする必要があります。
時間制限が気になる・面倒な時は制限がないツールを選びましょう。
□音質・画質を重視するか
オンライン飲み会で音質・画質を重視する場合は、Web会議ツール・アプリがオススメです。
もちろん、オンライン飲み会に特化したアプリやツールでも問題ありませんが、ビジネス向けのツールの方がオンライン飲み会に特化したものより、音質がいい場合があります。
■オンライン飲み会に特化したアプリ・ツール

外出自粛が続く中、オンライン飲み会に特化したアプリ・ツールが注目されています。
ここではその中でもオススメの2つをご紹介します。
□たくのむ
「たくのむ」は2020年3月28日にリリースされたオンライン飲み会に特化したツールです。作成した飲み会ルームのURLを参加メンバーに共有するだけなので、手軽に飲み会を始められます。
参加人数の上限は7人で、8人以上となると有料になってしまいますが、2020年5月現在、期間限定で12人まで無料となっていま
チャット機能がついており、画面や音声でのやり取りだけでなく、テキストやURLでのやりとりも可能です。
また、「たくのむ」では、PCで参加する場合のみ顔や背景を加工できます。
ただし、顔や背景を変えたい場合は、カメラエフェクトアプリ「Snap Camera」をインストールする必要があります。
「たくのむ」の公式サイトはコチラ
□Houseparty
「Houseparty」は、2016年に立ち上げられたビデオチャットができるアプリです。ユーザー登録を行いFacebookと連携することで、すぐに会話を始めることができます。
Facebookで繋がっている友人や家族とオンライン飲み会をしたい時にぴったりです。
「Houseparty」では、自分がFacebookで友達申請していない人ともチャットができます。グループ内の誰かが友達申請していればメンバーとして追加することができるため、友達の友達とも繋がることができ、自宅にいたまま交流の幅を広げることが可能です。
ビデオチャットの上限人数は8人とちょうどいい人数となっています。
また、ビデオチャット中に個別にメッセージを送ることができます。
「Houseparty」の公式サイトはコチラ
■オンライン飲み会に使えるWeb会議ツール・アプリ

仕事やリモートワークで使用しているWeb会議ツール・アプリもオンライン飲み会で使用することができます。ここでは、「Zoom飲み」「Teams飲み」で知られるZoomやTeamsなどのWeb会議ツール・アプリもご紹介します。
□Zoom
Zoomは、定番のビジネスツールですが、オンライン飲み会のツールとしても多く使用されており、「Zoom飲み」という言葉も誕生しました。
主催者1人がアカウントを持っていれば、全員アカウント登録をする必要がありません。
ビデオチャットルームのURLを共有するだけで、飲み会をすることができます。
ビジネスツールなので、音質が良く、スムーズに会話を楽しめる魅力がありますが、40分の時間制限があるので、長くやりたい場合は別途でルームを立ち上げる必要があります。
チャット機能があるので、音声や映像だけでなくテキストでのやり取りも可能です。
「Zoom」の公式サイトはコチラ
□Teams
Microsoftからダウンロードできるオンライン会議アプリ「Teams」もオンライン飲み会に使用されています。Zoomを使った「Zoom飲み」に対し、Teamsを使った飲み会は「Teams飲み」とも言われます。
Teamsは、グループチャットからいつでもビデオチャットを行うことができ、人数制限も時間制限もありません。
ビジネスツールなので、オンライン会議をした後にそのまま飲み会をするというように使っている人もいます。
「Teams」の公式サイトはコチラ
□Whereby
「Whereby」もオンライン飲み会で使えるツールです。
主催者のみアカウント登録が必要ですが、他のメンバーは登録する必要ありません。
元々はオンライン会議ツールなので、音質が良く聞き取りにくいといった心配はないでしょう。
ただし、無料でできるのは4人までで、5人以上のオンライン飲み会となると有料となってしまうので、少人数向けのツールです。
「Whereby」の公式サイトはコチラ
□Googleハングアウト
「Googleハングアウト」は、Googleアカウントさえあれば、誰でも使えるビデオチャットツールです。事前に、「ビデオハングアウト」のURLをメンバーに共有し、そのURLをクリックするだけで参加することができます。
最大10人8時間までビデオチャットを続けることができますが、ビジネス向けの「G Suite」に登録すれば、最大25人が参加できるビデオ会議ツール「Hangouts Meet」を利用することができます。
「Googleハングアウト」の公式サイトはコチラ
□Slack
「Slack」もビジネスツールの定番ですが、飲み会に使われているツールです。
チャット機能の他に、ビデオ通話機能があるので、会社の仲間との飲み会などにぴったりです。
Slackで飲み会をするにはグループを作る必要があり、1回の通話で最大15人が参加できます。
ただし、ビデオ通話機能が使えるのはデスクトップのみなので、スマートフォンでは参加できません。カメラ機能がついたパソコンを用意する必要があります。
「Slack」の公式サイトはコチラ
■ちょっと変わった飲み会が楽しめるアプリ・ツール

ビデオ通話を楽しむだけでなく、参加者全員でいろいろなことが体験できるオンラインサービスを紹介します。
□Remo
「Remo」は、まるでパーティのようにいろいろなメンバーと話ができるツールです。
画像デザインもパーティ会場や宴会場のようになっています。
参加者の上限は800人で、最大6人が1つの卓につくことになります。
誰がどの卓についているのか参加者内でわかるので、途中で卓を抜けて別の卓にいる人たちと会話することができます。
また、主催者は参加者全員の画面をジャックして飲み会の始まりと終わりの挨拶を行う、席替えを促すメッセージを出すことができます。
ただし、無料で使える期間は14日間で、それ以降は有料サービスとなります。
「Remo」の公式サイトはコチラ
□ネットフリックスパーティー(Netflix Party)
「ネットフリックスパーティー」は、動画配信サービスのNetflixが提供しているサービスで、Netflixの動画を一緒に見ながら通話を楽しむことができます。
ビデオ通話はできませんが、好きな映画やドラマを見ながらお酒を片手にあれこれ語ることができるので、映画好きな方にはオススメです。
動画を選び「Start the party」をクリックし、共有用URLを参加者へ送ることで、動画を一緒に見ることができます。
「Netflix」の公式サイトはコチラ
□オンライン居酒屋「ゆんたく」
オンライン居酒屋「ゆんたく」では、親しい友人や家族と飲み会ができる「貸切プラン」と、自宅にいながら知らない人と出会える「相席プラン」の2つのプランがあります。
事前にチケットを購入し、時間になったら参加するというようになっており、普通の居酒屋や相席屋のようになっています。
時間は90分となっており、貸切プランのみ延長することができます。
オンライン居酒屋「ゆんたく」の公式サイトはコチラ
■普段使っているアプリ・ツールでもオンライン飲み会は可能

□LINE
コミュニケーションツールでお馴染みの「LINE」もオンライン飲み会にぴったりのツールです。通常の通話はもちろん、ビデオ通話に切り替えれば顔を見ながら通話することができます。
普段使い慣れている人も多く、すでにあるグループLINE内でオンライン飲み会をするのであれば簡単に始められます。
スマートフォンからでも簡単にできるので、PCがない人にもオススメです。
ただし、画面に顔が表示されるのはスマートフォンの場合4人、PCの場合16人までとなります。
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□FaceTime
「FaceTime」は、iPhoneなどに標準搭載されているアプリで、iPhoneやiPad、MacBookなどAppleユーザー同士であれば簡単に顔を見ながら通話することができます。
相手がAppleユーザーでない場合は使用できませんが、一度に32人までと通話することができるので、大人数の飲み会にはオススメです。
また、FaceTimeは高画質・高音質な上、エフェクト機能や撮影機能なども充実しています。
標準搭載されているアプリなので登録の必要もなく、簡単に始めることができます。
「FaceTime」の公式サイトはコチラ
□Skype
Skypeビジネス・プライベートで使われることの多いツールですので、オンライン飲み会にオススメです。
Skypeでオンライン飲み会をする場合は、先に参加者を友達登録し、グループを作る必要がありますが、URLを共有して参加することも可能です。
パソコン・スマートフォンの両方からできるので、参加がしやすいのも特徴です。
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□Messenger
Facebookと連動しているMessengerでもオンライン飲み会が可能です。
グループ内でのビデオ通話が可能で、最大8名まで参加することができます。
スマホ・タブレットの場合、エフェクト機能があり背景などを変えることが可能です。
Messengerを使うには、Facebookアカウントが必要です。
ない場合は事前にアカウントを作る必要があります。
「Messenger」の公式サイトはコチラ
■オンライン飲み会をする際の注意点

□データ通信量を確認しておく
オンライン飲み会では、データ通信量が大きくなります。
「オンライン飲み会をしていたらデータ通信量がいっぱいになってしまった」ということがないよう、通信制限に引っかからないか確認しておくようにしましょう。
もし、自宅にWi-Fi環境が整っているのであれば、Wi-Fiを使用するのがオススメです。
□電波状況は良くしておく
オンラインなので、電波状況が良くないと会話中に途切れてしまうことがあります。
あらかじめ、自宅の電波状況を良くしておきましょう。
□イヤホンがないと難しい
パソコンやスマートフォンにはスピーカーがついています。
1対1で会話するのであれば、スピーカーでも問題ありませんが、複数人と通話するオンライン飲み会の場合、イヤホンがないと会話が聞き取りにくくなります。
イヤホンがない場合はあらかじめ用意しておきましょう。
また、イヤホンとマイクが一体化したヘッドセットがあれば会話がしやすくなります。
□飲み過ぎに注意
オンライン飲み会は終電や料金を気にせずいつまでもやることができるため、気が緩み、ついついお酒を飲み過ぎてしまう恐れがあります。
自宅だからといって飲みすぎないよう注意が必要です。
■まとめ

オンライン飲み会は、オンライン飲み会に特化したツールだけでなく、普段使っているLINEやFaceTime、会社で使っているウェブ会議ツール・アプリなどでも行うことができます。
さまざまなツールがあるので、手軽に始められるかどうかや時間制限、参加人数などでどのツールを使うか決めると良いでしょう。
オンライン飲み会でぜひおうち時間を充実させてみてはいかがでしょうか。